ラグビー部リレー日記

ポジションはロック

投稿日時:2015/01/29(木) 15:19

LO/ ロック−ラグビー王国ニュージーランドでは、少年はロックをやりたがる。強くて頼りになる男の象徴的ポジションだからだ
 
  私は1年生の時、検見川で行うOB戦でロックを任された。初めての試合だ。ロックとは何をすればよいか分からない私は試合前夜に「ラグビー ロック」でググってみた。その時、出てきたのが冒頭の言葉だ。なかなかいいポジションをもらったと思った私は、もっと具体的にどんな仕事をすればよいか同じロックの勘太郎さんに尋ねてみた。「ロックってのはな、チームで1番強い男がやるポジションなんだよ」なんとグーグル検索とほぼ同じことを勘太郎さんは言い放ち、満足気にその場を去っていった。私はそれじゃあ答えにならないと少しばかり困ったが、それ以上に素直にかっこいいと感動した。これぞ強い男だと思った。そもそも私は強い男に憧れがあった。だからこそ入部を決めたのだ。強くなるために。
  
 じゃあ強い男ってどんな人間だろうか。そんなの決まってる。ここぞって時にチームのピンチを救ってくれる人間、ここぞって時にチャンスをものにしてくれる人間だ。さらに言えばチームを勝利に、そして入れ替え戦に導く人間だ。この3年間、そんな強い男を目指してきたが、何度も何度も与えられたチャンスをものにできなかったし、チームの勝利にも貢献できなかった。でもいま私は悲観的になっているわけではない。去年の10月から腰を痛めてラグビーができない私は自分の過去の映像をよく見ていた。その時、私はたしかに「俺ってもっともっと強くなれる、まだまだ上手くなれるんじゃないか」と思った。映像を見れば見る程、その思いは強くなった。だから私は今年1年自分の可能性を信じて死に物狂いでやるし、自分自身の成長に期待している。もちろん現在の首脳陣や引退された先輩の中にも私に期待してくれている方はいる。私に現在寄せられている期待はロックのポジション争いに勝つことだ。しかし私は確かに2年前のリレー日記で書いたのだ、周囲の期待を超えるプレイヤーになると。そう、期待を超えて私がチームを入れ替え戦に導くという気概を持ってこの1年私はラグビーをする。もちろんこれは生半可なことではない。でも立山がいる、勝田がいる、森がいる、木下がいる、それだけじゃきっと駄目なんだと思う。東大が入れ替え戦に出るためにはきっと期待を超えてくるプレイヤーが出ないといけない。今の殻をぶち破るようなプレイヤーだ。そんなプレイヤーに私がなってみせる。なぜなら私のポジションはロック、チームで1番強い男がやるべきポジションだからだ。
 
  長々と語ってしまったが、今年1年必ず目標を達成するという「覚悟」をもって臨む。行動と結果の両方でその「覚悟」を示す。有言実行だ。やってやる。
 
 次のリレー日記は松田にお願いします。

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