ブログ 岩崎 佑紀さんが書いた記事
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東大に入って感じたこと[ラグビー部リレー日記]
投稿日時:2019/02/11(月) 00:25
英語も堪能でありながらフランス語も堪能になろうとしている同期の甲斐よりバトンを受け取りました岩崎です。最近ではカラオケで裏声を活用し、高音シンガーを目指しています。
今回のリレー日記では東大に入って感じていることを書いていきたいと思います。受験を間近に控えた読者の方もいらっしゃると思いますが、少しでもモチベーションに繋がったら幸いです。
僕が東大に入って一番に感じたのは、ここには何かしら真面目な人間しかいないということだった。そのうえ、人それぞれ真面目さの方向性は違っている。例えば、良い成績を取ろうと必死で勉強する者、ゼミで論文を書き上げる者、サークルの中心となって運営を行なっている者など様々だ。しかし、彼らに共通しているのは、真面目さという要素に違いない。東大ラグビー部にいると、そのことをなお一層感じる。ラグビー部の人々は、すべてのことに全力を尽くしながら、なおかつ自分自身でさらに伸ばしたいところにより一層真面目に取り組んでいる。
こうした仲間に囲まれていると、自分自身に対して劣等感を感じることさえある。しかし、それ以上に大きいのは、仲間が努力している姿に自分も何かしなければならないと突き動かされるところだ。この感覚は時として、「置いていかれてはならない」といったネガティブなものであったり、一方で「ああいったヒトになりたい」といったポジティブなものであったりする。どんな動機であれ、僕自身は入学してから周囲の人にかなりの影響を受けてきた。「あいつには負けたくない」といった感情が先行しすぎて、それがうまく実行できない自分にイラつくこともあった。一方で、「あの人のあのやり方はすごいから真似しよう」と実行してみて、それがうまくいって嬉しかったこともあった。
なぜ自分はこのように他人に突き動かされるのだろうかと振り返ってみると、一つのことに気がついた。自分はかなり負けず嫌いだということだ。思えば、去年浪人を決意したのも、東大合格というものを成し遂げず敗北したままではいられなかったからだったような気もする。とにかく僕は、勝負した以上は負けるのが嫌いだ。こういった性格の自分に、東大という環境はとてもぴったりだったと思う。常にまっすぐな人がいる。努力し続ける人がいる。難易度の高い競争に常に放り込まれているようだ。今年度を振り返ってみると、その中で負けたくない、勝ちたいという思いが、自分を動かしていたように思える、そんな一年だった。
僕自身はこの「勝ちたい」という思いを大切にしてこれからも過ごしたいと思う。東大はそれを活用するには最高の場だと考えられるからだ。
とてもまとまりのない文章となってしまいましたが、言いたいことは、「東大は良い影響を受けるところ」ということと、「自分は負けず嫌いなのでその環境はすごく良いものだと思える」という2点です。
あまり参考にならないつまらぬ文章を書いてしまいましたが、お読みいただきありがとうございました。
これにて、受験生を応援するというリレー日記のシリーズは終了です。東大ラグビー部は2月12日にシーズンインします。以降のリレー日記は通常通り部員が更新していきます。
次は、僕の近所に住んでいる同期の魚住にトップバッターを託したいと思います。
僕の体験[ラグビー部リレー日記]
投稿日時:2019/01/04(金) 17:49
明けましておめでとうございます。実は高校時代に一度だけ僕と試合をしたことがある吉田からバトンを受け取りました、1年の岩崎です。彼は昨年2度の手術を経ていますが、モチベーションを保ち、自らの鍛錬とラグビーの学習を継続し続ける彼の姿はとても尊敬できるものだと感じています。
さて、更新が遅れ申し訳ありませんでした。今回はこのリレー日記の趣旨にもあるように、高校生のみなさんにも読んでもらえるような内容を書きたいと思います。拙文にお付き合いいただけると幸いです。自分の体験的なものを綴りたいと思います。
僕は年末に静岡高校ラグビー部の恒例行事である大阪遠征にOBとして参加し、28日と30日に花園観戦に赴き、中日の29日には練習試合を行うなど充実した3日間を過ごすことができた。その中で、花園での試合を観戦していると、「やはり高校ラグビーには高校ラグビーなりの良さがあるな」と実感した。しかし、この感覚がなぜ発生するのかは説明できなかった。技術面でも高校と大学では違いがあることは明確なのだが、その違いはそこまで決定的ではない。では何が違うのだろうか。そう思い、ちょうど大阪遠征に同行していた、僕の高校同期であり高校時代のキャプテン(Sくんとする。)にどう思うか聞いてみた。
彼はこういった。「終わりがあるからじゃない。」と。彼はさらに、「最後の大会とかはもう技術のこと仲間のミスとか気になんなくなってくるんだよね。」とも言った。彼はこの時とてもいい表情をしていた。一方僕は、この時に高校ラグビーを6月で辞めてしまったことに後悔を改めて感じた。内輪の話になってしまって申し訳ないが、静岡高校ラグビー部では、3年生になると2つの選択肢が与えられる。春の高校総体で高校ラグビーを終えるか、秋の花園予選で高校ラグビーを終えるか、である。ほとんどの3年生が受験のため前者を選ぶのだが、僕は前者を、Sくんは後者を選んだのだった。その結果僕は、高校ラグビーの楽しさを最後まで味わうことはできなかった。その上受験に失敗しもう一年かかってしまった。
僕自身が後悔しているのは、春に高校ラグビーをやめるという選択肢を下したのが、自分を信じることができなかったからだ、ということである。僕はラグビーをやりながら東大に受かるのは自分には無理だろうと甘えてしまったのだ。現実はむしろ逆だった。今までの学校生活がつまらなくなってしまい、勉強に身が入らなくなってしまった。僕にとってラグビーは高校時代の支えの一つだった。それに高3の僕は気づくことができなかったのである。
しかし、今の僕はそれに気づくことができた。Sくんも、「そういう選択肢をしなかったら、今気づける自分がいなかったんじゃないの。」と助言してくれた。そして、何かこの体験を残しておきたいと思った。こういうわけで、僕はこのリレー日記を書くに至ったのである。
自分の体験を綴ったものであるため、何も参考にもならず、面白みもない文章となってしまいました。
お読みいただきありがとうございました。
次は、今では一緒にスクラムを組むとは思ってもいなかった、ルーシーこと齋藤にバトンを回したいと思います。彼も自らの鍛錬を怠らない男です。
勉強の楽しみ方[ラグビー部リレー日記]
投稿日時:2018/10/19(金) 01:27
僕が、ボール欲しさに名前を呼び捨てで呼んでしまう2年の「やまけん」さんからバトンを受け取りました、1年の岩崎です。まもなく成人をむかえるので色々と楽しみです。
さて、対抗戦シーズンも始まり、リレー日記も熱い思いのこもった記事が増えてきました。ここで、あえて僕は趣向の異なるものを書いてみたいと思います。
勉強の楽しみ方とは何か?
僕自身の答えは、「意図的に分野を選んで、その中で色々なモノの見方を見つけること」だと思っている。
そもそも、こんな問いを立てる人も、それに答える人もおそらくいないだろう。僕自身も勉強は好んでする方ではないし、課題はない方がいいに決まっている。
しかし、大学の勉強はこれまでやってきた勉強とは異なっている気がする。特に、履修を自分で組める、つまり、意図を持ってできるということ、自分の好きな学び方ができるということだ。
春学期の僕の履修のテーマは「フランス語」・「人間の心身」の二つだった。「フランス語」に関わるものとして、フランス移民の授業・フランス語会話・初修外国語の授業を取った。「人間の心身」については身体生命科学・身体運動科学・現代生命科学・心理の授業を取った。このように、僕は履修を組むときまず、大きなカテゴリーでやってみたい分野を決め、その中から時間割を見ながらいくつか授業を選ぶというやり方をしている。
この方法にはメリットがある。1つは、似ている分野を学習するので授業ごとに内容を補い合えることで、これは進振りがある1・2年生にとっては非常に助けになる。もう1つは、進研ゼミのマンガにありがちな、「あ、ここやったところだ」という体験ができることだ。このうち、2つ目のメリットは、 1つ目に比べてはるかに大きい気がする。何より、そんなに勉強してなくても「勉強してる感」が出るのは結構お得感があるし楽しい。そのうえ、同分野内の違う授業を取っていれば、アプローチが違う可能性があるので、「やったところ」に対する違った見方を獲得することができる。
これはとても大切なことだと思う。単純に考えて、ある一個のモノを見るときに色々な景色・見方があったほうが楽しい。逆に一個のモノを起点として得た知識は結びつき、頭に残っていつか役に立ってくれる。
ここまで、ダラダラと僕の勉強の楽しみ方とそのメリットを書いてきたわけだが、これはあくまで僕が、「モノの比較をするのがとても好き」という点と「方法論自体が好き」という点に依存したもので、かなり偏っていると思われる。
しかし、費やす時間と学費のことを考えると大学の勉強も楽しめるようにするのはとても大切だ。ぜひ、みなさんも一度自分の勉強の楽しみ方について考えてみるのをオススメする。
ここまで、長々と、そして理屈っぽくて偉そうな拙文をお読みいただきありがとうございました。
次は、新歓で目にした瞬間、僕の頭に「漢」という文字が浮かんできた、4年で副将の健さんに回したいと思います。
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