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ラグビー部リレー日記
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変わるために
投稿日時:2015/02/13(金) 16:29
河本くんからバトンを受け取りました、新歓委員として少しは会議で喋れるようになった新2年の松永です。
昨年は自分にとって非常に大きな一年となった。運良く出場機会に恵まれ、怪我も大したものはなかった。おかげで多くの試合を経験し、多くのものを得た。しかし反省すべき点は多かった。一年生なんだから思いっきりプレーしていいと多くの方にいわれたものの、やはりミスが怖くてあと一歩が踏み出せない、そんな場面が多々あった。それは特にオフェンスで顕著だった。試合を振り返ると自分がボールを持って仕掛けたり、当たりに行く回数は非常に少ない。ラックでの停滞で自分が持ち出せる位置にいながらオーバーに加わってしまったり、ラック近くでもらえるところにいながらサポートにまわってしまったりとどこか消極的なところがある。やってる時はボールを持ち出すよりもラックを固めるべきだ、とか自分より強い先輩に当たってもらった方がゲインが取れると言い聞かせていたのだが、それは自分がミスして相手ボールになるのが怖かったことの言い訳でしかない。思い返せば高校生の頃もそうだった。練習中ではどんどん自分でもらいに行って攻撃参加するのだが、いざ試合となるとボールを持つ回数は激減した。ひどい時にはセットプレー以外のアタックでボールをもらいに行けたことがあったかどうか分からないくらいだった。それでも周りが攻撃大好きなフォワードばかりだったので支障もなく、目立たなかった。そしてそんな状況に甘えてきたのだ。では昨年はどうだったか、一年だからうまくいかなくてもしょうがない、自分はその分ディフェンスを頑張ればいいだろう、そんなふうに甘えていたように思う。
しかしこのままではいけない。ラグビーはチームスポーツだが分業制ではない。自分がアタックに積極的になれないのはスキルに自信がないからだ。だがそれを避けていてはいつになっても上達せず変わることは出来ない。だからこそ今年はアタックのスキルアップを特に意識し、どんどんボールに働きかけることを個人目標に掲げた。チームの勝利、目標達成のためには上級生に引っ張ってもらうだけの下級生であってはならない。上級生をつきあげるような下級生でありたいと思う。下からの底上げなくしてチームの発展は考えられない。だから今年はこれまでの自分から脱却し、アタックから自分を変えたいと思う。
次は首のトレーニングに熱心な同期の西川君にお願いしたいと思います。
昨年は自分にとって非常に大きな一年となった。運良く出場機会に恵まれ、怪我も大したものはなかった。おかげで多くの試合を経験し、多くのものを得た。しかし反省すべき点は多かった。一年生なんだから思いっきりプレーしていいと多くの方にいわれたものの、やはりミスが怖くてあと一歩が踏み出せない、そんな場面が多々あった。それは特にオフェンスで顕著だった。試合を振り返ると自分がボールを持って仕掛けたり、当たりに行く回数は非常に少ない。ラックでの停滞で自分が持ち出せる位置にいながらオーバーに加わってしまったり、ラック近くでもらえるところにいながらサポートにまわってしまったりとどこか消極的なところがある。やってる時はボールを持ち出すよりもラックを固めるべきだ、とか自分より強い先輩に当たってもらった方がゲインが取れると言い聞かせていたのだが、それは自分がミスして相手ボールになるのが怖かったことの言い訳でしかない。思い返せば高校生の頃もそうだった。練習中ではどんどん自分でもらいに行って攻撃参加するのだが、いざ試合となるとボールを持つ回数は激減した。ひどい時にはセットプレー以外のアタックでボールをもらいに行けたことがあったかどうか分からないくらいだった。それでも周りが攻撃大好きなフォワードばかりだったので支障もなく、目立たなかった。そしてそんな状況に甘えてきたのだ。では昨年はどうだったか、一年だからうまくいかなくてもしょうがない、自分はその分ディフェンスを頑張ればいいだろう、そんなふうに甘えていたように思う。
しかしこのままではいけない。ラグビーはチームスポーツだが分業制ではない。自分がアタックに積極的になれないのはスキルに自信がないからだ。だがそれを避けていてはいつになっても上達せず変わることは出来ない。だからこそ今年はアタックのスキルアップを特に意識し、どんどんボールに働きかけることを個人目標に掲げた。チームの勝利、目標達成のためには上級生に引っ張ってもらうだけの下級生であってはならない。上級生をつきあげるような下級生でありたいと思う。下からの底上げなくしてチームの発展は考えられない。だから今年はこれまでの自分から脱却し、アタックから自分を変えたいと思う。
次は首のトレーニングに熱心な同期の西川君にお願いしたいと思います。
後輩
投稿日時:2015/02/10(火) 20:52
栗原さんからバトンを受け取りました新二年の河本です。
今まで新四年の先輩方が今年にかける熱い思いをこのリレー日記に書いてきましたが、熱い思いは自分は学年会で語ってしまったので他に別のことを書こうと思います。
まだ遠いが四月になるとたくさんの新入生が東大に入学するだろう。そしてラグビー部には新入部員が来て自分には久しぶりの一つ下の後輩ができる。
中高の一つ下の後輩達は5年の月日をともに過ごし同級生のような良き仲間であり友人でだった。今でもLINEでよくやり取りをしてるしよく遊んでいる。自分は四月に入ってくるだろう後輩達ともこのような関係が築けたら良いだろうなと思い楽しみにしている。
しかし前の後輩達とは決定的に異なる点がある。それは中学高校時代は柔道という個人競技のスポーツだったのに対し今はラグビーという団体競技のスポーツであるということだ。ラグビーはスタメンで出れる選手は15人だけでありポジション争いに勝たないと出れない。当然後輩も争いに名乗り出てくるだろう、後輩は身近なライバルなのである。今、自分はプロップに強い後輩が入ってくるかどうかビクビクしているがそんなことではいけないと思う。強い後輩に勝ってこそスタメンでありまたその競争がチームを強くするのだ。そのために今できるだけラグビーを考え練習して筋トレをして強くなって、強い経験者のプロップが入部しても張り合えるようになる。そして後輩達、同期と先輩方と切磋琢磨して自分そしてチームをより強くしていきたい。
次はそんな良き仲間でありライバルの後輩達を勧誘すべく本人いわく会議では全くしゃべらないらしいですが彼なりに精一杯新歓委員としてがんばっている新二年の松永にお願いします。
今まで新四年の先輩方が今年にかける熱い思いをこのリレー日記に書いてきましたが、熱い思いは自分は学年会で語ってしまったので他に別のことを書こうと思います。
まだ遠いが四月になるとたくさんの新入生が東大に入学するだろう。そしてラグビー部には新入部員が来て自分には久しぶりの一つ下の後輩ができる。
中高の一つ下の後輩達は5年の月日をともに過ごし同級生のような良き仲間であり友人でだった。今でもLINEでよくやり取りをしてるしよく遊んでいる。自分は四月に入ってくるだろう後輩達ともこのような関係が築けたら良いだろうなと思い楽しみにしている。
しかし前の後輩達とは決定的に異なる点がある。それは中学高校時代は柔道という個人競技のスポーツだったのに対し今はラグビーという団体競技のスポーツであるということだ。ラグビーはスタメンで出れる選手は15人だけでありポジション争いに勝たないと出れない。当然後輩も争いに名乗り出てくるだろう、後輩は身近なライバルなのである。今、自分はプロップに強い後輩が入ってくるかどうかビクビクしているがそんなことではいけないと思う。強い後輩に勝ってこそスタメンでありまたその競争がチームを強くするのだ。そのために今できるだけラグビーを考え練習して筋トレをして強くなって、強い経験者のプロップが入部しても張り合えるようになる。そして後輩達、同期と先輩方と切磋琢磨して自分そしてチームをより強くしていきたい。
次はそんな良き仲間でありライバルの後輩達を勧誘すべく本人いわく会議では全くしゃべらないらしいですが彼なりに精一杯新歓委員としてがんばっている新二年の松永にお願いします。
愚直に守ること
投稿日時:2015/02/07(土) 17:51
こんにちは、優しさと強い闘志を併せ持つマネージャー長の佐野からバトンを受け取りました、新4年マネージャーの栗原菜緒です。
リレー日記に綴られた同期の抱負を、奮い立たせられるような思いで読みました。
「守愚(しゅぐ)」という言葉を聞いたことがあります。
命に関わるような作業手順について、先人から受け継ぎ、愚直なまでに守っている世界で使われているそうです。
トレーナー部門のマネージャーとして、先輩から受け継いだものを大切に伝えて参ります。
しかし、守ることだけではなく、自ら足らざる部分を貪欲に吸収して行く姿勢を持ちながら、新しいことにチャレンジしたいです。
今年からマネージャー10人体制となり、マネジメント、アナライジング、トレーナーと3部分に分かれて活動して行きます。各部門の責任を明確にし、今迄手の届かなかった部分にもチャレンジするという決意を込めた組織変更です。
今年のチーム方針では、フィジカルや基本的な部分を重視しており、トレーナー部門としては、プレイヤーの体作りに直結する栄養やマッサージなどに「勝つため」に必要だと感じたことは何でも取り入れて行きたいです。
変化し続ける環境の中で「必要なこと」をタイムリーに感じ、実行することは簡単ではありません。
新体制になり、トレーナーの活動に、より時間を掛けることができるようになりました。何処までプレイヤーを支えることができるか判りませんが、サッカーの中田英寿さんの言葉『自分で自分に「良くやっている」って思ったら、終わりが近いってことだ』の通りだと思いながら、がむしゃらに取り組んで参ります。
副将の木下も言っていたように、今年は勝負の年。チーム目標「入替戦出場」を実現すべく、同期でマネージャー長の佐野を軸に、マネージャー全員が気持ちを一つに微力を尽くしたいと思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。私で新4年生の決意表明を締めくくらせて頂きます。
OB、OGの方々をはじめ、いつも東大ラグビー部を応援してくださっている皆様、今後とも応援及びご指導のほど、よろしくお願い致します。
次は、学年会で熱い思いを語っているらしい、新2年生の河本にお願いします。
リレー日記に綴られた同期の抱負を、奮い立たせられるような思いで読みました。
「守愚(しゅぐ)」という言葉を聞いたことがあります。
命に関わるような作業手順について、先人から受け継ぎ、愚直なまでに守っている世界で使われているそうです。
トレーナー部門のマネージャーとして、先輩から受け継いだものを大切に伝えて参ります。
しかし、守ることだけではなく、自ら足らざる部分を貪欲に吸収して行く姿勢を持ちながら、新しいことにチャレンジしたいです。
今年からマネージャー10人体制となり、マネジメント、アナライジング、トレーナーと3部分に分かれて活動して行きます。各部門の責任を明確にし、今迄手の届かなかった部分にもチャレンジするという決意を込めた組織変更です。
今年のチーム方針では、フィジカルや基本的な部分を重視しており、トレーナー部門としては、プレイヤーの体作りに直結する栄養やマッサージなどに「勝つため」に必要だと感じたことは何でも取り入れて行きたいです。
変化し続ける環境の中で「必要なこと」をタイムリーに感じ、実行することは簡単ではありません。
新体制になり、トレーナーの活動に、より時間を掛けることができるようになりました。何処までプレイヤーを支えることができるか判りませんが、サッカーの中田英寿さんの言葉『自分で自分に「良くやっている」って思ったら、終わりが近いってことだ』の通りだと思いながら、がむしゃらに取り組んで参ります。
副将の木下も言っていたように、今年は勝負の年。チーム目標「入替戦出場」を実現すべく、同期でマネージャー長の佐野を軸に、マネージャー全員が気持ちを一つに微力を尽くしたいと思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。私で新4年生の決意表明を締めくくらせて頂きます。
OB、OGの方々をはじめ、いつも東大ラグビー部を応援してくださっている皆様、今後とも応援及びご指導のほど、よろしくお願い致します。
次は、学年会で熱い思いを語っているらしい、新2年生の河本にお願いします。
強く、強く。
投稿日時:2015/02/06(金) 20:31
志水よりバトンを受け取りました、今年度マネージャー長を務めさせて頂きます佐野恵梨です。宜しくお願い致します。
このリレー日記を通して同期が抱いている様々な感情を知ることができ非常に嬉しいです。
私はというと、この一年、常に強くあらねばと考えています。
どんな逆境に立たされたとしても、この東大ラグビー部の中で誰よりも一番に強くありたいと思っています。(もちろん体格面の話ではなく、精神面の話です。)強くありたいと思ったのは、4年生になることで芽生えた初めての感情です。今までの3年間、特に1・2年生の時は様々な面でかなり葛藤し続けました。ただ、最上級生になって思うことは、3年間葛藤していたことへの後悔です。なので踏みとどまっている下級生には同じような思いをして欲しくない、今年こそ入れ替え戦に出場するために皆で意識を高めていきたいという思いで、今回のリレー日記を書かせていただきます。
「井に座して天を観る」ということわざがあるように井戸のような狭いところにいては、見えないものが多く、見解も浅はかであったりします。誰でも、上に立てば自ずと全体像は見え、問題点も明らかに見えます。最高学年になって部を見つめ直してみると、初めて気付くことは非常に多いです。これは、私が今まで井戸の中にいて非常に狭い見解の中で物事を見ていたということを意味します。ここで言いたいのは、学年が上がってから考えたり行動に移したりするのでは遅いということです。特に東大ラグビー部員に関しては、このことは大きな課題であると思います。このような意識だったり気持ちだったりの類のことは、4年生にならずとも変えられます。学年なんていうのは目に見える形でしかありません。
4年生になってから考えるようでは遅すぎます。
4年生になってからスイカを着たいという覚悟では遅いと思います。
入れ替え戦に出場するという目標を掲げている以上、全員の意識が上になければいけません。東大ラグビー部は首脳陣に頼り切る傾向があります。私もそうでした。それでは、強くなれないと思います。
学年関係なく、意見を言う。
学年関係なく、スイカを争う。
そうすることで全体のレベルが上がっていく。4年生の力だけではこのようなチームは作れません。全員の力が必要です。もちろん、毎年生半可な気持ちでやっているわけではありませんが、まだまだ足りないと思います。ラグビーについて、チームで勝つために自分は何ができるのかということについて、じっくりと考えなければいけません。それは練習後にどれだけビデオを見てるだとか、反省をノートに記すだとか、グラウンドに少しでも早く出るだとか、常にジョグバックをするだとか、そのようなところに表れてくると思います。下級生に向けていろいろ言っていますが、チームをこのような雰囲気に持っていけるかどうかは私たち最上級生にかかっていますし、一番は強くありたいと思う自分に投げかけています。
対抗戦初戦まで半年余りです。どのチームも与えられた時間は同じです。カウントダウンはもう始まっています。ああしておけばよかったと、絶対に後悔したくありません。マネージャーとしては言い過ぎで、嫌われるんじゃないかというくらい偉そうにものを申しました。しかし、マネージャーでもこういうことを主張できるような組織にしていきたいとも思っています。
再始動前に何度かマネージャーミーティングを開きました。
どうしたら強いチームになれるのか、今後の東大ラグビー部のマネージャーはどうあるべきなのか、皆が真剣に考えていることが伝わり、このチームで最後の1年を過ごせることを誇りに思います。
「頑張ります!」という後輩の言葉は、もしかしたら何気無くただひとつ返事で言っているものかもしれませんが、こんなに嬉しいものなのかと。胸に染みました。
今年度からマネージャーは体制が少し変わります。皆で考えて出した結論ですが、正しいと思って進んだ道が間違っていることは十分考えられます。そういう時もまた全員で考え、この部を支えていきたいと思います。
未だ経験したことのないくらいの勝利の喜びを、全員で分かち合えることを胸に、この一年も精一杯尽力して参りたいと思います。
最後になりましたが、OBOGの方々、保護者の方々、様々な方面から応援して下さっている方々に深く感謝申し上げます。今後とも、ご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願い申し上げます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
次は唯一の同期マネージャー、栗原にバトンを渡します。
佐野恵梨
プレーヤーとして
投稿日時:2015/02/05(木) 20:23
南里よりバトンを受け取りました新4年の志水正親です。
「お前には欲がない」
中高時代の担任からこのように言われたことがある。
私はこの言葉を、上を目指す姿勢が欠けているという意味に受け取っている。
確かに私は昔から物欲もなく、なにかをしてやろうという熱意に欠けたところがある。
また、無駄なことが嫌いで効率主義なこともあり、よく言えば冷静、悪く言えば冷めた人間であると思う。
ではなぜそんな自分がよりによってラグビーをしているのだろうか。
友人の誘いでラグビーをはじめた中学1年の頃からもうすぐ10年が経とうとしている。最初はただ楽しいというだけで遊び感覚だった。高校になってからは自分たちでラグビーについていろいろと考えるようになった。大学ではこれまで知る由もなかったラグビーを教わった。これまで10年間ラグビーを続けてきて、ラグビーを嫌いになることはあっても本気でやめようと思ったことだけは1度もなかった。
直近のリレー日記を読み返してみると、南里は面白いから、松田は漢になりたいから、翔太は強い男になりたいからとそれぞれが明確な理由をもってラグビーを選んでいる。しかし、いくら考えても自分がなぜラグビーを続けているのか、という問いに対する答えはうまく言い表すことができない。
先に述べたように自分は基本的に欲のない人間である。しかし、ラグビーだけははっきりと自分の意志でやりたい、と思える。(理由はよくわからないが…)
怪我からの復帰戦で20分しか出ていないC戦だろうと負ければ死ぬほど悔しくて家で何度もビデオを見返す。自分の好きな選手やプレーの動画を探しては見てを繰り返して気づけば数時間たっていることもある。他にもあげればきりがないが、そのどれもがラグビーだからこそやろうと思えるのだろう。
おそらく自分にとってラグビーはもはやスポーツや趣味の枠を超えたなにかになっているのだと思う。
その「なにか」の正体を知るために今年はラグビーと真摯に向き合いたい。
時間は無限ではない。最上級生である自分は今年の12月23日には引退している。本音をいえばこれから始まるシーズンへの不安よりもラグビーをやめた後の自分への不安の方が大きいかもしれない。しかし、そんな先のことを考えても仕方ない。なるようになる、そう思えばいい。まずはブランクを埋め、プレーヤーとして完全に復帰することからはじめよう。ここまで3年間プレーヤーとしてはその半分も過ごしていない。最後の1年は常にグラウンドの中で最上級生として過ごそう。
次は今年のマネージャー長であるえりちゃんにお願いします。
「お前には欲がない」
中高時代の担任からこのように言われたことがある。
私はこの言葉を、上を目指す姿勢が欠けているという意味に受け取っている。
確かに私は昔から物欲もなく、なにかをしてやろうという熱意に欠けたところがある。
また、無駄なことが嫌いで効率主義なこともあり、よく言えば冷静、悪く言えば冷めた人間であると思う。
ではなぜそんな自分がよりによってラグビーをしているのだろうか。
友人の誘いでラグビーをはじめた中学1年の頃からもうすぐ10年が経とうとしている。最初はただ楽しいというだけで遊び感覚だった。高校になってからは自分たちでラグビーについていろいろと考えるようになった。大学ではこれまで知る由もなかったラグビーを教わった。これまで10年間ラグビーを続けてきて、ラグビーを嫌いになることはあっても本気でやめようと思ったことだけは1度もなかった。
直近のリレー日記を読み返してみると、南里は面白いから、松田は漢になりたいから、翔太は強い男になりたいからとそれぞれが明確な理由をもってラグビーを選んでいる。しかし、いくら考えても自分がなぜラグビーを続けているのか、という問いに対する答えはうまく言い表すことができない。
先に述べたように自分は基本的に欲のない人間である。しかし、ラグビーだけははっきりと自分の意志でやりたい、と思える。(理由はよくわからないが…)
怪我からの復帰戦で20分しか出ていないC戦だろうと負ければ死ぬほど悔しくて家で何度もビデオを見返す。自分の好きな選手やプレーの動画を探しては見てを繰り返して気づけば数時間たっていることもある。他にもあげればきりがないが、そのどれもがラグビーだからこそやろうと思えるのだろう。
おそらく自分にとってラグビーはもはやスポーツや趣味の枠を超えたなにかになっているのだと思う。
その「なにか」の正体を知るために今年はラグビーと真摯に向き合いたい。
時間は無限ではない。最上級生である自分は今年の12月23日には引退している。本音をいえばこれから始まるシーズンへの不安よりもラグビーをやめた後の自分への不安の方が大きいかもしれない。しかし、そんな先のことを考えても仕方ない。なるようになる、そう思えばいい。まずはブランクを埋め、プレーヤーとして完全に復帰することからはじめよう。ここまで3年間プレーヤーとしてはその半分も過ごしていない。最後の1年は常にグラウンドの中で最上級生として過ごそう。
次は今年のマネージャー長であるえりちゃんにお願いします。
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