受験生応援企画

深みを求めて

投稿日時:2023/01/15(日) 21:16

毎年恒例、東大ラグビー部の受験生応援リレー日記が今年も始まりました。トップバッターの新2年片桐です。毎年この企画では受験生に向けて、共テや2次試験のアドバイス、効率的な勉強方法を伝授しているようです。自分も共通テストに向けてのアドバイスを書こうと思ったのですが、書くのを忘れてしまい気づけば共テも終わっていたので、今日は受験生の皆さんに魂(精神面)のアドバイスをしたいと思います。

 

受験生の皆さんは共テが終わってひと段落しているところだと思いますが、共テ後の受験生は大きく3パターンに分かれると個人的には思っています。1つ目は共テがうまくいって2次試験に突き進むパターンです。このパターンの人たちは言うことなしなので引き続き頑張ってください。2つ目は共テが全然うまくいかなくて今年を諦めるパターン。この人たちも部活等で時間がなかったなど、仕方ないこともあると思うので来年に向けて突っ走ってください。3つ目は共テの点数が少し悪くて、志望校を変えようとしたり、急に私立の勉強を始めるパターンです。このような人たちには、ぜひ諦めずに第一志望に向けてあと1ヶ月頑張ってほしいなと思います。なぜなら、入試は2次試験の比率の方が多いのでチャンスは全然ありますし、落ちても浪人できるからです。多くの受験生が浪人だけはしたくない、あと1年勉強するなんて無理だ、と思っているかもしれませんが、浪人も悪くはないので少し浪人の魅力について語らせてください。

 

浪人を1年してみて思ったことは、東大意外とちょろかったなあ。でした。現役の時は、部活や学校行事に追われて余裕のない生活、くたくたで勉強が後回しになってしまうことが多いと思いますが、浪人すれば毎日暇なので、勉強のみに集中することができます。最初は時間に追われず、落ち着いて勉強することができますし、自分は現役の時は東大にかすりもしない学力でしたが、それでも夏の模試では現役相手に無双できてモチベーションを維持することができます。そうこうしているうちに気づけば冬になっていて、気づけば合格しちゃっています。浪人してパチンコや恋人ごっこさえ始めなければ、学力は必ず向上するので安心してください。

 

学力が向上したってつまらなかったらつらいと思う人もいるかもしれませんが、予備校はけっこう楽しいところだと思います。自分は高校同期3人と同じ予備校を選んだのですが、予備校に通うのは友達に会いにいくようなもので、毎日ウキウキで登下校していたような気がします。なので友人と同じ予備校を選ぶのは大切だと思います。また、同期だけじゃなくて同じクラスになった人たちとも友達になれますし、志望校が同じなので大学合格した後も何かと接点があったりします。

 

受験生の皆さんがこのリレー日記を読んで、入試失敗しても最悪浪人すればいっか。と、過度な心配なく受験に臨んでいただければ幸いです。個人的には浪人した方が人生がより豊かになると思っているので、第一志望を曲げずに果敢に挑戦していってください。東大ラグビー部を見ていても、現役で合格したお調子者の中には浅い人が見受けられますが、浪人した人は、おしなべて人間として深みを持っているなあと感じます。しかしまずは1ヶ月後の2次試験に向けて頑張ってください。

 

次は同期の石割真人にバトンを渡します。彼は残念ながら現役合格ですが、非常にいいやつです。しかし同期のくせにこれといって紹介することがなく困ってしまいました。浪人さえすれば話すネタに困らない深い人間になれるのでしょうが…。



 

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