ラグビー部リレー日記

のむさんぽ

投稿日時:2026/09/08(火) 19:27

かんぞうからバトンを受け取りました、2年の砂川です。かんぞうはハーフとして球出しが早く、B戦でアタックを引っ張っていた姿が印象的です。今度は一緒にリール撮ろう!ラッキーボーイと思った経験ですが、今ふと裸眼で視力1以上あるのはラッキーだなと思いました。



 



今回は3年の野村さんと過ごした、菅平合宿中のとある日のオフについて書こうと思います。



 



オフの予定だった日に急遽入った練習を終えた後、夜ご飯まで少し時間があった。それより前にオフを一緒に過ごす約束をしていたので、ちょうどいい機会だと思い僕はのむさんを探しに行った。



 



のむさんは洗濯をしていた。一緒にどっか行きませんか?と誘ってみると快く受け入れてくれた。僕はスマホを取りに、のむさんは洗濯物を置きにそれぞれ部屋に一旦戻ってからまた玄関で集合することになった。僕は部屋から向かう途中で差し入れで頂いたジュースを二本取って持って行った。一本を自分用に、もう一本をのむさんにあげようと思った。冷えたトロピカーナのりんご味。絶対喜んでくれると思いきやぼそっと「あー、ありがとう。」あんま嬉しくなかったぽい。悲しい。



 



そんなこんなで小さな旅が始まった。とはいえ目的地は何も決まっていなかったのでぶらぶら歩きながら考えることにした。僕は菅平名物の馬刺しを食べに行くことを提案した。するとのむさんは怪訝そうな顔して「馬刺しって菅平で食べる必要なくない?」想定外の返答に僕は困惑した。菅平に来るとみんな馬刺し馬刺しと言う中で、こんなことを言う人もいるのかと驚いた。どうやら流行に乗るのが嫌だったっぽい。のむさんはよく周りに流されることなく物事を達観して発言する(僕の、のむさんの好きなところの一つである)。今回のもその一例だろうと思った。やっぱのむさんはおもしろい。僕も馬刺しなんかもうどうでもよくなってきたのでこの案はボツになった。



 



僕は練習後で小腹が空いてたのでとりあえず何か食うことになった(馬刺し以外)。のむさんは宿の宿泊者特典の割引ソフトクリームをすでに食べててあんまお腹が減ってなかったらしい。僕もせっかくならと割引ソフトクリームを食べようとしたところ、のむさんが「まあ普通の味だよ(笑)」と苦笑しながら言った。のむは今日、達観が止まらないらしい。ただ本人曰く達観してしまうのはコンプレックスでもあり没入できるのが羨ましいみたい。僕は割引ソフトクリームを食べる気は失せたので、もう何回食べてるか分からない菅平名物のソフトドック(揚げパンにソフトクリームを挟んだやつ、うまい)を食べに行った。初めてミックス(チョコとバニラが両方入ってる)を頼む。のむさんがご馳走してくれた。ありがとう、おいしかった。ささっと食べてまた歩き出す。



 



結局僕たちはダボスの丘に行くことになった。見晴らしのいい丘で一度行ってみたかった。歩くとそこそこの距離にあったがまあ楽しそうだしいっかと僕たちは向かい始めた。



 



僕が何気なく何かの歌を口ずさんでいるとのむさんが「砂川はあんま歌上手くなさそう」と言ってきた。だが事実そうだから何ともいえない。井上陽水の少年時代だけは90点近くいくと謎の反論を絞り出した。のむさんはうまいんですかと聞くとまあまあと返ってきた。十八番を聞いたところサザンのTSUNAMIらしい。僕が歌い出すと歌詞が間違っていたらしく訂正してきた。気持ちよく歌ってんだからいいだろと思ったが声には出さなかった。



 



続いて恋バナになった。のむさんは一年の夏に付き合い始めて数ヶ月で別れた彼女がいたらしい。夏に始まる恋より秋や冬に始まる恋の方が長続きするイメージがあると僕が言った。じゃあ2年近く付き合ってるお前はいつ付き合い始めたのと聞かれたので夏と答えた。しばかれるのを覚悟した。「あんなに好きな人に出会う夏は二度とない♪」ってか。



 



道中に桃の丸かじりができるお店があった。僕は筑波の飯岡選手のインスタで見て美味しそうと思っていたのでのむさんを誘って行ってみた。日頃お世話になってるのでここは僕が払った。硬めとやわらかめが選べたので、のむさんは硬め、僕はやわらかめを選んだ。甘くておいしかった。2人でホースから出る水で手を洗い店を後にする。



 



突然強い雨が降ってきた。さすがは天気が変わりやすい菅平。僕たちは近くのお土産屋さんで雨宿りをした。「砂川は彼女にお土産買った?」と聞かれ、まだですと答えた。のむさんは彼女にお土産を買ったが、渡す前に別れ今でも大切に自分で使ってるというエピソードを話してくれた。なにか気の利いたことでも言えればよかったが、それは悲しいですねとしか言えなかった。反省。



 



そんなこんなでダボスの丘に辿り着いた。しかし時間が意外と押していたのと天気が悪かったため、丘には登らず帰ることにした。帰りも畑に植っているレタスの話をしたり、将来子供ができた時私立に行かせるか公立に行かせるかを話したり、お互いの父親の出身地である北九州のナンバープレートをつけた車を見つけて喜ぶなどたわいもない話をして帰ってきた。(ちなみに僕の父とのむさんの叔父さんが同級生で、僕の叔父とのむさんのお父さんが同級生だったらしい。すごい運命。)



 



宿につくと僕は気持ちの良い疲労感に包まれていた。のむさんありがとう。またやろうね、のむさんぽ。



 



次は一年生のザキにバトンを渡します。ザキは未経験とは思えないほど低く鋭いタックルをする期待の新人です。またウエイトのモチベーションもものすごく高く尊敬しています。一緒にバックローとして試合に出れる日が楽しみです!

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