ブログ 北野 公一朗さんが書いた記事

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デカくてうまいあいつ[ラグビー部リレー日記]

 written by 北野 公一朗投稿日時:2019/08/10(土) 22:57

合宿中に常に一緒にいた倉上さんからバトンをもらいました2年の北野公一朗です。倉上さんにはサッカーゲームでは負けましたが、スイカ早食いでは接戦を繰り広げた末僅差で勝利しました。







山中湖合宿初日、それは想像以上にしんどいものとなった。バスでの移動を終え山中寮につき休憩した後、例年のごとく歩いて戦場へ向かった。フィールドはあまり良いと言えるものではなかった。僕は2年生のため端の方に追いやられ窮屈な場所でいつものようにアップをした。しかもパートナーは期待の新人一年生平岡だ。あまり喋ったことがなく相手のことをよく知らなかったので少し不安だった。そんな中あいつは突然現れた。デカくて重くてうまいあいつだ。そして試合が始まった。最初そいつはただただうまかった。僕は無我夢中になってそいつに必死で食らいついた。そいつのデカさとうまさから来る一撃のインパクトといえば計り知れない。インパクト一つ一つで着実にスタミナを奪われていった。そして僕は開始30分ぐらいであっけなくペースダウンした。食らいつくことさえもままならなかった。体がとても重かった。少し休憩してスタミナを回復させ挑む。その繰り返しだ。しかしその後30分ぐらいだろうか、急に体が軽くなった。これはいけると自分でも思った。集中力が高まりゾーンに入ったのかもしれない、そいつに勝てるビジョンが鮮明に思い浮かんだ。そこからはもうこちらのものだ。最初に感じていたほどのインパクトはなく、そいつの特徴を分析ししっかりと一つ一つ的確に処理していく。ついにその時が来た。倒したのだ。デカくてうまいあいつを。ステーキ900gを。食いきったのだ。その時の達成感は凄まじかった。来年は1000gに挑戦してみようかと思った。







次は書く文字がありえないぐらい小さい一年生スタッフのたかこちゃんに回します。その文字たちは僕から見れば全部黒い丸でした。

濃野歩[ラグビー部リレー日記]

 written by 北野 公一朗投稿日時:2019/07/02(火) 22:07

僕が部内で一番恐れている岩崎からバトンをもらいました2年生の北野公一朗です。

彼は怖いですが、プロテインをあげたときに見せる笑顔は屈託がなく少年のようで癒されます。



濃野歩。

先輩との出会いは一年前の4月1日、サークルオリエンテーションの日だった。

花見で喋り、その後のご飯会で色々喋った。濃野さんはつい引き込まれてしまう話術を持った気さくな人でご飯会はとても楽しかった。しかも東京に出てきて久々に聴く関西弁の心地よさとラグビー未経験者であることに親近感を覚え、とても居心地が良かった。その後も暇なときはラグビー部の練習に参加し、濃野さんと度々飯を食べた。何回食べに行っても話飽きることはなくとても楽しかった。濃野さんはすごく面白い人だとその当時は思った。



そんな中、濃野さんが試合に出ると聞いて見に行った新歓試合。

東大は結果として負けてしまった。しかも当時ラグビーのルールもノックオンぐらいしか知らなかったので試合を見ても全然面白くなかった。ただいつも面白い話をしてくれる濃野さんと試合に出ている時の濃野さんの気迫が全く違ったことはとても印象に残っている。試合終了後にお疲れ様ですと一声かけるのをためらったほどだ。その時濃野さんのかっこいい一面を見た。



そんなこんなでラグビー部のイベントにはほとんど参加した僕だが、色々悩んだ末にアメフト部に入ることを99%決めた時期があった。その時ちょうど濃野さんからご飯の誘いを受けていたので今までありがとうございましたと断るつもりで飯に行った。忘れもしない下北沢の食いしん坊だ。何故だか濃野さんはラグビーの話をあまりしてこず、話題は「夢」についてだった。濃野さんはまず自分の夢を語り出した。それはとても熱い夢でカッコいいと思った。そして僕の番。僕も自分の夢を喋った。今考えれば適当なことをつらつら並べていたが濃野さんは馬鹿にせず真剣に聞いてくれた。僕はその姿に心を打たれたことを覚えている。このご飯会でラグビー部入部をもう一回考え直すことになったので濃野さんには感謝しています。



そして紆余曲折ありラグビー部に入った僕だった。入部してみると一年生と上級生は練習が違ったので濃野さんとの関わりは薄くなった。また僕が他の先輩と仲良くなりすぎて濃野さんがその関係に嫉妬するようになったこともあった。でも試合で活躍する濃野さんはいつもかっこよかった。



そして僕が二年生になり練習が一緒になったことでまた関係は濃くなっていった。練習中には的確なフィードバックを僕に言ってくれて僕を奮い立たせてくれた。僕なんかのアフター練習に毎回付き合ってもらった。練習後やウェイト後にはご飯に連れて行ってもらった。しかもお金がないのにもかかわらずいつもお金を気前よく出してくれるのだから濃野さんはやっぱりかっこいい。今度なんかお寿司に連れて行ってもらえるぐらいだ。僕もあんなかっこいい先輩になれるのだろうか。



出会った時から変わらず濃野さんはかっこいい。でもそんな濃野さんも最近は怪我であまり試合に出れていない。怪我が治ったと思えばまた新たな怪我をしての繰り返しだ。僕は試合で活躍するかっこいい濃野さんの姿が見たい。怪我をしている姿はもうみたくない。試合に出て未経験者とは思えないほどの突破力で相手を倒して東大に勝利をもたらしてほしい。僕が憧れたあの時の濃野さんであってほしい。ほかのやつに自慢できる格好いい先輩であってほしい。だからもう二度と怪我せずに試合に出て活躍し続けてください。僕はめちゃくちゃ応援しています。濃野さんの復帰を楽しみにしています。頑張ってください。



次は実家の最寄駅が同じ吉村さんにバトンを回します。今後とも寝屋川パートをよろしくお願いします。

不思議な東大ラグビー部[ラグビー部リレー日記]

 written by 北野 公一朗投稿日時:2018/10/23(火) 11:05

僕と原先輩の関係に嫉妬している濃野さんからバトンをもらいました一年生の北野公一朗です。

 

 

 

僕はアメフト部に入るつもりで東大に来た。テント列の時、ラグビー部になんかこれっぽっちも入る気は無かった。そこでのラグビー部の勧誘のしつこさに苛立ちすらも感じていた。その後も興味のなかったラグビー部の新歓を受け続けたのはタダメシを食べるためだけだった。しかし何故か不思議なことに今僕はラグビー部にいる。

 

 

 

僕はスポーツ観戦が大の苦手だ。試合を見て他人のプレーを見ても興味はあまり湧かない。むしろ自分がプレーしたいと感じるだけでただもどかしいものであった。中学・高校とやってきたサッカーの日本代表戦でさえも見ててあまり面白いとは思わない。大学から始めたラグビーならなおさらそうだ。ラグビー理解度を上げるためにプロや大学の試合を見てもやはり面白くない。しかし何故か不思議なことに東大ラグビー部の試合は我を忘れて見入ってしまう。対抗戦はもちろん、ラグビーのルールを全く知らなかった4月の対抗戦セブンズでさえ見入ってしまった。

 

 

 

東大ラグビー部には不思議な力があると僕は思う。 ラグビーに一切興味のなかった僕を魅了し、スポーツ観戦に一切興味のない僕を魅了する不思議な力だ。これが何から来るもので何なのかは僕にはわからない。しかしこの力が僕がラグビーを続けようとする気持ちの源であることは確かだ。左足を骨折し、ほかの一年生が上手くなっていき気持ちが落ち込んだ時でも、走り込みが辛くて休みたい時でも、ウェイトをサボりたい時でもその力は僕を前に突き動かす、何故か不思議なことに。

 

 

 

次はスタッフなのに合宿中に僕に増量勝負を挑んできて完敗するというよくわからない太田さんにバトンを回します。でも最近体重が増えているらしく追いつかれないか心配です。

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