ラグビー部リレー日記

たまには他競技の話を

投稿日時:2016/06/03(金) 15:21

 同じ学部、ポジションと何かと共通点の多い津川さんからバトンを受け取りました。3年の小寺です。私事ながら、本日22歳の誕生日を迎えました。小さいころは誕生日の前日はわくわくして眠れなかったものですが、この歳になると一歩ずつ「おじさん」への階段を上っている気がして悲しくなります。

 今日は最近はまっているサイクルロードレースの話をしたいと思います。サイクルロードレースとは主に屋外の舗装路で行われる自転車レースのことを指します(競輪とは違います)が、昨年末ふとyoutubeで見て以来このサイクルロードレース観戦が趣味になりつつあります。
 レースでは7~8人で構成されるチームのメンバーが1人のエースのために風よけとなり、水のボトルを運び、様々な形でアシストしてエースの勝利を目指します。たかが自転車と侮るなかれ。どんなに強い選手でも1人で勝つことはできません。風よけとなってくれる選手がいなければ、時速40~50キロで走るロードレースでは瞬く間に風の抵抗を受けて消耗してしまいます。一日に200キロを超える距離を走り、獲得標高が5000メートルを超えることもあるロードレースではアシスト陣の頑張りなしには勝利はあり得ません。また、レースでは1日に約8000キロカロリー消費するため、食べることも選手にとって重要な仕事です。エネルギー補給を怠った選手はエネルギー不足でハンガーノックという状態になり、動けなくなってしまいます。そのため15分に1度ほど選手たちは走りながらエネルギーバーなどを食べるのですが、この食事を運ぶのもアシストの仕事です。他にもマッサージを行うマッサーやメカニックなど多くの人がエースの勝利のために尽くします。

 そうした献身的なチームメイトのアシストにも関わらず、優勝争いから遅れてしまう選手もいます。先日行われたジロ・デ・イタリア(3週間にわたって行われるイタリア最大のレース)では優勝候補と目された地元イタリアチャンピオンのヴィンチェンツォ・ニーバリが2・3週目に大きく遅れてしまいました。巻き返そうとしてもメカトラブルなどに見舞われなかなか上手くいきません。残り2ステージを残して首位と4分差という半ば絶望的な差をつけられてしまいました。しかし彼は「今日はBad Dayだった」「今日は俺の日ではなかった」「終わったことは仕方ない」といって上手く切り替え、あきらめず勝利を目指します。そんな彼をチームメイトも懸命にアシストし、ようやく調子を取り戻したニーバリはなんと最終ステージの最後の山でライバルを振り切り、見事総合優勝を果たしました。
 こんな大逆転劇を見せられては私のサイクルロードレース熱もしばらく冷めそうにはありません。長々とマニアックな話をしてきましたが、このレースでニーバリとそのチームメイトが見せてくれたものは我々にとっても示唆に富んだものだったのではないかと思います。

次はわれらがエース、主将の棚橋さんにお願いしたいと思います。
 

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