2007年2月 【主将、監督挨拶】主将 須賀悠介 /監督 三笠杉彦
 
 
挨拶/主将 須賀悠介

 

 

2007年度東京大学ラグビー部、主将をつとめさせていただく須賀悠介です。

 

昨シーズンは「入れ替え戦勝利」という目標を掲げたものの、対抗戦B5位という目標とは程遠い結果に終わってしまい、自分たちの認識の甘さを痛感したシーズンでした。

 

本年度は新たな気持ちで「入れ替え戦勝利」という目標と向き合いながら、チームをいちから作り直すという気概をもって、基礎体力・基本プレーのレベルアップをしていきます。そして途切れてしまった東大の伝統を新たに創造していきたいと考えております。

 

また、今年は「Enjoy the Challenge」というスローガンを掲げます。その心は「自分の限界に挑戦し、挑戦そのもの及びその結果としての成長を楽しむ」という意味です。このスローガンのもと毎日を密度の濃いものにして挑戦し続け、入れ替え戦勝利という目標を達成できるよう日々精進していくつもりです。

 

最後になりましたが、東京大学ラグビー部を応援してくださる皆様にお礼を申し上げます。皆さんのご支援・応援があってこそ私たちは部の活動に専念することができます。今年も引き続き我々の挑戦を暖かく見守ってくださるようお願いします。

挨拶/監督 三笠杉彦
 

2007年東大ラグビー部のスローガン、目標は以下のとおりです。

スローガン:Enjoy the Challenge
「自分のできるぎりぎりのプレーに挑戦し、挑戦そのもの及び成長を楽しむ」

目標:対抗戦A/B入替戦勝利

監督からのメッセージ:
対抗戦Bに降格して4年、今年こそ「Enjoy the Challenge」というスローガンのもと対抗戦A復帰を果たすために、
チームのメンバー、スタッフ、コーチ全員が以下の3点を常に心がけ、1年間を過ごしてもらいたいと思います。

?練習の「質」の飽くなき追求
時間当たりのプレー回数X一つ一つの精確なプレーの遂行がチームに勝利をもたらします。
そしてゲームでの勝利をもたらすものは、質の高い練習以外にはありません。
質の高い練習の継続を求め、個々人のラグビーに対する意識の向上、計画的・実践的な練習プログラム、
熱さを共有して練習に取り組む雰囲気を作っていきましょう。

?コンディショニング・体作りに対する意識の向上
ラグビーチーム・プレイヤーとしての成長を考える際、
戦略・戦術の効果的な実行とともに、いかに強く・速く・運動量の大きい・ケガをしない体を作っていくべきか、
というところに、知性を凝縮させ取り組まなければなりません。
今年はチームとして、コンディショニング・体作りに対する個々人の意識の向上を求め、またそれをサポートする体制を整備していきます。

?ラグビーに敬意を払いその全てを楽しむ心構えと規律
ラグビーは、フィジカル的に負荷の強い状態で最適な状況判断をしながら熱い気持ちでメンバーが一体となってチャレンジしていくことが求められるという、
知性、本能性、身体性、チームワークを4大要素とした総合的なチームスポーツです。
このようなスポーツにおいて、チームが成長していくためには、このラグビーというスポーツにチャレンジすることが自分に与えてくれるものに対し敬意を払い、
厳しい状況に逃げず打破していくことにより成長していくのだ、という強い心構えと、
それをチーム全体で取り組んでいくための規律を一人ひとりがしっかり守っていくことが土台になると考えています。


スローガンにある、「Enjoy」とは「享受」という意味であり、

「受け入れて自分のものとすること。受け入れて、味わい楽しむこと」です。
Enjoy the Challengeとは、

「ラグビーおける自分のできるぎりぎりのプレーに挑戦し、挑戦そのもの及び成長を楽しむ」ことです。
選手・スタッフ・コーチ陣が一丸となり、1日1日この言葉の意味を噛み締め、挑戦を続けていけば、

目標達成は必ずできるはずです。
私自身もこの1年、Enjoy the Challengeで、東大ラグビー部の成功への道をサポートしていく所存です。