ラグビー部リレー日記

僕はラグビーが大好きだ

投稿日時:2020/04/03(金) 20:10

 目が恐いのでこっちを見て欲しくない松元からバトンを受け取りました、吉田です。僕のように優しい目になってください。



 新型ウイルス対策により、突然練習ができなくなって2週間以上経つ。被害を最小限に抑えるため練習を禁止されることは当たり前で必要なことだと理解してはいるが、思うようにラグビーができない日々はフラストレーションの溜まるものだ。僕にとってラグビーは麻薬のようなもので、中毒性が高くしばらく離れると禁断症状が出る。それだけ僕はラグビーが好きだ。

 しかし、なぜラグビーが好きなのか実はあまり深く考えたことが無い。好きなものは好きでいい、それ以上深く考える必要は無いと思っていたが、新入生にはラグビーの魅力を言葉で伝えないといけないことも多いし、実際去年の杉井君のようにこのリレー日記を読んでくれている珍しい新入生がいるかもしれないので、僕の思うラグビーの魅力が新入生に伝わるように文章にしてまとめたいと思う。

 まずは、アドレナリンが体中に湧き上がるような独特の高揚感が要因の一つとして挙げられる。初めて試合に出たときのことを未だに鮮明に覚えているが、その時に感じた何故かぶつかっても転んでも痛くない不思議な感覚やボールを持って相手を飛ばすときの爽快な感触がラグビーが好きだと感じた最初の要因だ。キックオフ前、開始の笛を待ちながら相手のフォワードと向かい合いいよいよ互いの殺し合いが始まるぞという緊張感、体中からアドレナリンが分泌されるような感覚はとても心地よく、ラグビーが好きな理由の一つである。

 次に、他のスポーツには無いチームの一体感がある。ラグビーの試合の中で一番好きな場面は、自分がトライを取って振り返った時に仲間が駆け寄ってきてくれる光景である。その瞬間に、この人たちが体を張ってボールを繋いできてくれたから自分がここまでボールを運べたんだと実感する。そのうまく説明のつかない感動がなんとも言えない気持ち良さを体中に感じさせてくれる。

 また、ラグビーが究極のメンタルスポーツであることも僕にとって魅力の一つである。こんな例え話がある。ここに、15人が100%の力で押してはじめて開くとても重い扉がある。しかし一人でも裏切って1%でも出し惜しみするとその扉はびくともしない。その情報が15人に与えられなかったとすると、「きついし90%くらいでキープしておこう」と裏切る奴が一人でもいればその次は「自分が100%出してもこの扉はびくともしない。ならちょっとサボろう。」という奴が出てくる。この連鎖で、理論上15人いれば開くはずのその扉は永遠に開かない。ラグビーはまさにこのようなゲームであると感じる。自分が100%の力を出すことで勝利できると信じ切り、一人一人が仲間を信じて体力の限界まで使い切らなければ勝てない。一人でも出し惜しみすればそれはチーム内で連鎖的に伝播してしまう。この個人を超越したメンタルの駆け引きがラグビーの面白さであると思う。

 以上、僕がラグビーを愛する理由である。新歓では多くの団体が戦力の向上や活動を持続させていくための人数集めをメインテーマとしてやっている。もちろんそれは間違いではないと思うが、僕はそれよりも僕と同じようにラグビーが大好きになるような感覚を一人でも多くの人に体験してもらいたいという思いが一番強い。勇気を持ってラグビー部に飛び込んできてくれた後輩が4年間を終えた時に「ラグビー部を選んで良かった」と思えることが何よりも大切で、それが僕にとって何よりも嬉しいことである。

 長くなってしまったのでここまで読んでくれた新入生はいないかもしれないですが、もしいたら是非一緒にラグビーしましょう。コロナが落ち着いたらラグビー部の新歓に是非来てください。待ってます。



 次は、膝の怪我から驚異的な回復スピードで復帰間近の財木にバトンを回します。あとちょっと頑張れいっちゃん。

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