ラグビー部リレー日記

最近思うこと2

投稿日時:2022/04/28(木) 08:00

同期の辻よりバトンを受け取りました奥山です。
彼は成績優秀でクソ真面目な人間かと思いきや練習前後には彼を中心として爆笑の渦が巻き起こっており、そのギャップに幾度となくやられています。リレー日記にも表れているようにブレない軸を自分の中に持っており、そういった面に惹かれている女性も多いとよく聞きます。ですが、家にだけは来ないでほしいです。


紹介して頂いたように今回は完全合流まであと1か月以内ということで今、そしてこれまで考えたことを書こうかなと思います。


まず手術は本当に辛かった。ただの注射でさえ心の準備が必要な程に小心者なので先生に手術内容を説明してもらっている時は生きている心地がしなかった。いざオペが終わって看護師さんに起こされると気分が悪いとかいうより心の底からホッとしたような気がする。けれども手の甲に点滴の針が刺さっているのに気が付いたときには気持ち悪さが増してしまった。
さらに入院期間中は一週間に一度、採血があったことも本当に嫌だった。


東京に戻ると、チームは秋シーズンに本格的に入っており毎週末試合が開催されていた。本当は戦う同期や先輩の姿を見てリハビリのモチベーションを上げるべきだったし、試合中は嬉しかったり悔しかったりといった感情があったが、当面復帰の見通しが立たない当時は、いちいち熱くなっていては心がもたないと、当事者意識を捨てるとともに自分の体のことだけを考えて、少しだけ殻に閉じこもっていた。
こう書くと去年活躍されていた先輩方や同期に申し訳なく思うが、別にネガティブな意味で振り返っているわけではなく、当時としてはその心の持ちようのおかげで一日たりとも休むことなくリハビリを続けられたので良かったかなと思っている。
そんな感じで昨シーズンはメンバー選考に絡むことはおろか一試合も出場することなく、すっからかんの中身で終わった。
そういえば確か、シーズンが終わった年末の名古屋戦のあと、深津さんに声をかけていただいたときに上のような返答をしたら、「まだまだ一年生だし、これからだよ」と言ってもらった。深津さんにそう言ってもらえたおかげで年末年始も構わずにトレーニングに励むことができた。
深津さん、いつもありがとうございます。


2月頭に今シーズンが始まると、予想外のことが起きた。
それはとても簡単に言うと練習内容が、その70%くらいの時間ボールを触らずに、決められた動作をやり続けるメニューになったことだ。
去年普通にプレーしていた選手からしてみたらつまらないと感じる練習だろうし、実際仲間からそのような声が聞こえたりしたこともあったが、自分としては予定よりもかなり早く、しかも衝突の危険性など無く皆と練習ができるということでとても嬉しかった。
練習メニューはなかなかきついものだったが、今シーズン一発目の練習では本当に久しぶりにグラウンド上で気分が高揚したことを鮮明に覚えている。


けれどもとても当たり前のことですが上に書いた、手術の時の絶望にも近い気持ち、練習に久しぶりに入れた時のめちゃめちゃ嬉しい気持ちもちょっと時がたって、毎日代り映えもなく部活と授業がある生活を送っていると忘れてしまいます。
でも、だからこそ当たり前といえばそこまでですが、ふつうに楽しい生活を送れていることに対して常に感謝、というか常にベストの環境を整えてくれる両親を含め自分に関わってくれる人たちに「ありがとう」の想いを持っていなければな、と今回様々な困難や不自由を経験して再認識させられました。
そして、常にUpdateされていく「今」が楽しいと胸を張って言える人生を送っていきたい、そのためにどう過ごせばいいのかを考えながら生きていきたいと思います。



リハビリ期間中に本当に心のよりどころとなってくれた先生や仲間がたくさんいました。

お忙しい中、僕のために時間を使って手術をしてくれた若松病院の内田宗志先生という尊敬できる素晴らしい先生とご縁が出来ましたことには本当に感謝していますし、廣瀨先輩は自分より先に同じ怪我をしていたため、リハビリは常に先輩に追いつかんとサボらずに頑張ることができました。
先月から開始したコンタクト復帰のプロトコルに嫌な顔一つせず付き合ってくださるアシスタントコーチの方々には本当に頭が上がりません。
ほかにもたくさんいます。が、ここで一々名前を上げることはせずに今日からもまたびっくりするぐらいの長い時間、一緒にラグビーをするでしょうからちゃんと直接会った時に感謝の気持ちを伝えていこうかなと思います。


怪我した時には来るのかさえわからなかった復帰の時も、もうすぐそこまで迫っています。

最後になりますが、今回の経験は今後の人生に間違いなく、何かしらの形でプラスの作用をもたらすと確信しています。物事に対する考え方に幅が出てくると言い換えてもいいのではないでしょうか。それほど自分にとっては大きな経験でした。

とはいえ、昨年ほとんど全体練習に参加できず、試合経験を積めなかったことは明らかに自分自身の強化の観点からはマイナスなことなので早くゲーム勘を取り戻して、場数を踏んでいって、プレーに根拠ある自信をつけていきたいと思います。

読んでくださりありがとうございました。

次は4年生の笹俣さんです。口数が少ない方なのでお話しをする機会は多くはないですが、試合中に強度の高いスクラムやコンタクトプレーを繰り返す姿は、THE背中で語るプロップという感じがします。
グラウンドで一緒に練習できる機会を本当に楽しみにしています。


 

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