ブログ 2017/5

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[ラグビー部リレー日記]

 written by 芝村 朋宏投稿日時:2017/05/11(木) 23:31

良い母親になりそうな雰囲気しかしない豊原さんから紹介頂きました3年の芝村です。細やかな感覚のみならず、模型を作ったり手書きで図面を書いたりしながら細やかな技術も高めています。今回は建築学科生活をしながら思ったことを、まだ最近少し思っただけでまとまってはいないですがここに日記として書かせていただこうと思います。

建築学科生として暮らしていると、学校の製図室で、徹夜で作業したり終電まで作業したり逆に始発で来て作業したりということがよくあります。2年生の9月から建築学科生として暮らしていますが、同期や先輩らとどれほど長い時間一緒に製図室にいたかわかりません。せっかくの冬オフには学科の大変な時期が丸被りし、とても濃密な建築ライフを送ったものです。

さて、そんな生活をしながら最近思ったことというのは、絆は何により生まれるか、ということです。
ラグビー部の仲間たちとの関係は建築の仲間たちとの関係より何か熱い深いものを感じていて、それが絆だと思っています。
これは過ごした時間の長さのおかげなのか。それは結構ありそうですが、単に長さが関係性や絆に比例するとは言い切れなさそうではあります。修学旅行で楽しいのは就寝時間後に布団で話し合っている時だし、徹夜で飲んだり遊んだりを楽しむ学生が多いように、夜という時間をともにするという行為はかなり大きい気がするし、練習時間より日常生活の時間の方が長いです(それでもまだ通算の時間は部活の仲間とが一番長いですが)。
では、新歓期にふと耳にした「ラグビーって体をぶつけあうから絆が…」というものなのか。これは違いそうです。別に学科友達と一緒に今から毎日コンタクト練習をしても絆というか熱く深いものは手に入らなさそうです。
もしくは練習後のシャワー時に発生している「裸の付き合い」とやらなのか。ただ、別にシャワー浴びながら語り合っているわけではないし、関係なさそうです。上と同様に、学科友達と毎日シャワーを浴びてみるのを想像しても同じです。
そうやっていろいろな選択肢を考えながら一番大きな理由と感じたものを最後に書いておくと、時間の中でも特に「特別な目標に向かって同じ方向を向いている時間」です。まだ確信ではないし、詳しく分からないし、結論ありふれた話かよと感じますが。「共通体験」も考えてそれもそうなのですが、それだけでは言葉が足りない気がします。そして結局これを少しだけ掘り下げていきだしたら、単なるチームや組織の話に行き着きました。良いチームが絆を生み、絆が良いチームを生むのだと思います。

つい最近徹夜で製図室にいたときの明朝に脳内がフラフラしながら作業しながら考えただけなので、何とも言えぬ後味の悪いまとまりのない終わり方に思えるし、全然細やかな感覚がなさそうですが、日記ということで最近の思いを書いておきます。明確な結論はまだ考えていないですが、あるのか疑問です。

お読みいただきありがとうございました。次は我らが会報委員長、4年の岡本さんに書いていただこうと思います。

就活[ラグビー部リレー日記]

 written by 豊原 明香投稿日時:2017/05/10(水) 22:00

なぜか雑用を頼まれがちな荒木からバトンを受け取りました、4年の豊原です。ちなみに彼はすこし面倒そうな顔をしつつもしっかり仕事をしてくれるのでとても頼りになります。

私事ですが、最近就職活動をしています。と、人に言うと、たいてい「大変だね、頑張って」と言われます。たしかに、朝練後すぐスーツに着替えて説明会に通ったり、何度も文章を推敲しながらエントリーシートを書いたりするのは大変です。しかし、総じて言うならば、私は就職活動が好きですし、楽しいと感じることも多くあります。
第1に、自分のしてきた経験を振り返ることができます。たとえば3年間の部活の中で、その時にはよく分からないままただ闇雲にがむしゃらに取り組んでいたことたちが、今になって考えてみると、根底に共通する想いがあったことに気づいたり、自分の選択が間違ってはいなかったと実感できたりするのは、今の私を勇気づけてくれます。
第2に、自分の世界を広げることができます。他の大学の人や企業の方など、今までの3年間では出会わなかったような、自分とはまったく異なる人生を歩んできた人の話を聞くと、思いもしなかったアイデアに出会えたり自分の考えの偏りに気づいたりします。それは、今後の部活だけでなく人生も豊かにしてくれると思っています。
長々と書いてしまいましたが、就職活動を通して何よりも思うのは、やっぱり私は部活が好きだということです。悩んだ時期もありましたし、残り7か月はこれまで以上に苦しいかもしれません。それでも、大好きなこの部に関われる時間を大切にして、フルスロットルで頑張りたいと思います。

拙文お読みいただきありがとうございました。次は、建築学科らしい細やかな感覚をもつ3年の芝村にお願いします。

焦らずじっくり迅速に[ラグビー部リレー日記]

 written by 荒木 裕行投稿日時:2017/05/08(月) 19:43

最近学科同期からまことくんではなくウーシーと呼ばれ始めた吉村からバトンを受け取りました3年の荒木です。

現在東大ラグビー部は定期戦シーズン真っ只中である。特に5月は東北、防衛に加え国公立大会があり毎週試合の予定が入っている、最もタフな1ヶ月であろう。昨年肩の手術をした私はこの春シーズンで少しでも多く試合に出場しようと意気込んでいた。そんなさなかで初めての肩鎖亜脱臼。東北戦は無念ながら試合を外から眺めることしかできなかった。しかし落ち込んでばかりはいられず、来る対抗戦に向け今できることを最大限やるしかない。今の自分では全然足りない。この怪我をきっかけに、今一度気を引き締め日々のトレーニング、練習そして試合に目標を定めそれを達成すべく精進していこうと思う。幸いなことに肩鎖は痛みが引けば復帰できるそうなので焦らずじっくり迅速にリハビリに励み1日でもはやい復帰を目指していく。

駄文お読みいただきありがとうございました。次はフランクで話しやすい4年マネージャーの豊原さんに回したいと思います。

早五ヶ月[ラグビー部リレー日記]

 written by 山田 允投稿日時:2017/05/06(土) 22:54

常に明るく、愉快な後輩の濃野からバトンを受け取りました、3年の吉村です。
因みに僕は彼が"nono"なのか、それとも"nohno"なのか、気になっています。

昨年の11月末、武蔵大戦の前半10分。タックルされ倒された、その足に激痛がはしった。左中足骨を3本折っていた。
いまだに復帰は出来ておらずDL(けが人パート)としてトレーニングを続ける日々だ。

怪我人と言うものは、現在のチームに貢献するプレーは出来ない。当然だ、ラグビーが出来ないのだから。
故に、常に怪我が治った後、未来のチームのためを思って、体を鍛え続ける。
現在のチームを見て、己の現状を見て、臍をかみ続ける。

時というものは、意外と早く過ぎるもので、事実怪我をしてから今まであっという間であった。
ゆえに、だからこそ、自分は無為に日々を過ごしていないか、常に問い続けなければならない。
果たして自分は、全力でこの5ヶ月を過ごせたのだろうか。
あと、残りわずかなDL生活(であると信じている)を、全力で過ごすためには何をすべきか。
己にそう問い続ける。

本日はいよいよ東北大戦である。今なお願うことしか出来ぬ身であるが故に、伝統あるこの定期戦での勝利を祈念して、筆を置くこととする。

拙文失礼いたしました。次は、今一緒にDLとしてトレーニングを頑張っている、同期の荒木にバトンを渡したいと思います。

トップダウン→ボトムアップ[ラグビー部リレー日記]

 written by 濃野 歩投稿日時:2017/05/04(木) 13:50

 個人的に全幅の信頼を置いている3年鎌田さんからバトンをもらいました。2年「のおの」です。漢字の読みから考えるとのうのですが、戸籍のふりがなは「のおの」になっています。
 前回は同期は大事だという話を書いたので、今回はもう少し広げてチーム全体について書きたいと思います。
 

 先週のミーティングで新制度「スモールブラザーズ」(通称スモブラ)が導入されました。いわば縦割り班で、週に1回各班でトークの時間を設け、週ごとの反省や目標、感じたこと考えたことを学年を越えて共有しようというものです。ポイントはフランクに話すという点で、下級生の抱えている部に対する率直な意見や悩みを吸い上げようという意図があるようです。自分はこの制度に大変賛成です。それまでだとチームを動かしているのは4年生が中心でした。完全にトップダウン型の組織でした。チーム目標も4年生だけで決めて今シーズンのキックオフミーティングで「目標はもう決めたからついてこい」っていう状態でした。
 

 今回のスモブラ導入で下級生の意見が上級生に伝わり易くなったということがチーム全体の強化に直結すると思います。そもそもチームを構成しているのは4年生だけじゃなくて、全学年のひとりひとりです。ひとりひとりがチームの主人公です。脇役は一人もいません。今回の改革で各個人の意見がチーム運営に直接関わってくることになり、ひとりひとりはチームに対して今までよりも大きな影響を与えることになります。個人がさぼれば今まで以上にチーム全体に悪影響が出て、頑張れば今まで以上にチーム全体にいい影響が出ると考えれば、自然と、各個人のマインドチェンジを仕掛けられそうです。ひとりひとりがチームの主人公だという自覚を持てば、爆発的に練習の質もウエイトトレーニングの質も上がると思います。そういった理由から、首脳陣に任せきりなトップダウン型チームより、各個人がチームの主人公として意見を持っていて、それを頻繁に共有してより良いチームにしようと画策しているボトムアップ型チームの方が強いし将来性があるし、何より楽しいと思います。
 

 もう一つこの制度の気に入っている点があります。フランクに話すことを推奨している点がこの上なく好きです。これも間接的にチーム強化につながると思います。練習の質を左右する最も大きな要素はメンバー同士のコミュニケーションです。コーチが全選手のプレーを常に見ることは不可能です。そこで重要になってくるのが、そばでプレーしている他の選手の指摘です。厳しいことを他の選手に言わないといけないシーンが少なくないはずです。その時に少しでも「言い方に気をつけなくちゃ」と思った瞬間に無駄な心配が生じています。それによって指摘すべきタイミングを失ってしまうケースが容易に想像できます。ここで、先輩後輩関係なくフランクで仲の良い関係を築いていれば迷わず指摘できて練習の質を上げられると思います。要するにグラウンド内の練習の質はグラウンド外の時間で決まるということです。まして東大は文武両道で練習時間が他大と比較して少ないかもしれないですが、練習外の部分でチーム強化に気を配ればもっと大きく成長できると思います。信頼関係の強さとチームの強さは強い相関関係があると思います。その第一歩として、学年間の壁を出来るだけ低くすることにチーム全体で取り組み始めたことは間違っていないと思います。
 

 今の東大ラグビー部にはボトムアップ型の方が向いていることやチームには信頼関係が必要不可欠なことは、ちょっと考えればすぐ分かる当たり前のことかもしれませんが、チームの改善点を洗い出し対策を練りそれを具体的な制度として形にできたことはチームとして大きく前に進めた証拠だと思います。中心となってスモブラを導入してくださった4年平田さん樋口さん菅家さんおよび関わったその他の方々には感謝しきれないです。

 

次はこれまた個人的に信頼できる先輩で、心地よい兄貴風を吹かしてくれる3年吉村さんにバトンを回したいと思います。

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