ラグビー部リレー日記

どうしても文才が欲しい

投稿日時:2022/09/22(木) 11:00

S&Cの先輩である河内さんからバトンを受け取りました、2年スタッフの美浦です。
三方さんをはじめ4年生の選手たちが河内さんの人柄を絶賛しているのをよく聞きます。時々部室で、大谷選手についてやK-popについて話して盛り上がっているのを見るので今度私も加わりたいです。


突然ですが、ボトルが空になったときを想像してください。ドリンクを補充するとき、どのようにボトルの蓋を開けますか。
ドリンク補充は私たちスタッフの仕事の一つですが、毎回次のブレイクの前に補充しきるべく時間との闘いが行われています。どのように蓋を開けるのが最も効率が良いのでしょうか。この蓋の開け方にまつわる研究が、先日発表されたイグノーベル賞を受賞しました。

「つい笑ってしまうけれど考えさせられてしまう」研究を対象に贈られるのがイグノーベル賞です。
バナナの皮の摩擦係数を測定して、実際にバナナの皮が滑りやすいことを証明した研究が有名でしょう。人工関節の研究者が「痛みのもとになる摩擦を減らす仕組みはバナナの滑りやすさと同じだが、実際に滑りやすさを測定した学術的なデータはなかった」と言う理由から行ったそうです。
また、「カラオケを発明し、人々に互いに寛容になる新しい手段を提供した」と言うことで、空演奏のテープを作り再生装置にコインボックスを取り付けたカラオケ原型機を開発した日本人も受賞しています。
過去には、「寝ている人を起こすにはどれくらいのワサビを空気中にばら撒けばいいか」と言う一見悪ふざけのような研究が受賞し、実はその後聴覚障害者用の火災警報装置に使われたと言います。

今回の研究では、45本の直径が異なる円柱を32人に回してもらい、手の接触部の形状も変えるなどして研究したそうです。結果、つまみを回すときに使う指が2本から3本へと変わる円の直径は10ミリから11ミリ、3本から4本は23から26ミリ、4本から5本は45から50ミリと証明されました。つまり、ペットボトルの蓋は指3本、水筒のキャップは指5本で開けると効率が良いことがわかります。
オーディオの音量調整やペットボトルの開け閉めでは無意識に蓋を効率よく回せるようにつまみを掴んでいるのです。この研究は、今後製品デザインなどの分野で活用されることが期待されているそうです。

部では、ドリンク補充の際に水筒を毎回全てチェックするのではなく補充が必要な選手には水筒別カゴに入れてもらうという方法を導入し始めました。来年スタッフの人数は一気に減ってしまうので、その中で練習を滞りなく進めるためにこのような工夫が欠かせない年になりそうです。


8月の合宿前後から、来年の体制についてのミーティングが増えてきました。これまではのんきに過ごしてきましたが、最近は進振りの結果も出て2年生も後期だということをひしひしと感じ、私たちが4年生になる時のことも考える機会もあります。
スタッフは、4年生のいなかった去年と違い、来年は代替わりが起きます。人数も多く、一人一人が莫大な仕事をこなしている4年生がいなくなってしまったらどうなるのか不安は尽きません。来年、嫌でも変化を起こさなくてはいけないので、不安もあると同時に自分達でチームを作れると言う未知さにワクワクもします。

このリレー日記を書いている今、対成城の対抗戦が3日後に迫っています。
去年の夏、「2年生対抗戦時、困ったことがあったときに相談しようと思える存在になっている」と言う目標を立て、知識面での信頼と相談したいと思われるよう人柄への信頼を得るために勉強とコミュニケーションを行動指針にしました。もうその答え合わせをするときになったことに驚くばかりです。
スタッフとしての仕事に少し触れると、今年からメディカルのメンターを持つようになりセクションとしての仕事も増えました。相談されることも増え、怪我人の復帰に関わったり、試合でもメディカルとして現場で一人で動くようになったり、一層やりがいを感じますが全く独り立ちできる状態にはありません。
以前スタッフの先輩である若菜さんがリレー日記で、学年が上がって同期がスイカを着るようになり「勝ってほしい」から「勝ちたい」に気持ちが変化したと言うことを書かれていました。今の段階で私は試合のたび「勝ってほしい」という気持ちで臨んでいるような気がします。実際の貢献も伴って一緒に戦うためには、まだまだたくさんのことを吸収していかなければと感じます。怠け癖がひどいのですが、そんなことは言っていられないので、残りの短い期間で4年生から全てを吸収して安心して引退してもらおうと思います。


ここまで来年以降へのことを書きましたが、今シーズンもあと3ヶ月と少しです。
ただただラグビーに関われるのが嬉しくて部活に通っていた去年、私の中では「ラグビーが好き」と「部の個性豊かな人が好き」が別軸で成り立っていました。今年は、それがあわさって「チームが好き」という気持ちが大きいように思います。学生スポーツでは避けられないことですが、1年ごとにチームは大きく変わります。大好きな同期と最高の景色を見ることは揺るがない目標ではありますが、大好きな大好きな4年生とこのチームでいられる今を存分に充実させたいです。

今シーズンはもうリレー日記が回ってこないので今年のチームへの愛を書こうかと思いましたが文才がない故にこのようになってしまいました。ここで終わりにしようと思います。


次はS&Cの先輩である笹俣さんにバトンを渡します。プレー中の安心感も、話しかけてくださるときの優しさ故の安心感も私の中で群を抜いています。以前、体重目標の話をLINEしたときに誰よりも返信が優しくて驚きました。1対1で込み入った話をしたことはあまりないので、心残りのないよう残りの期間でたくさん話したいです。

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