対抗戦:vs青山学院大 完敗から見えたものは・・・?

2008/11/08

対抗戦第5戦の相手は昨シーズンまで対抗戦Aリーグに所属していた青山学院大学であった。

一橋大から119点を挙げるなど流れに乗った時の攻撃力は群を抜いているだけに、試合の主導権を渡さない戦い方が求められた。

しかし、実際には東大もまた青山学院大の走力、展開力に優れた攻撃の前になす術なく失点を重ねることとなってしまった。

東大も2トライを含む15点を挙げ、攻撃面では青山学院大相手でも通用する部分があることを証明してみせたものの、

ディフェンス面ではまだまだ大きな壁があることを実感させられる試合となった。

 

 

小さなスキルの差が大敗に繋がりうることを指摘する内田監督

結果から言えば完敗、大敗である。この試合を目標に練習を重ね、射程圏内にも入った相手であると思い臨んだ試合であった。前半の30分まではしっかりとしたゲーム運びをした。青山学院に1T1PGを許し先行されたが、すぐに1T1PGを返し10-8と逆転した。この状態を30分まで続け、試合の主導権を握っていた。しかし、インターセプトによるトライを奪われてから、コンタクトの一歩の速さに後れを取り、試合の主導権を完全に青山学院に奪われてしまった。もう一歩、いやもう半歩の低い踏み込みの遅れが大敗に繋がってしまった。そういう意味では足らざる部分が明確になったということだと思う。次はこの基本的課題を克服し、敵に半歩でも先んじる激しいコンタクトを実現しよう。

 

東大の最初のトライを挙げ、チームを勢いづけた武智(LO)

青学戦は勝てば上への道が一気に開ける試合だったが結果は大敗だった。一つ一つのプレーでは戦えてる部分もあったと思うが結果として91点もとられてしまったのは悔しい。対抗戦も残り2試合となったが個人としてはもっとバッキングに走ったり、接点でプレッシャーをかけにいくなど低さと運動量にこだわって練習に取り組み成長を重ねて行きたい。

 

敵BKに多くのトライを許し、自分の実力不足を痛感する上田(WTB)

とにかくなんでもいいから勝ちたかった。

 

最大の敗因は自分が対面にまったく歯が立たなかったことだ。攻撃では毎回ターンオーバーされるし、ディフェンスでは自分があまりにもすんなり抜かれすぎてカバーリングで止められるとかいうレベルじゃなかった。

一生懸命プレーしてくれた選手たちに本当に申し訳ない。こんな恥ずかしいプレーをしている自分に試合に出る資格はないと思う。

 

自分に残された時間はもう多くないが、試合でチームの皆が納得してくれるようなプレーができるように最大限努力しようと思う。