VOICE:2012年
 
合宿日記 持田公孝
 

8/11 合宿2日日


4年生として最後の合宿が始まった。今までなら自分のことだけ考えていても、気づいたら乗り越えられていた合宿。だけど今年は練習でも生活でもチームのことを考えなければいけない。それは僕が一番苦手なことだ。3年生までは自分のプレーをAチームで通用するレベルに持っていくことで精一杯だった。正直チームのことなんて考える余裕はなかった。今年はそういう自分の弱い部分が試される合宿になると思う。今日の連続タックル&ダッシュでは、いつもより声を出して盛り上げようとした。それがどれだけチームのためになったかはわからないが、声を出そうと思えばいくらでも出ることがわかった。フィットネス中の声出しはこの合宿中頑張ろうと思う。

 

 


 

 

8/14 合宿5日目


OB戦に負けた。またやる気がない、4年生が引っ張ってないと、同じことを言われてしまった。1stタームでは個人的にいい練習ができたと思っていただけに、ショックだった。今日は2ndターム初日。同じポジションの1年生の立山が上がってきた。盗めるところは盗んで成長したい。午前中は、今年山中湖に来て初めて強い日差しの下で練習した。最後のフィットネス中には朦朧とした。合宿ぽいなと思った。明日は、タックルの起き上がりを重視して練習したい。

 

 

                    

 

 

8/16 合宿7日目


今日は、昨日の湖畔での会議により、いつもより気合が入った。その会議で思ったのは、最近練習をこなすだけになっているのではないかということ。勝つためにやっているという前提が意識できてないし、意識させることもできてないのではないかということ。ラグビーの練習は苦行になりがちだし、合宿のようなラグビー漬けの中では特にそうだ。だから練習の意図をはっきりさせて共有しないと意味がない。自分はその意図を理解して体で示す立場にあるが、それができていない。もっと何のための練習なのかということを考えたい。

 

 

                    

 

 

8/18 合宿9日目


松木が帰ってきた。チーム練では、ブランクがあるはずなのに、ものすごいプレーを連発していた。Bチームもそのプレーに触発されたのか、ブレイクダウンで激しくしかけてきて、勢いに押されてしまった。たった一人いるだけでチームがこんなに変わるのかと本当に驚いた。この合宿中、なんとかその代わりを務めようと頑張ってきたつもりだが、ちょっと無力感を感じた。今のチームに必要な選手はこういう選手なんじゃないかと思った。ただ、今自分がAチームにいる以上、果たすべき役割を果たす義務がある、今自分にできることを全力でやるしかない、と吹っ切れることができた。明日からの練習では、もっとチームに貢献できるよう頑張っていきたい。