ブログ 池田 周貴さんが書いた記事

次へ>>

勝ちと価値[ラグビー部リレー日記]

 written by 池田 周貴投稿日時:2023/12/18(月) 12:03

フィールド上では異次元のアジリティで、フィールド外ではSEとしてチームを支えてくれた橋野からバトンを受け取りました、主務の池田です。僕の中で橋野といえば、いつかの対抗戦セブンズで自陣ゴール前から独走トライを取り切ったシーンが印象的です。何を考えているのかわからないとかサイコパスとか言われたりもする彼ですが、僕の中では多分ただのかまちょなんだろうという結論になりました。


東大ラグビー部で過ごすのも残り1週間というところでなんとも言えない感慨深い気持ちでいます。長かったようで短かったのか、短かったようで長かったのか、どちらも当てはまるような感覚でした。ただ歴代の先輩が言うように、4年の対抗戦が始まってからはあっという間にここまで来たという感覚です。


自分のラグビー人生は振り返られるほどのものではなく、そろそろ皆さんも飽きてきた頃だと思うので、特に主務として過ごした今年を経て、僕が考えたことを書き連ねることにします。


春シーズンは本当に苦しかった。怪我人も多くなかなか戦力が揃わず、東北との定期戦以外は勝てなかった。負け癖がついているようで雰囲気も重苦しくて、プレイヤーはもちろんスタッフもフラストレーションが溜まって辛い時期になったと思う。そんな中、このチームに規律を見直すために、東大ラグビー部としての価値観は何かを考える機会があった。


東大ラグビー部の価値観は何か。この問いに対して、東大ラグビー部にしか出来ないことは何か、東大ラグビー部だからこそ出来ることは何か、自分が東大でラグビーをする意味は何か、というような形で落とし込んで答えを考えていたように思える。


このような価値観はこれはこれで確かに大事であるが、一つ注意しなければならないのは、フィールドに「東大」を持ち込んでいる限り勝てないということである。フィールドに「東大」を持ち込めるほど、今の東大ラグビー部は強い組織ではない。東大プライドという言葉を時々耳にするが、僕はあまり好きではない。フィールド内に持ち込むべきはラガーマンとしての矜持それのみである。そしてフィールドでの勝利がなければ、上記のような価値観はほとんど注目もされないだろう。僕らの代は3勝4敗の代であり、仮にどれだけ僕らが上記のような価値観を尊重していたとしても、これ以上で語られることはないだろう。


何が言いたかったかというと、勝ちよりも価値があるかもしれないことも、勝ちなくしては価値がないということです。つまり勝たないと始まらないこともあるということです。そして何より勝たないと面白くないです。これを読んでいる後輩たちには、(言われなくてもやると思いますが、)やっぱり全力で勝ちを目指してほしいです。東大ラグビー部の価値観は何かという問いに対しては、まずは自分たちが目指すラグビーを固めて、勝ちを重ねた後に見えてくるものもあるのではないかと思います。


いよいよ残すところあと一戦。最終戦である京都大学戦もチーム全員で勝って終わりましょう。


最後になりますが、いつも僕を気にかけてくれた両親には感謝しきれません。おかげさまで何不自由なく楽しい4年間を過ごすことができました。心配と迷惑ばかりかけてすみません。今後はもっと帰省の回数も増やします。また、これを読んでくださっているかわかりませんが、大西コーチへの感謝も記したいです。下手くそな僕を気にかけてご指導くださったり、また僕が辞めようとした時に引き止めてくださったりと非常にお世話になりました。大西コーチなくして僕の4年間はありませんでした。


お一人お一人に書いているとキリがありませんが、その他も本当に多くの方にお世話になりました。僕の東大ラグビー部での4年間を支えてくれた皆様、本当にありがとうございました。


次は安富に回します。3年生からは隣人として一緒に過ごす時間も長かった彼ですが、フィールドでは副将としてほとんどフル出場をはたし、時には厳しい言葉を使いながら仲間を鼓舞してくれました。功労者の彼には、引退後ぜひ良いパートナー(広義)を見つけてほしいものです。西久保とともにこのチームを勝たせるために苦悩した彼が最後にどんなことを記すのか必見です。
 

黒船襲来[ラグビー部リレー日記]

 written by 池田 周貴投稿日時:2023/11/01(水) 15:19

決して風呂に入らない男として知られる礒崎くんからバトンを受け取りました、4年の池田です。彼は堅実タイプかと思いきや派手なプレーで魅せてくれるプレイヤーです。フィールド外では億を稼げると言われるモノマネで僕らに笑いを届けてくれます。そういえば最近何かつきものが取れたかのようにスッキリした顔立ちですが、何か耐えてない出来事でもあったんでしょうか。

 

明学戦を終えたこのタイミングでのリレー日記ですが、シリアスなのは最後に取っておくことにして、今回は明るい話題を書こうと思います。

 

フランスからの留学生のNathanとTanguyが入部して以降、東大ラグビー部では英語が飛び交っています。LINEやDiscordでの連絡も英語とともに流されます。

 

大学一年生のALESA(英語でエッセイを書く授業)以来、まともに英語に触れてこなかった僕にとって、彼らと話すのはエキサイティングです。特にNathanとはよく喋るのですが、彼は意識の高い素晴らしい選手です。ウェイトのときも少しでも僕が妥協しようとすると、“Oh you are cheating. Come on! Easy.”と僕を鼓舞してくれます。

 

今の一年生にはもはや想像がつきにくいかもしれませんが、PEAK生や留学生がいるのは当然のことではありません。ここ数年の良い流れなので是非今後もいっぱい入ってもらえるように来年以降も新歓頑張りましょう。

 

次は佐々木朗希似と噂の高身長イケメン、一年生の勝村くんに繋ぎます。彼は未経験ながらボールを貪欲にボールをキャリーする意識が素晴らしく、また体もどんどんデカくなっていて、チームにいい刺激をもたらしてくれています。悔しいですがあんまりいじるところないですね。強いて言うならたまに目がいってます。

兵、走る[ラグビー部リレー日記]

 written by 池田 周貴投稿日時:2023/06/21(水) 11:53

最近プライベートも充実していると噂の「いっくん」こと鷲頭くんからバトンを受け取りました、4年の池田です。最近鷲頭くんの面白い話も聞きました。今度ぜひ鷲頭くんの口から語ってほしいです。





先日WBCのドキュメンタリー映画『憧れを超えた侍たち 正解一への記録』を見た。メンバー選考から大会終了に至るまで侍ジャパンに密着し、選手のベンチでの様子や監督・コーチの舞台裏での奔走を捉えた作品で、非常に感動的でエキサイティングなものだった。大谷がアメリカ戦の前にチームメイトに語った、「憧れるのをやめましょう」という言葉は、何度聞いても痺れる。部活にも良い影響を与えてくれるはずなので、まだ観てない人は是非観てほしい。





さて、大西さんがコーチに就任して今年で4年目だが、チーム内の意識もかなり変わってきたと感じる。帝京をはじめとする強豪チームと試合をする機会も増えてきた。三年前はまだ憧れてしまっていたが、今ではそのレベルと本気で戦うというマインドセットが出来るようになってきた。実力も着実についてきている。フィジカル強化によりコンタクトも強くなった。(もちろん最後の圧力の部分などでまだ伸び代はあるが。)スクラムの成長はより顕著である。ちょうど先日立教戦があったが、2月に行った立教との合同練習の時点とは比べものにならないくらい強くなっている。





マインドセットはできている。コンタクト際もほとんど差はない。スクラムはやや優勢くらいの実力がある。それでも僅差にすらならない。立教にも大差で負けた。どこに差があるだろうか。





これについては個人個人で思うところがあるだろうが、一言で言うならもっと走らなければならないだろう。DFはもちろんだがATもそうだ。強豪チームは一人がラインブレイクした時、ほぼ確実にサポートプレイヤーが2人以上いる。だからそのチャンスで取り切れる。もちろんただ闇雲に走ればいいというものではない。思考を止めずに先のプレーを予想し、ランコースを工夫しなければならない。これにはラグビー理解も必要なので一朝一夕にいかない部分もあるかもしれないが、それでもとにかくもっと走ろうと意識するだけでゲームの展開は劇的に変わると思う。実際昨日(6/20)の練習は良い練習だったと思う。





ラグビーに対して真摯になること。ほとんど試合に絡めていない自分だが、それでも4年として、意識から変えられる部分はどんどん引っ張っていきたい。「4年が一番走る」という意識で練習から臨もうと思う。





次は2年の辻金大にバトンを渡します。特に言うことはないです。強いて言うなら金髪です。

 

粋な店 粋[ラグビー部リレー日記]

 written by 池田 周貴投稿日時:2022/11/25(金) 12:29

チームでも一二を争う俊足の持ち主である温人からバトンをもらいました、三年の池田です。温人はとにかく運動神経がいいなという印象で、いつの日だったか一年生数名でバレーボールをしていたときにとんでもないスパイクを打っていて驚かされました。まああとこっちは深掘りしませんが色男というイメージもありますね。笑


温人が粋について触れていたので、せっかくなので粋(すい)について書きたいと思います。

粋は東大北門を出てすぐのところにある、東大ラグビー部が代々お世話になっているお店です。店主のせきさんはラグビー部を長年応援してくださっている方で、ラグビー部のためにボリューム満点のご飯を破格の値段で提供してくださっています。もちろん栄養価も高くて、高タンパクのおかずがたくさん並んだ美味しいご飯を食べることができます。

僕は今は毎週木曜日の夜練の後に通わせてもらっていますが、お昼も営業していて、先輩方によるとキーマカレーが絶品だそうです。僕もまだ食べたことがないので近いうちに食べたいなと思っています。

ここまで読んで行ってみたいと思った人は是非僕に声をかけてもらえればと思います。特に増量中の人にはおすすめです。


次は同期の安富にバトンを渡します。彼はラグビー理解度が高く、思っていることをはっきり言ってくれる信頼できる人です。また同じアパートの隣の部屋に住んでいて、耳を澄ませば彼の生活音が聞こえてきます。そういえば前話していた女の子とはその後どうなったのですか。今度教えてください。
 

最近思うこと3[ラグビー部リレー日記]

 written by 池田 周貴投稿日時:2022/06/12(日) 19:29

根性系FWのくせに意外と文才に溢れる同期の関戸からバトンを受け取りました、3年の池田です。関戸は、あんまり褒めるのも癪なんですが、新歓やS&Cなどのさまざまなセクションで仕事をこなしてくれている仕事人でもあります。来年の新歓も一緒に頑張りましょう。それから僕の身長についてやいのやいの言ってる不届き者がいるとは残念ですね。見かけたら得意の腹パンでもお見舞いしといてください。


最近自炊を始めました。ご飯付きの寮から引っ越ししてからというものほぼずっと外食していたのですが、先日コロナ関連で自宅待機となったときに良い機会だと思って作ってみました。自炊を始めてから思うことは、マジで面倒臭いということです。僕は今、クックドゥーなどの簡単な料理しかしていません。が、それでも十分に面倒臭いです。ましてや他の家事をこなしながら、揚げ物などの手の込んだ料理を毎食4人分用意するなんて考えただけで頭がクラクラします。母親の偉大さを知りました。今度帰省することがあれば、感謝をしっかり伝えてお袋の味を堪能したいと思います。また僕自身ももっと頑張ろうと思います。最終目標はハンバーグをコネコネして作ることにします。


京大ラグビー部のブログのように面白い文章を書くつもりだったんですが、今回はいつもにまして酷い文章になってしまいました。切実に文才が欲しいです。こんな駄文も許容してもらえると嬉しいです。



次は頼れるチーム最年長ノブさんこと佐川さんに繋ぎます。佐川さんは、いつも冷静にオーガナイズをしているイメージがあります。またラグビーだけでなく学業面でも優秀な成績をおさめるという文武両道を体現した方です。そういえばご飯連れて行ってもらった記憶がないので、首を長くしてお待ちしております。


うまくいじろうと思ってたんですがいいのが思い浮かばなかったです。本当に申し訳ないです。まさに爆“謝”必至ですね。
 
次へ>>

2024年4月

<<前月翌月>>
2024/04/14(日) 18:53
気まずいとき~
2024/04/11(木) 18:00
手術無事終わりました!
2024/04/09(火) 11:29
やっと4年生
2024/04/06(土) 22:36
桜を見て思うこと
2024/04/06(土) 22:13
近況報告

アーカイブ

ブログ最新記事