ラグビー部リレー日記

六法全書にタックルの仕方は載ってない

投稿日時:2026/07/14(火) 15:53

筑波さんからバトンを受け取りました、2年の朝山です。

筑波さんは、とても熱い漢です。指の怪我をはじめ、いくつもの怪我を抱えながらも試合に出続け、チームの国公立大会優勝に大きく貢献してくれました。プレーはもちろんですが、怪我をしていても弱音を吐かずにチームのために戦う姿勢は、本当に尊敬しています。僕も筑波さんの背中を追って、男らしくなりたいです。

また、合宿ではなぜか毎回同じ部屋になります。今年の夏も同じなのか気になるところです。


大学で、民法の先生が、「法律を知っていれば、世の中の問題は大体解決できる。身の回りにある制度の仕組みを習った視点から分析してみなさい。」とおっしゃっていたので、ラグビーに関してはどうであろうと考えてみた。

残念ながら六法全書をどれだけめくっても、タックルの仕方は載っていない。

「相手が自分より大きい場合は、低く入ること」
「踏み込む足は相手の近くに置くこと」
「目をつぶらず、肩を当てること」

そういった重要事項は、民法にも刑法にも書かれていない。民法709条を暗唱しながらタックルに入ったところで、成功率が上がるわけでもない。

それでも、法律とラグビーは思ったより離れた存在ではないように思う。

ラグビーでは、思わぬ形で相手を怪我させてしまうことがある。それは、本気でぶつかり合うラグビーにはつきものだ。だがこれは、一般社会では到底理解し難いものだ。ラグビーと聞いて、少しのけぞってしまう僕の友人の気持ちも分からなくはない。

法学的に考えれば、選手は試合に参加することで、ラグビーに通常伴う一定の危険を受け入れているからだと説明できる。タックルをされること、ラックで押し合うこと、翌日に身体のどこかが痛くなることは、ある程度覚悟した上でグラウンドに立っている。

もっともラグビー部に入ったからといって、あらゆる攻撃に同意したことになるわけではない。正当なタックルによって倒されることは受け入れていても、ボールと関係ないところで殴られることや、首や頭を狙った危険なプレーまで受け入れているわけではない。少なくとも、僕が書いた入部届にはそのような注意書きはなかった。

つまり、ラグビーで許されているのは、相手を怪我させることではなく、互いに一定の危険を受け入れたうえで、ルールの中で本気でぶつかり合うことである。激しいプレーと危険なプレーは、似ているようでまったく違う。

法律もラグビーのルールも、人の行動をただ縛るものではない。むしろ、許されることと許されないことの境界を示すことで、全員が安心して行動するための土台をつくっている。

以上の文章は、講義のリアぺにも提出したのだが、良い評価を得られてると嬉しい限りである。(全く講義を聞いていないから、なんとかラグビーで独自性を出したのがポイント)

なんで、僕たちはこんな痛い思いをしてるのだろう。それは、自分がラグビーを楽しいと感じ、ラグビーをやりたいと感じたからだ。これは練習を毎日していると忘れてしまうこともある。貴重なオフ期間では、あえて楕円球から離れることで、よりフレッシュな気持ちで合宿に望めるようにしたいと思う。

次は怜にバトンを渡します。怜は僕の下クラで、勧誘をする間もなく入部を決心してくれた期待の一年です。今は怪我をしてDLにいますが、着実に力をつけて合宿で復帰してくれるはずです。ゆっくり話す機会もあまりないので、今度ご飯にでも行きましょう。




 

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