ラグビー部リレー日記

4年目の問わず語り

投稿日時:2014/10/22(水) 21:27

いつもお世話になっております、石川くんからバトンを受け取りました4年の小田部です。
まず始めに、4年生激励会を開いてくださった5組、10組をはじめとするOBの皆様、昨日はありがとうございました。また、それ以外にも日ごろから東大ラグビー部を応援してくださるすべての方々に感謝御礼申し上げます。
4年の秋、おそらく最後になるであろうリレー日記ということで何を書こうか思案しながら筆を進めていくことになるので、普段の口下手にも増して纏まりのない冗長な文章になってしまうと思いますがご容赦ください。

さて。
僕は4年生、更にはSOであるにも拘らず、ラグビー下手である。ついひと月前にも「お前はパスを放れば放るほどボロが出る」と松木や江村に言われるくらい、SOどころかバックスとしても致命傷を負っている。僕が入部してからスイカの10番を務められていた川島さんや安井さんはもちろん、後輩のSOの津川や稲垣も僕なんかより格段にスキルフルかつラグビー偏差値の高い選手で、彼らを見ていると情けない話であるが「自分はこのままスイカを着てグラウンドに立つことなく卒業していくのかな」と半ば諦めの思いにもなり、それならばと普段の練習の潤滑油になるような便利屋や試合中一番声を張る応援に自分なりの精一杯の思いを込め、チームの勝利の中での自分の存在価値を少しでも見出そうとしたりもした。

けれども。
9月14日、一橋戦。この日も相変わらずノットメンツで、グラウンドに立つ雄々しいスイカジャージの15人、特に同期に向けて喉が枯れるまで声を張った。
19-31。
もちろん最前線のグラウンドで戦った皆の思いは計り知れないが、これ程までに外にしか立てない悔しさ、もどかしさを感じたのは初めてであった。ノーサイドのホイッスルの瞬間は茫然としたが、段々とこんな悔しい思いは今日だけで十分だという思いに変わっていった。

そして。
翌週のB戦。ゲームキャプテンだった僕は確か「全員にAチームに上がるチャンスがある」とチームを叱咤したが、今思えばただ必死に自分に言い聞かせていただけだったかもしれない。
自分なりの精一杯のアピールに幸運が重なったお陰で翌日からAチームに混ぜてもらえるようになり、翌週の武蔵戦で初の対抗戦のスイカを頂くことができた。武蔵戦後にはCTBにも取り組むようになり、上智戦・成城戦では遂にスイカを着てプレーし、第一線で勝利を掴みにいく緊張感や背負うものの大きさと共に筆舌に尽くし難い昂揚感をも味わうことができた。

とはいえ。
ある同期にも言われたのだが、僕はまだまだ"Bチームっぽい"人間である。"Bチームっぽい"お陰でこれまで共に練習してきたノットメンツであるB・Cチームの仲間から、他の14人に申し訳なくなる程の声援をかけてもらえたことは否定できないが、今日の成城戦反省ミーティングでも自分の脆いプレーが多くピックアップされ、"Bチームっぽい"ままでいる訳にはいかないことも再認識した。あと残り2カ月となった引退のその時まで、たとえガス欠になろうとも歩みを止めずラグビー下手なりに必死こいていきたい。

最後に。
今回のリレー日記を書くにあたって、過去の先輩方の4年生当時のこの時期の日記を振り返ってみたが、そこには多くの"最後の"という言葉が散りばめられ、それぞれの"最後"に向けた積年の思いが語られていた。一方で僕は"最初の"対抗戦のスイカ、"最初の"スイカを着ての出場など、この時期にして"最初の"経験と漸く巡り会えた。残された時間は少ないが、もうひとつ、何としても手に入れたい、"最初の"・・・

"最初の"スイカのスタメン。

その上で、是が非でも勝利を掴み取りたい。もう一橋戦のような思いはしたくないし、させたくない。まずは、成蹊戦。必死こいて、チーム内でも対抗戦でも勝ちに行きたい。


最後までお読みいただきありがとうございました。
次のバトンは、今年の対抗戦で見事"最初の"スイカのスタメンを獲得し勝利に貢献した同期の加藤に回します。

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