ラグビー部リレー日記

プレーヤーとして

投稿日時:2015/02/05(木) 20:23

南里よりバトンを受け取りました新4年の志水正親です。
 
 
「お前には欲がない」
中高時代の担任からこのように言われたことがある。
私はこの言葉を、上を目指す姿勢が欠けているという意味に受け取っている。
確かに私は昔から物欲もなく、なにかをしてやろうという熱意に欠けたところがある。
また、無駄なことが嫌いで効率主義なこともあり、よく言えば冷静、悪く言えば冷めた人間であると思う。
ではなぜそんな自分がよりによってラグビーをしているのだろうか。
友人の誘いでラグビーをはじめた中学1年の頃からもうすぐ10年が経とうとしている。最初はただ楽しいというだけで遊び感覚だった。高校になってからは自分たちでラグビーについていろいろと考えるようになった。大学ではこれまで知る由もなかったラグビーを教わった。これまで10年間ラグビーを続けてきて、ラグビーを嫌いになることはあっても本気でやめようと思ったことだけは1度もなかった。
直近のリレー日記を読み返してみると、南里は面白いから、松田は漢になりたいから、翔太は強い男になりたいからとそれぞれが明確な理由をもってラグビーを選んでいる。しかし、いくら考えても自分がなぜラグビーを続けているのか、という問いに対する答えはうまく言い表すことができない。
先に述べたように自分は基本的に欲のない人間である。しかし、ラグビーだけははっきりと自分の意志でやりたい、と思える。(理由はよくわからないが…)
怪我からの復帰戦で20分しか出ていないC戦だろうと負ければ死ぬほど悔しくて家で何度もビデオを見返す。自分の好きな選手やプレーの動画を探しては見てを繰り返して気づけば数時間たっていることもある。他にもあげればきりがないが、そのどれもがラグビーだからこそやろうと思えるのだろう。
おそらく自分にとってラグビーはもはやスポーツや趣味の枠を超えたなにかになっているのだと思う。
その「なにか」の正体を知るために今年はラグビーと真摯に向き合いたい。
 
時間は無限ではない。最上級生である自分は今年の12月23日には引退している。本音をいえばこれから始まるシーズンへの不安よりもラグビーをやめた後の自分への不安の方が大きいかもしれない。しかし、そんな先のことを考えても仕方ない。なるようになる、そう思えばいい。まずはブランクを埋め、プレーヤーとして完全に復帰することからはじめよう。ここまで3年間プレーヤーとしてはその半分も過ごしていない。最後の1年は常にグラウンドの中で最上級生として過ごそう。
 
次は今年のマネージャー長であるえりちゃんにお願いします。

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