- トップ
- 全体トップ
- 東京大学ラグビー部リレー日記
- ブレイクスルー
ラグビー部リレー日記
ブレイクスルー
投稿日時:2019/10/15(火) 22:13
クールビューティーなあやのさんからバトンをもらいました、一年の野田です。僕が髪型をイメチェンした時に周りからディスられるなか、「いいね」と言ってくれたあやのさんは優しさの塊です。
去年のこの時期、僕は迷っていた。浪人生ながら成績が思うように伸びなかったために、志望校を東大か他の大学にするか悩んでいたのだった。そんなとき、父の仕事の知り合いの東大ラグビー部OBの方から誘われて、東大対成城の試合を観に行くことになった。
生で見た東大のラグビーは、本当にカッコよかった。個々の選手のスキルもさることながら、全員が走り回ってハードワークするという闘志がとても伝わってきて、気が付いたらOBの目もははがらず声を出して応援していた。そんな試合の中で、一番鮮明に覚えているプレイヤーがいる。背番号19、浦山裕矢さん(現Jr.コーチ)だ。突然、後ろから走りこんできてハーフからボールをもらうと、フォワードながら相手のディフェンスの隙間を走り抜け、さらに相手のタックルをぶち抜いて、トライ目前まで行くビックゲインを決めた。僕の中では攻撃では、フォワードはもっぱら相手にぶつかりにいって少しゲインをとったり、次のバックス展開の布石にするものだと思っていたので、そういう風に大学のフォワードがトライを狙いに行くなど想像すらしてなかった。これまでラグビーに抱いてたイメージをぶち抜かれた気分だった。「俺も東大で、こんな風にラグビーをしたい」、そう思うようになった。
だが、ラグビーでも人生でも今まで積み上げられてきた伝統とか固定観念を"ぶち抜く"のはとても難しい。例えばラグビーでは、逆サイドに大きな隙があっても順目に攻撃してしまうことは往往にしてよく見る光景だし、日常では、日本で一番頭の良いとされる東大の中に居たって、毎日聞こえてくるのは「ノリ」や「普通」や「常識」だ。たしかに、常識や周りに沿って歩けば安心感があるのに対し、挑戦のその先には何もないかもしれないという不安が常につきまとう。だが、東大ラグビー部はそういう挑戦が安心してできる環境であると思っている。野村主将をはじめとして、意見を聞いてくださる先輩が多く、監督やコーチも常にチームに新しい気づきを与え続けてくださっている。このチームならいくらでも新しいことに挑戦できる、そう胸を張って言える。だから、そんなチームの為に僕は役に立てるよう、どんどん挑戦したい。さらには、僕が浦山さんのプレーに元気付けられたように、自分もそういう風に他人を元気付けられるプレーヤーになりたい。
これを読んでいる(きっと少ない)受験生はあきらめずに東大ラグビー部を目指して欲しい。自分にはできない、だなんて思わないでほしい。これを書いてる僕は偏差値38からのスタートだった。そんな僕でも入れる大学なんだから、君も入れる。絶対に。モチベーションが下がったり、迷ったら是非、東大ラグビー部を、見に来てください。
拙い文章ですが、最後までお読みいただきありがとうございました。次は、僕が予備校時代からスカウトしていたささまたにバトンを渡します。
去年のこの時期、僕は迷っていた。浪人生ながら成績が思うように伸びなかったために、志望校を東大か他の大学にするか悩んでいたのだった。そんなとき、父の仕事の知り合いの東大ラグビー部OBの方から誘われて、東大対成城の試合を観に行くことになった。
生で見た東大のラグビーは、本当にカッコよかった。個々の選手のスキルもさることながら、全員が走り回ってハードワークするという闘志がとても伝わってきて、気が付いたらOBの目もははがらず声を出して応援していた。そんな試合の中で、一番鮮明に覚えているプレイヤーがいる。背番号19、浦山裕矢さん(現Jr.コーチ)だ。突然、後ろから走りこんできてハーフからボールをもらうと、フォワードながら相手のディフェンスの隙間を走り抜け、さらに相手のタックルをぶち抜いて、トライ目前まで行くビックゲインを決めた。僕の中では攻撃では、フォワードはもっぱら相手にぶつかりにいって少しゲインをとったり、次のバックス展開の布石にするものだと思っていたので、そういう風に大学のフォワードがトライを狙いに行くなど想像すらしてなかった。これまでラグビーに抱いてたイメージをぶち抜かれた気分だった。「俺も東大で、こんな風にラグビーをしたい」、そう思うようになった。
だが、ラグビーでも人生でも今まで積み上げられてきた伝統とか固定観念を"ぶち抜く"のはとても難しい。例えばラグビーでは、逆サイドに大きな隙があっても順目に攻撃してしまうことは往往にしてよく見る光景だし、日常では、日本で一番頭の良いとされる東大の中に居たって、毎日聞こえてくるのは「ノリ」や「普通」や「常識」だ。たしかに、常識や周りに沿って歩けば安心感があるのに対し、挑戦のその先には何もないかもしれないという不安が常につきまとう。だが、東大ラグビー部はそういう挑戦が安心してできる環境であると思っている。野村主将をはじめとして、意見を聞いてくださる先輩が多く、監督やコーチも常にチームに新しい気づきを与え続けてくださっている。このチームならいくらでも新しいことに挑戦できる、そう胸を張って言える。だから、そんなチームの為に僕は役に立てるよう、どんどん挑戦したい。さらには、僕が浦山さんのプレーに元気付けられたように、自分もそういう風に他人を元気付けられるプレーヤーになりたい。
これを読んでいる(きっと少ない)受験生はあきらめずに東大ラグビー部を目指して欲しい。自分にはできない、だなんて思わないでほしい。これを書いてる僕は偏差値38からのスタートだった。そんな僕でも入れる大学なんだから、君も入れる。絶対に。モチベーションが下がったり、迷ったら是非、東大ラグビー部を、見に来てください。
拙い文章ですが、最後までお読みいただきありがとうございました。次は、僕が予備校時代からスカウトしていたささまたにバトンを渡します。
アーカイブ
- 2025年2月(3)
- 2024年12月(18)
- 2024年11月(12)
- 2024年10月(13)
- 2024年9月(13)
- 2024年8月(11)
- 2024年7月(12)
- 2024年6月(8)
- 2024年5月(9)
- 2024年4月(8)
- 2024年3月(8)
- 2024年2月(11)
- 2024年1月(5)
- 2023年12月(9)
- 2023年11月(12)
- 2023年10月(11)
- 2023年9月(12)
- 2023年8月(11)
- 2023年7月(11)
- 2023年6月(8)
- 2023年5月(7)
- 2023年4月(8)
- 2023年3月(7)
- 2023年2月(9)
- 2023年1月(3)
- 2022年12月(23)
- 2022年11月(14)
- 2022年10月(13)
- 2022年9月(14)
- 2022年8月(14)
- 2022年7月(16)
- 2022年6月(10)
- 2022年5月(11)
- 2022年4月(12)
- 2022年3月(10)
- 2022年2月(9)
- 2021年12月(12)
- 2021年11月(12)
- 2021年10月(14)
- 2021年9月(12)
- 2021年8月(12)
- 2021年7月(12)
- 2021年6月(11)
- 2021年5月(12)
- 2021年4月(11)
- 2021年3月(13)
- 2021年2月(4)
- 2021年1月(14)
- 2020年12月(11)
- 2020年11月(12)
- 2020年10月(13)
- 2020年9月(12)
- 2020年8月(14)
- 2020年7月(12)
- 2020年6月(12)
- 2020年5月(13)
- 2020年4月(12)
- 2020年3月(13)
- 2020年2月(5)
- 2019年12月(10)
- 2019年11月(15)
- 2019年10月(11)
- 2019年9月(13)
- 2019年8月(13)
- 2019年7月(10)
- 2019年6月(8)
- 2019年5月(13)
- 2019年4月(7)
- 2019年3月(7)
- 2019年2月(5)
- 2019年1月(7)
- 2018年12月(15)
- 2018年11月(12)
- 2018年10月(15)
- 2018年9月(10)
- 2018年8月(7)
- 2018年7月(6)
- 2018年6月(10)
- 2018年5月(12)
- 2018年4月(11)
- 2018年3月(5)
- 2017年12月(11)
- 2017年11月(13)
- 2017年10月(12)
- 2017年9月(11)
- 2017年8月(12)
- 2017年7月(10)
- 2017年6月(10)
- 2017年5月(17)
- 2017年4月(10)
- 2017年3月(13)
- 2017年2月(4)
- 2016年12月(15)
- 2016年11月(12)
- 2016年10月(14)
- 2016年9月(12)
- 2016年8月(12)
- 2016年7月(15)
- 2016年6月(9)
- 2016年5月(9)
- 2016年4月(11)
- 2016年3月(10)
- 2016年2月(7)
- 2015年12月(5)
- 2015年11月(6)
- 2015年10月(4)
- 2015年9月(6)
- 2015年8月(2)
- 2015年7月(5)
- 2015年6月(6)
- 2015年5月(7)
- 2015年4月(4)
- 2015年3月(4)
- 2015年2月(10)
- 2015年1月(11)
- 2014年12月(10)
- 2014年11月(6)
- 2014年10月(9)
- 2014年9月(9)
- 2014年8月(5)
- 2014年7月(3)
- 2014年6月(3)
- 2014年5月(5)
- 2014年4月(6)
- 2014年3月(9)
- 2014年2月(5)
- 2013年12月(13)
- 2013年11月(14)
- 2013年10月(16)
- 2013年9月(15)
- 2013年8月(8)
- 2013年7月(9)
- 2013年6月(9)
- 2013年5月(9)
- 2013年4月(10)
- 2013年3月(9)
- 2013年2月(3)
- 2012年12月(7)
- 2012年11月(3)
- 2012年10月(10)
- 2012年9月(7)
- 2012年8月(9)
- 2012年7月(5)
- 2012年6月(8)
- 2012年5月(8)
- 2012年4月(8)
- 2012年3月(10)
- 2012年2月(8)
- 2011年12月(6)
- 2011年11月(6)
- 2011年10月(7)
- 2011年9月(9)
- 2011年8月(10)
- 2011年7月(5)
- 2011年6月(5)
- 2011年5月(9)
- 2011年4月(7)
- 2011年3月(8)
- 2011年2月(4)
ブログ最新記事
- ポケ問のすゝめ (02/16 22:32)
- パスタのすすめ (02/14 15:23)
- いんとろ (02/10 22:45)
- 大好きなゼロヒャク (12/28 20:30)
- 弱さと後悔に向き合って (12/27 22:30)
- 文才が欲しかった (12/26 20:00)
- 弱い虫 (12/24 20:56)
- いらすとや final (12/23 22:30)
- Bench Press (12/21 18:18)
- 容疑者Xの献身 (12/18 20:07)
- 桜咲く (12/18 12:46)
- 前へ (12/16 18:41)
- 出会い (12/15 03:25)
- 心の命ずるままに (12/13 16:51)
- 同期紹介 (12/11 18:44)
- Passion (12/10 11:30)
- エリート意識を脱ぎ捨てた先にあった本当のラグビー (12/09 12:28)
- 挑む 繋ぐ 信じる (12/07 17:00)
- 後悔と決意 (12/05 17:38)
- 最後の挑戦 (12/04 18:19)
コメント