石渡陽一 『意地とプライド』

2007/10/23

 

 

対抗戦開幕以来、既に二つの敗戦を喫した。先週の立教大戦、その二週間前の学習院大戦、いずれの試合でも東大の力は勝利を掴むには及ばなかった。

その結果、僕達は自力での入替戦出場の可能性を失った。一月から掲げてきた目標の達成は、自分達ではもうコントロールできない。

それでも対抗戦は続く。
自分達の置かれた状況は、僕はもう深く考えないことにした。今の僕には、東大が積み上げてきたこと、信じてきたものが正しいことを証明したいという一心しかない。これ以上負けることで、僕達の今までが否定されるようなことには耐えられない。残る三試合、全て勝つことで東大の存在を示したい。

まずは今週の上智大戦。絶対に負けない。