ラグビー部リレー日記

還るべき場所

投稿日時:2011/10/27(木) 23:32

同期の梶川から回ってまいりました。今回のリレー日記を担当いたします永田翼と申します。更新に1週間かかった挙句、ウェブサイト担当の私に回すとは…。その度胸をラインアウトのスローでも見せていただきたいものです。
昨日はフロントロー激励会ということで、フロントOBの方々にフロントパート一同晩御飯をごちそうになりました。自分もフロントローを名乗るには全く体重が足りていない状況なので、このような場を設けていただいたことに誠に感謝しております。
スクラムをはじめとするセットプレーの安定はゲームを有利に進めていくために非常に重要なことであると心得ておりますので、激しい試合に耐えうる逞しい体を目指して精進していきたい所存であります。


話は変わりますが、私は先日の学習院大学との練習試合にて鞭打ち(頸椎捻挫)で首を痛めてまして、現在も練習に参加できずリハビリメニューをこなす日々が1箇月近く続いております。お気づきの方もいらっしゃると思いますが、前回のリレー日記の際も(日記とは程遠いものでしたが)怪我人でした。今年最初の練習、軽いトレーニンググで前回り受け身をするメニューがあり、そこで肩から落ちて鎖骨を骨折いたしました。今から思えば、期末テストや引っ越しの疲れがたまっていたのでしょうか。微塵の油断が大怪我につながり、このみっともない怪我のせいで5箇月怪我人でした。よって今年は半年怪我人だったことになります。


怪我人になるといろいろと見えてくるものが御座います。練習ができることの喜び、選手を支えてくれるスタッフの存在、――成長する仲間の姿。チームメイトが上手くなっていくということは当然喜ばしいことですし、私としてもそうなのですが、やはりどこか悔しい気持ちになります。現に同期の多くは対抗戦でメンバーとして活躍していますし、私と同じくラグビー未経験で始めた磯崎もシニアで精一杯頑張っていて、大きく差を空けられています。練習したいけれど怪我でできないという焦り、苦しみは日々私の心を蝕みます。鎖骨を折った時も、もうやめようかとか、部のスタッフになろうかとか、レフリーを目指そうかとかいろいろ考えたこともありましたが、主務の宮野先輩が手を差し伸べてくださったおかげで、復帰しようと心に決めることができました。そして、鎖骨骨折から復帰した時は練習がとても楽しく感じたのを覚えています。夏合宿にも間に合い、B戦にも出させていただくことができました。ラグビーのことだけを考えて過ごすことのできたあの期間は私にとってとても幸せなものでした。


リハビリは毎朝ラグビー場横のサブグラウンドで行っています。そばで仲間が練習をしているのを見て、一日も早く戻りたいという気持ちが湧き、私を蝕む負の心を抑えつけます。練習に出られない期間が長く続いたこともあり、学習院大学との練習試合以降はジュニアで練習することになりました。まずはジュニアの練習に出たい。そして、いつになるかはわからないけれども、体を鍛えてシニアに復帰したい。そここそが私の還るべき場所だと思う次第であります。


私に還るべき場所があるように、東京大学ラグビー部にも還るべき場所があるはずです。その場所に帰る日まで、我々は執念を燃やし続けなければなりません。故事に臥薪嘗胆とありますように常日頃から今の境遇を恥じ、高みを目指すことを忘れてはならない、そんな気がする今日この頃です。
普段学生新聞の記事を書く仕事をしたりしているのですが、駄文ですいません。
次回のリレー日記は、初登場、稀に見せる眼鏡姿がかわいい、女子マネージャー1年生・泉野真奈さんにお願いしたいと思います。

PostScript
ウェブ更新担当として一言。
http://www.turfc.com/staticpage/special_list
にて、部員がラグビーに対する熱い想いを語るVoice2011という企画を連載しております。
是非ご覧ください。

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