ラグビー部リレー日記

怪我の功名

投稿日時:2026/06/26(金) 14:40

勝村さんからバトンを受け取りました、3年の長岡です。
 

私は広報担当として写真整理やSNS投稿用の画像編集を行っているのですが、勝村さんは彫りの深い顔立ちと、ライオンのたてがみのように綺麗な髪の毛をお持ちなので、どの写真も迫力があり、つい投稿用に選んでしまいます。いつもお世話になっています。
 

質問にお答えすると、実はまだ二郎を食べたことがありません。量的には美味しく食べ切れる自信があるのですが、店に足を運んだ後、服や体から芳しい二郎臭を放つことになるのではないかと思うと、その後の予定が気になってしまい、食べるタイミングが難しいというのが、主な理由です。



 

さて、先日、骨折してしまいました。「初めまして、ラグビー部のマネージャーです、骨折しています」と言うと、百発百中で「選手にタックルされたの?」と聞かれます。しかし、そんなネタとして面白いものではなく、普通に一人で転びました。
 

東北大戦のアフターマッチファンクションに遅刻しそうになり、パンプスで走っていたところ、溝にヒールがはまって転倒しました。転んだ瞬間にパキッという音が聞こえたのですが、捻挫だと思い、その日は夜まで歩き回ってしまいました。翌日受診したところ、左足の第五中足骨が折れていました。
 

足の外側にある小さな骨なのですが、治りづらい部位らしく、体重をかけないようにするため、しばらく松葉杖生活を余儀なくされました。小学生の頃、誰しも一度は憧れる松葉杖(?)ですが、片足を地面につけないだけで、生活は想像以上に不便でした。
 

実家から頻繁に食料を差し入れに来てくれた母、部室から必要なものを持ってきてくれた人、寂しさを紛らわせるために何度も電話してくれた人、本当にありがとうございました。吊り橋効果ではないですが、この期間に優しくしてくれた人のことは、ずっと忘れないだろうなと思います。
 


 

怪我の功名というほどのものではありませんが、今回自分が怪我をしたことで、普段メディカルスタッフとして選手と向き合う際に感じていた葛藤を捉え直す機会になりました。


ラグビーには怪我がつきものです。私もこれまで、部員の怪我を幾度となく目の当たりにしてきました。試合に出て勝利に貢献するために努力してきた選手にとって、怪我で離脱することの絶望感は底知れません。スタッフとしても無力感に苛まれます。だからこそ、怪我をした翌日から前向きにリハビリやトレーニングに励む姿に、こちらが励まされることも多々あります。

 

選手が怪我をした時、メディカルスタッフには、診察の手配、復帰プロトコルのトラッキング、必要なテーピングの勉強など、ある程度フラットかつ事務的に対応することが求められます。普段、私はこのメディカルという立場に甘えて、当たり障りのないニュートラルな言葉しかかけられないことがあります。
 

もちろん私も悲しいし、悔しいです。ただ、怪我をした本人の心境を想像すると、安易に精神面へ踏み込む言葉をかけることはできません。心配する言葉すら、うざがられるのではないか。一番悔しいのは本人なのに、他人に分かったような口をきかれるのは嫌なのではないか。特に、長期離脱が確定するような大きな怪我をした選手に対しては、どう接すればよいのか迷うことが多いです。
 

それでも時折、感情のコントロールに失敗して、必要以上に心配してしまったり、感情移入しすぎている不適切な言葉をかけてしまったりして、嫌な思いをさせてしまったのではないかと反省することがあります。
 

ただ、それを哀れみではなく、心から応援しているからこその気持ちとして率直に受け取ってくれる選手がいてくれたら嬉しいです。そしてラグビー部が、嬉しいことや面白いことだけではなく、悲しみや苦痛、もどかしさも共有できる組織であってほしいと思います。



 

スタッフであるということは、選手たちの最前線のファンであるということです。だから、選手が試合に出られないことは悲しいし、できるだけ試合に出てほしいと常に思っています。私は、本人の身体感覚や意思を尊重したいからこそ、本人が「いける」と言うなら信じたいし、必要以上に他人が口を出すべきではないと思ってしまいます。


しかし、メディカルとして求められているのは、さらなる怪我を防ぎ、選手が4年間できるだけ長く試合に出続けられるよう、万全に近いコンディションを支えることです。目の前の試合に出てほしいという気持ちに左右されず、「安静にした方がいい」「病院に行った方がいい」など、長期的な選手生命を見据えた発言をしなければなりません。

 

私はまだ、ファンとしての気持ちとメディカルとしての責任を、うまく両立できていません。選手の意思を尊重したいと思うあまり、ドライに接しすぎた結果、後から怪我が発覚することもありました。
 

自分から不調を相談してくれる選手ばかりではなく、こちらから声をかけて初めて話してくれる選手もいます。だからこそ、日頃からもっと信頼関係を築き、「メディカルに相談したら試合に出られなくなる」と思わせない関わり方をしていかなければならないと感じています。

 

こうした葛藤は、最高学年になっても抱え続けるのだろうなと思います。人と関わることの難しさを日々実感しますが、選手一人ひとりが必要としている心身のサポートを見極め、信頼されるスタッフになることを目標に、日々精進していきます。



 

次は2年の朝山にバトンを渡します。
 

朝山は良い意味で、後輩感が全くありません。常に余裕を見せる立ち振る舞いは大人っぽい一方で、人の懐に入るのが上手いところには年下らしい愛嬌があり、女子からモテそうな感じがします。実際どうなんでしょうか。

また、朝山が上級生に対して敬語を使っている場面があまり思い浮かばないのですが、その強靭なメンタルの秘訣を教えてください。

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