ラグビー部リレー日記

準備

投稿日時:2018/09/21(金) 23:20


顔もかわいい、しぐさもかわいい、全部かわいい1年の津田ちゃんからバトンを受け取りました、4年の江崎です。

武蔵大戦まで残すところあと2日となりました。大切な一戦であるだけに、緊張感のある日々を過ごしています。

対抗戦という大一番を前にすると、いったいどういう準備をして臨めばいいんだろうと分からなくなり、不安に駆られる時があります。

その答えのヒントとなる経験を自分たちは持っています。それは受験です。

東大は1学年3000人もいるので様々な人がいます。入ってみると分かりますが頭の良さもピンキリです(自分はキリのほうです)。しかしどんな東大生にも共通点があります。それは一発勝負の受験で合格者最低点を上回って、合格したことです(自分の翌年から推薦入試が始まったので彼らは例外ですが)。これは東大生皆が持っている一つの大きな成功体験でしょう。

受験生は一発勝負の受験に対してたくさんの準備をします。まずは地力をつけるために膨大な時間をかけて授業を聞き、問題集を何周も解きます。自分の志望校に届くにはどのくらいのペースで実力をつければいいのか逆算して、月単位、年単位で計画を立てるでしょう。そして力がついたら、志望校の過去問を解き、対策を練ります。自分の強み、弱みを考えながらどの教科で点を取るかを決めます。大学の傾向を分析してそれに特化した対策もします。また、模試をを重ねて実戦での対応力を身に着けます。突然難化した問題が出た時などの予期せぬ状況も、どのように対応するか考えておくでしょう。そして前日には会場の下見をして、不安要素をできるだけ取り除いて本番を迎えます。

ラグビーもこれと同じだと思います。ターゲットと定めた大事な試合に向けて、力を付け、分析し、対策を練り、本番で起きるあらゆる状況を想定して不安要素をできるだけなくす。個人とチームという違いはありますが、本質は同じはずです。

「とにかく自分たちのラグビーに集中しよう。」
これまでラグビーをしてきた中でたびたび耳にしてきましたし、自分もたまに口にします。これは自分たちがそれまでにどんな準備をしてきたかで意味合いが大きく変わる言葉だと思います。たまに相手のこともよく知りもせずにこのマインドで大事な試合に臨んでしまうことがありますが、よくありません。受験で志望校のことを何も対策せずに臨む人などほぼいません。それをしていいのは志望校(敵)に対して圧倒的に実力がある人(チーム)だけです。

この言葉はそれまでにあらゆる準備を積み重ねてきて、これ以上準備することはないといった境地に達したときにはじめて意味のある言葉になるのでしょう。いろんな状況を想定して対策をして、そして最後に、自分たちの心に向き合う。明学戦の直前のジャージ授与式で深津ヘッドコーチがおっしゃられていたことです。

では武蔵戦はどうなのかというと、限られた条件の中ですでに最大限の準備をしてきました。明日最後の確認練習をして、準備万端です。あとは自分の心と向き合うのみ。武蔵戦、精いっぱい頑張りたいと思います。

長文お読みいただきありがとうございました。
次は筋肉ダルマの2年山口にバトンを回したいと思います。

 

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