ラグビー部リレー日記 2020/7

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久しぶり

 written by 河内 拓仁 投稿日時:2020/07/18(土) 19:28

練習後すぐにウエイトトレーニングへ向かう姿が印象的な矢野さんからバトンを受け取りました、二年河内です。僕は練習後いつもへばっているので、その精神的、肉体的なタフさに憧れています。

先日、Sセメスター(夏学期)最後の授業がありました。コロナの影響で様々な活動がなくなってしまったからか大学の授業に慣れてきたからか今セメスターは短く感じられ、もう最後の授業なのかと少し驚きました。しかし振り返ってみると、自主トレやオンラインミーティングミーティングなどでコロナ下でも途切れることなく活動を続けた部活をはじめとしていろいろなことがありました。今回はその一部について書こうと思います。

コロナの影響でこの前まで数ヶ月間実家で暮らしていました。実家で暮らすというと普通のことのように聞こえますが、大学入学や就職で家を出て以降実家は帰省での数日間滞在のみ、という人も多いと思います。自分ももうこの家で暮らすことはないだろうと思いながら去年家を出たので、これは思いがけないことでした。去年、部活と授業の後に湯船とご飯が用意されていたらいいなあと思うことがありましたが、部活ではなく自主トレ、授業はオンラインという形とはいえそれが一部実現しました。他にも洗濯面など、一人暮らしを経験した上での実家暮らしは以前と違い多くのありがたみを感じました。

数ヶ月経ち、東京に戻ってきました。久しぶりに東京の部屋をみるとその汚さに驚きました。実家に戻る前までは毎日少しずつ汚くなり物が溢れていく中で慣れてしまい、なんとも思わなかったのだと思います。床、台所から始め全体を掃除・整理していくと、部屋の中に思ったよりも無駄な物があることに気が付きました。使うかもと思い溜めていたものの全く使わなかった雑紙達や、いつの間にか賞味期限が切れていた食べ物などが部屋の容量を奪っていました。それらをすっきりとさせると、今度は部屋のレイアウトの問題が見えてきました。よく考えれば動きの邪魔になっていたものなど、去年一年を振り返って色々調整してみるとかなり暮らしやすくなった気がしました。

慣れ親しんでいたものでも久しぶりに見ると違った見方、新しい気づきがあるというのは部活再開時にもあるかもしれないので、意識していたいです。

次は、自粛期間中の体重の伸びが凄い垣内さんにバトンを渡します。今度会ったときはその時の話を聞いてみたいです。
 

文武両道の必然性

 written by 矢野 翔平 投稿日時:2020/07/17(金) 11:58

未経験ながら分析チーム(自分がチームリーダーやってます)の一員として努力してくれている2年の鵜飼からバトンをもらいました4年の矢野です。

今回は、コロナの影響で自粛期間となっているここ最近で思ったことを書いていきたいと思います。

文(勉学)と武(部活動)というのは互いにトレードオフの関係にあるのではなく、むしろ片方を頑張ることによってもう片方も引き延ばされていくものだということに気がつきました。

というのも、自粛前は部活動を朝行った後に午後は図書館にこもって勉強するという一定の生活リズムができていました。この生活をしているときは、もし勉強をしなくてよければもっと部活動に時間を割けるのになと思ったり、もし部活動がもう少し短い時間であれば、もっといろいろなことを知ることができるのになと思ったりと、どちらかを犠牲にすればもう片方がもっとできるようになるという考えを持ちながら生活していました。

この自粛期間になってなかなか思うように体を動かすことができない時期があり、その時期には勉強を頑張ろうと思っていました。しかし、いざ勉強に集中しようとしても思うように集中できず、かなり内容の薄い時間を過ごすことが長くなっていました。

その後、緊急事態宣言も終わり、ある程度は外で体を動かせる時間が増えてからは勉強もうまくいかないし、体でも動かしてくるかという時間が増えていきました。すると、今まで集中できていなかった勉強も内容の濃い時間が多くなり効率が急上昇しました。

今までは、どちらかに集中したいと思うことが多かったのですが、この気づきがあってからは自分はこれまでの人生で運動も勉強もどちらもやってきたことによって様々なことに成功してきたのだなと考えるようになりました。

皆さんも時間がないからと何かを諦めていることがあるかもしれませんが、運動に限らず様々なことを同時にやってみてはいかがでしょうか。

次は、自分にストイックに成長してきた2年の河内にバトンを回したいと思います。

多面的に考える

投稿日時:2020/07/12(日) 13:19

とてもハイスペックであるにも関わらず、その笑顔と親しみやすさから相手に劣等感を抱かせない同期のわかなちゃんからバトンをもらいました、2年スタッフの鵜飼です。わかなちゃんのリレー日記を読んで、改めて文章を書くのがうまいなあと尊敬すると同時に、その例のほとんどが減量であることから、とても減量を頑張っているのだなあと感心しました。そんなわかなちゃんが大好きです。

 

 

コロナのため、自粛期間に入ってからもう4ヶ月が経ちました。この4ヶ月は対面での活動が全然できない状態で、ほとんど外出しない日々を送っているのですが、時間がある分、いろいろなことを考えることができました。今回は、私が自粛期間に考えたことをお話させていただこうと思います。



 

私は将来法曹を目指していて、法律について勉強しています。そして、憲法の勉強を通して、表現の自由とヘイトスピーチについて学びました。表現の自由というのは、皆さんのご存知の通り、内心を自由に表現して良いという、憲法上のとても重要な人権です。特に日本では、過去の反省もあって、他の人権に対して、優越的な地位が認められています。
一方で、ヘイトスピーチというのは、人種・性・性的志向等を異にするマイノリティ集団に対する敵意・憎悪・嫌悪等を表す表現を指します。私は、憲法の勉強をする前は、表現の自由はちゃんと保障されるべきだし、ヘイトスピーチは、人種など、本人の努力では決して変えることのできないことについてひどい言葉を投げつけるのだから、法律で規制されるべきだと思っていました。しかし、問題はそう簡単なことではありませんでした。

まず、法律というのはみんなに適用されるものなので、抽象的な文言で書かれる必要があります。しかし、何かを規制することを抽象的に書くということは、その規制対象が解釈によってしか定まらないことになり、すごく曖昧になりえます。つまり、何がヘイトスピーチで何が意見の表明なのかということを区別して法律で規定するのはとても難しいのです。仮にヘイトスピーチに刑事罰を科す法律を作ったとしても、その法律の文言が曖昧ならば、政治的な意見を表明したり、理性的な批判を行ったりすることもその法律で処罰されてしまうことがありうるということです。
次に、表現の自由を保障したいということと、ヘイトスピーチを規制したいということは、衝突するものです。ヘイトスピーチが「表現」の範囲内にあるとすると(これについては議論のあるところです)、ヘイトスピーチも表現の自由で保障されるべきものになります。よって、その規制は表現の自由に対しての制約であり、すべきではないということになるのです。表現の自由をきちんと保護しつつ、差別にあたるヘイトスピーチを処罰するということを両立させるのは、とても難しいことなのです。私は今まで表現の自由とヘイトスピーチを同じ次元で同時に考えたことがありませんでした。それぞれをばらばらに考えていました。しかし、実際には同じ次元で考えて初めて、考えたと言えることに気づきました。このことが、「物事を多面的に見ること」なのだと思います。これからは、いろいろなことを考えるのに、「多面的に考える」ことを心がけていきたいと思います。
ちなみに、今年7月1日に、全国で初めて、神奈川県川崎市でヘイトスピーチに刑事罰を科す条例が施行されました。このことが、実際ヘイトスピーチにどのような影響を与えていくのか、また他の自治体や国の今後の動向がどうなるかに注目していきたいです。
 


 

さて、ここまで真面目な話をしてきましたが、この自粛期間には、考えただけでなく、様々なことを思い出しました。例えば入部当初のことです。私は小学校から高校までの12年間女子校に通っていました。そのため、大学が実質初めての共学で、同世代の男の人が周りにいることがとても新鮮でした。そして、私は小学校から高校まで、基本的に男の子の役割(重い荷物を運ぶ・クラスを取り仕切るなど、私の学校ではなんとなくそういう役割分担がありました)を果たしてきたので、ラグビー部に入部したときも、最初は何を喋っていいのかもわからず、重い荷物を運ぶのを手伝ってもらうときも自分の仕事ではないのかと戸惑ったものでした。しかし、先輩方は優しく接してくださり、同期も一緒に話してくれたり遊んでくれたりしたので、だんだん慣れていくことができました。皆さんにはとても感謝しています、ありがとうございます。ただ、この自粛期間が思ったよりも長引いた結果、人と喋る機会が減り、ラグビー部のみなさんにもオンライン上でしか会えていないので、高校までの12年間の方に退化している気がしてなりません。自粛が明けて対面で会えるようになったら、自粛前のように仲良くしていただけるととても嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

次は部内きっての天才である、4年の矢野さんにバトンを回します。矢野さんには、去年は同じスモブラで、今年は分析チームでお世話になっています。今後ともよろしくお願いします。

明日の足し算

投稿日時:2020/07/11(土) 13:22

同期の玉代勢から何とも耳の痛い(?)紹介をしてもらいました2年スタッフの伊藤若菜です。彼はたからさんのおっしゃる通り渋谷生まれ渋谷育ちの超絶パリピ人間として部内で幅を利かせていますが、私は彼があわせ持つゆるっとした雰囲気が大好きです。
ちなみに好きな食べ物は散々迷いましたが、やっぱり人と一緒に食べるご飯が何よりおいしいなあと最近つくづく思います。(答えになってなかったらごめんなさい)

さて、自粛期間も早いものでもう4ヶ月ほどになります。せっかくの2Sで本来ならあんなことやこんなことも出来たはずなのになあ…と思わないこともないですが、やはり皆さんおっしゃるようにこういう時だからこそできることも確実にあって、今回はこの自粛期間中に私ができるようになりつつあることが一つあるのでそれについて書こうと思います。



自粛期間が始まってしばらくした頃から、いつのまにか常に意識していることがあります。それは、「明日の自分のために頑張る」というものです。何を頑張るのかというと、今日やらなかったら明日の自分が後悔するであろうことを明日の自分のために今日頑張るのです。これは私が思いついたのではなく、おそらく色々なところで言われていると思うのですが、ありきたりなようで私のやる気を引き出すには最適の言葉です。

具体的に日々どのようなことを頑張るのかというと、多くは本当にちょっとしたことです。例えば、生活面では、明日の朝体重計に乗った自分が悲しい思いをしないように今日食べ過ぎないようにしたり、明日雨が降りそうなら明日外出しなくていいように今日のうちに明日の分の食料品を買いに行っておいたりなどで、部活面では目標レビューのたびに立てている目標に明日や明後日の自分が苦しまないようにできるだけ前倒しで取り組むことです。

このように明日の自分のためを思って日々頑張ると何が良いのでしょうか。明日を落ち込まずに過ごせるというのも当然ありますが、最大の利点は、明日のためのちょっとした頑張りが積み重なるとそれがそのまま自分の長期的目標の達成につながるという点だと思います。例えば、卑近な例ではありますが、「明日体重計に乗る自分のために今日我慢する」が3ヶ月分積み重なればきっとかなりの減量に成功するでしょう。これは、結果が目に見えづらかったり結果を出すべき期限が遠かったりする長期的目標を見据えた努力が何より苦手な私からすれば、「3ヶ月後に◯kgまで痩せるために頑張る」よりはるかに実現しやすいのです。このような長期的目標をいきなり掲げたところで、私はきっと「まだ間に合う」と言い続けてギリギリまで本気で取り組めないでしょう。また、部活に関していえば、目標レビューという取り組み自体も私にとっては私の「明日のために頑張る」を支えてくれるものです。私は目標レビューで立てる目標をこれまでほぼ毎週S&Cやメディカルの本を範囲指定して読むというものにしていました。毎週指定範囲分の読書をするという目標を立て、次のレビューに間に合うようにそれを日々こなしていくことが、そのまま専門性を磨きたいという漠然とした長期的目標への具体的な道のりを歩むことに直結しています。そのため、目標レビューで立てる目標が、毎日積み重ねることで部活における長期的目標達成にいずれつながるような「明日の自分のために頑張る」べきこととして機能してくれているように思います。

また、明日のために頑張る、というよりはこれから遊ぶ自分のために頑張ると言った方がいいのですが、これにはおまけのような良いことがもう一つあります。それは、娯楽や趣味がより一層楽しくなるということです。私はやるべきことが残っていても目先の楽しいことをついつい優先してしまいがちですが、やるべきことを後回しにして好きなことをしているときには頭の片隅にやるべきことがちらついてしまい、好きなことをしているはずが100%の気持ちでは楽しめないのです。もしくは、その時は楽しくても、それをし終わった後に自己嫌悪と後悔に襲われてしまいます。これまでずっとその繰り返しで、今もまだこれは頻繁にやってしまいがちですが、やはりやるべきことをある程度片付けてから趣味の時間を取った時のほうが時間に追われることもなく趣味に没頭でき、後味も良いので、これを増やしていくのも今後の課題の一つとしていきたいと思います。



書き出してみると思っていたよりかなりシンプルな座右の銘(?)でしたが、私はこれを事あるごとに自分に言い聞かせることで、前よりも色々なことをコンスタントに頑張れるようになりました。もちろん上に書いたようなことを全て実践できているわけでは全くなく、色々と頑張れない日は多々ありますが、日々の小さな頑張りが積み重なってもっと大きな目標に手が届く日を楽しみにしつつ、コツコツと積み上げていきたいです。

次は同期スタッフの鵜飼にバトンを回します。彼女の切れ味抜群でスピード感溢れるトークは部員たちが彼女を愛してやまない大きな理由の一つです。私も大好きです。
 

好きな食べ物は

 written by 玉代勢 弦尚 投稿日時:2020/07/09(木) 12:44

ブラックジョーク的な紹介を宝さんにしていただきました、2年の玉代勢です。宝さんが自転車の修理を涼しい顔でするのを見た日から、僕の中で宝さんは一緒にチャリ旅をしたい人No.1です。
 

去年リレー日記は自分のところに1回しか回ってこなかったのですが、今年度は今回7月の時点で2回目になります。それも前回のリレー日記が回ってきたときには既にコロナウイルスの影響で部活動は休止となっており、単調な生活を送っていた僕にはもうリレー日記が回ってきたのか、と前回日記を書いたことが昨日のことのように感じられます。世の中の状況は目まぐるしく変化していますが、僕自身前回から大きく変わったと言えるものがほとんどありません。ですが、1つ変わったと言えることがあります。それはラグビーの試合や動画を見るようになったということです。前回の日記でも触れたのですが、コロナ禍以前の僕はスポーツの試合観戦というものがあまり好きではなく、ラグビーも例外ではありませんでした。しかし、家にいて暇な時間にラグビーの試合を見ていたら、次第に試合観戦の面白さに気づきました。試合を観戦していると、このプレーかっこいいなとか、こんなプレーしてみたいなと思い、実際に自分がやるにはどう動けばいいと言った想像が膨らみます。これは自粛期間に身についた良い習慣だなと思います。


 

先日、夕食を食べているとき、個人的にとても大きな発見をしました。それは、自分の大好物であったはずのトウモロコシを進んで食べようとしなくなっていたことです。好物が、好物ではなくなっていました。今まで、好きな食べ物は?と自己紹介などで聞かれたとき、小さい時からだいたいトウモロコシと答えていたのですが、今この質問をされたら確実にトウモロコシとは言えません。じゃあなんと答えるか考えてみたのですが、なかなかぴんと来る食べ物が出てきません。焼き肉、お寿司、ラーメン、カレー、いちご、、、思い浮かぶ食べ物の多くは好きなのですが、これだ!というものがないです。
思えば、好きな食べ物は何?という質問自体がとても曖昧です。第一、ほとんどの人にとって好きな食べ物は1つに限らずたくさんあるはずです。それにもかかわらずこの質問をするのには何か別の意図があるのでしょうか。例えば会話を広げるため、また、ご飯に誘いたい人に好きな食べ物を聞いて誘う店を決めるため、といったのはわかります。しかし、好きな食べ物をその人の印象や個性を知るために聞くということもあるみたいです。好印象を与える食べ物とはなんなのか、、全然わかりません。ネットで調べたら例えばハンバーグは子供っぽい印象、ステーキなら男らしく、スイーツは可愛らしい印象を与えるそうです。言ってることがわかるようでわからないような感じがします。トウモロコシは好印象なのでしょうか。
今まで挙げたような例以外にも好きな食べ物を聞く背後にはいろんな意図があるはずです。聞かれた理由を瞬時に察して回答しなければならないと考えると、「好きな食べ物は?」という問いはとんでもない難問のように感じられます。コロナの脅威が収まる頃までにはこの問題の答えを出せるようにしたいです。
 

次はよく食べたり食べなかったりする同期のスタッフの伊藤にバトンを回します。彼女には純粋に好きな食べ物を聞きたいです。

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