対抗戦:vs明治学院大 ディフェンスの圧力の差が結果に表れる

2008/10/06

対抗戦第2戦の明治学院大学戦は、実力が接近している中での細かい部分の差が表れた試合となった。

 

東大は前半の早い段階で明治学院大に2連続トライを許してしまうが、その後は立て直し、

両チームともにキックで陣地を稼ぎ前に出てディフェンスする、というプレーの応酬となり膠着した展開となった。

しかし、キックゲームの精度、ディフェンスの圧力でやや明治学院大が上回り、優勢にゲームを進めた。

終盤になって明治学院大にミスが増え、それに乗じて東大は2トライを返すが、序盤の失点が響き、12-26の敗戦となった。

 

 

常に挑戦者の意識を持ち続けることを選手に求める内田監督

結論から言えば完敗である。手が届きそうで届かなかった試合であった。及ばなかったところを分析し次の試合に生かさねばならない。東大は前試合の武蔵大戦から得た課題を研究し、対策を立てて臨んだ試合だと思ったが、明治学院大の動きが良く、常に先手を取られ、勝機をつかむことができなかった。特にディフェンスにおいて相手のタックルが激しく、東大の気迫を上回っていたと思う。本来、我々がやらなければならない激しいタックルに出足を挫かれてしまった。「挑戦者の意識を忘れるな」が本試合の最大の反省ではないかと思う。

 

敗因のひとつとなった接点際のディフェンスの穴を反省する三上(No.8)

低く激しい接点という、うちのチームが目指していたもので明治学院に上回られ、非常に悔しい敗戦となってしまった。

個人的にも、再三アタックの機会を与えられたにもかかわらずあまりゲインできず、また、DFでポイント際を相手ハーフに抜かれてしまうなどのミスも犯してしまい、課題の多い試合となった。この敗戦をしっかり反省し、次戦につなげたいと思う。

 

キックの応酬となった試合で陣地獲得に貢献した作山(SO)

前半キックゲームで負け、相手に主導権を握らせてしまったのが敗因のひとつ。キックの精度も反省すべき点だが、地域獲得のためのゲームメイクをもう少し早くから工夫すべきであった。

個人的にはタックルが出来ていなかった。タックル直前に相手を見てしまい、受けたタックルになってしまっていた。そんなタックルでは対抗戦は勝てないということを実感した。

日々の練習での甘さが露呈した試合だったと思う。逆に言えば少しの意識でチームは大きく成長出来るはず。

対抗戦はまだ始まったばかり。小さなこだわりを積み重ね、質の高い練習をしていきたいと思う。