ラグビー部リレー日記

BEHAVE AS IF THERE IS A 24-HOUR VIDEO CAMERA WATCHING ME

投稿日時:2018/08/28(火) 22:11

頭が大きく、よく漏らす。漫画、彼岸島に出てくる赤ちゃん邪鬼(彼岸島 最後の47日間 第4巻参照)を想起させる原からバトンを受けた4年前川です。





最近漠然とした不安を感じている。



来年のワールドカップの開幕まで1年ちょっと、楽しみにしている人も多いことだろうと思う。

日本で来年再来年に開かれるスポーツの祭典。これを若いうちに、しかも東京で味わえることはとても幸せなことだと思っている。

しかし、それが終わった時に日本はどうなってしまうのだろうか。

僕は日本人がこの2大祭典の後、一種の燃え尽き症候群になってしまうのではないかと危惧している。



例えば2015年社会現象にまでなった五郎丸ブーム、これも残念ながら一過性のものとなってしまったといえる。ラグビー選手の継続的なメディアへの出演は叶わず、トップリーグの入場者数も思うようには伸びなかった。

五輪開催についても過去の開催国をみると五輪後に景気が落ち込んでいるケースも多い。

五輪、ワールドカップに国民の関心は向いているが、憲法問題、少子高齢化問題、災害からの復興など背中には重大問題を山ほど背負っている。

2大祭典を契機として日本がこれからも国際社会の中でより魅力的な存在となって行くのか、それとも高齢化や国際化の流れの中で衰退していってしまうのかの正念場がきっと2020年の夏以降にやってくると確信している。



大学生としての4年間ももうすぐ終わりを迎える。

同期にも来年からは社会に出るものがいて、数年後にはほとんどの東大ラグビー部の同期、後輩が社会人として活躍し始めていることだろう。

この来たる日本社会の正念場に、新しく社会のリーダー的存在として出ていって活躍し、日本を支えて行くことが僕たちに課された使命だと思う。

そのような存在になるにはまだまだ自分たちに甘いし、知識も人間性も圧倒的に足りていない。



OB・OGの方達は東大のラグビー部で一生懸命にラグビーに向き合うことが、その後の人生において大きな糧となるとよくおっしゃっているし、僕たちもそれを信じて日々頑張っているつもりである。

しかしまだまだ足りない。東大ラグビー部一人一人もっとラグビーも勉強も日々の生活も頑張れると思う。まだ頑張れるから不安を抱いているのかもしれない。

僕たちがやらずに誰がやるのだろうか。東大ラグビー部部員として頑張れるのはほんの少しの時間しかない。



かの有名なイングランド代表SO、ジョニー・ウィルキンソンの言葉にこんな言葉がある。



‘I behave as if there is a 24-hour video camera watching me. And will I be happy to sign off that video at the end of the day? That’s what I strive for.’

「私は、まるで24時間ビデオで監視されているかのように行動している。そして1日の終わりにそれにサインをする時にハッピーでいられるだろうか。そうなるように努力するのだ。(前川の適当な訳)」



この4年間東大ラグビー部に所属していたことが、将来自分のベースを作り上げたと胸を張って言えるように残り毎日24時間大切に過ごし、対抗戦でいい結果を得られるようにしたいと思う。





この秋が人生のハイライトとなるように……





拙文をお読みいただきありがとうございました。次はへたこんで一緒にコンビニに行って仲良くなった本田にバトンを回そうと思います。



 

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