ラグビー部リレー日記

決意

投稿日時:2018/11/12(月) 22:55

「監獄」で私と同じ棟に収監されている川端さんからバトンをもらいました、1年の齋藤です。今回初めてリレー日記を書かせていただきます。どうか最後までお付き合いいただけると幸いです。


私は大学からラグビーを始め、かれこれ8ヶ月、ラグビーという競技に向き合ってきた。先輩方や、大学以前からラグビーをやってきた同期に比べれば、私がラグビーをしてきた時間は短いが、その中で自分なりに考えたことを記したいと思う。

 

ラグビーとは、実にキツいスポーツである。防具もなしに自分の身体1つでぶつかり合い、攻守どの局面でも走り続ける。セットプレーでは精密な動きが求められ、プレー中は常に周りの状況を見ながら、自分のするべき仕事を考え続ける思考力が必要になる。プレー中は、判断の連続だ。私はまだ未熟で、判断を誤ることも多い。それでも、自分で考えないことには何も始まらない。心の部分についても、ラグビーでは試される。ボールを持って猛進してくるトイメンに対して、恐れずにタックルに入る胆力。消耗した状況でも、自らを奮い立たせ走り続ける根気。自分の心の弱い部分が、ラグビーでは否応なしに露呈するのだ。グラウンド上では、自分の持つ力の全てがプレーのたびに試されている感覚を覚える。そして、できなかったことが自分の前に立ちはだかって、自分の未熟さを思い知らされる。

 

ここまで、ラグビーのキツさについて綴ってきた。他にも、毎週あるフィットネスはしんどいし、常に身体のどこかには痛みがある。課されているウェイトトレーニングは、授業との都合をつけてなんとかこなしている。それでも、私はラグビーが好きだ。

 

私はこれまでに、水泳や柔道、バトミントンなど、様々なスポーツをやってきた。どれもラグビーよりはるかに長い年数の間やってきて、それなりにその競技の魅力や苦しさを味わってきたと思っている。そして今は、そのいずれにもなかった魅力を、私はラグビーに対して感じている。そう、ラグビーはチームスポーツなのだ。それも、選手が自分の身をかえりみずに、仲間の為、チームの為に尽くす、いわば究極のチームスポーツである。対抗戦で、選手たちが自分の身を挺して相手を止めにいく姿をみて、私は改めてラグビーの魅力を実感した。チーム一丸となって勝利を目指す素晴らしさを知った。

 

では、私は仲間の為、チームの為に尽くせているのだろうか。常に全力で、自分のやるべきことに取り組めているだろうか。無論、まだまだだと思う。少し前までは、自分の取り組みがチームの為になるという意識すら希薄であったように思う。先輩たちは試合で戦う姿や、日々の練習を通してそのことを示してくれた。また同期たちが、高い目標を持って、熱い思いを抱いてラグビーをしていることも最近分かった。。彼らは、曖昧なビジョンしか持っていなかった私に、明確な将来のイメージを示してくれた。なんとなくラグビーが好きだからという理由で漠然と練習しているだけでは、多分四年間を無駄にしてしまうだろう。目標の実現の為、常に目的意識を明確に持つことが必要だ。彼らの思いに応える為にも、まずは今、目の前のやるべきことにひとつひとつこだわっていきたい。私はまだまだ未熟な選手であるから、徹底的にラグビーの基礎を身につける必要がある。仲間やコーチのアドバイスを参考にしながら、自分が成長するために必要なことを考え続け、ひたすらにそれをこなす。そのことが、やがて実を結ぶだろうと信じて、今の気持ちを忘れずに頑張っていこうと思う。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。次は、いつも明るい倉上さんにバトンを渡します。

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