紅白戦 両チーム精彩を欠く展開に

2006/04/17

接線の末、白チームが勝利

まだ1年生がほとんど入部していないこの時期に、OBが数人入ったとはいえ、2チーム組めるのは数年ぶりのことであり嬉しい限りだ。

立教大学戦のセレクションマッチでもあったこの試合、前半は両チームとも急造のため合わない場面が多く、決め手に欠き前半はずっと得点の入らない展開となった。前半終了間際の30分、紅チームがFB椿原の裏へのキックへWTB深町が反応しインゴールで押さえトライとなり、7-0で前半が終了した。

後半になると試合が動き出し、両チームトライを取り合い競った展開となった。結果としては後半終了間際に白チームがゴールライン前のラインアウトからモールを押し込み逆転のトライをあげ19-17で勝利した。

両チームとも練習から取り組んでいるプレーがうまくできず課題を残す内容となった。

 

 

監督就任後5kg痩せた三笠監督

「ラグビーのゲームとはどういうものか」を60分、出場メンバーがけが人なく思い出したことだけが、収穫だった試合。
練習は試合における強化ポイントの抜き取りであるが、練習ゲームはその強化してきたことを、縫いつけ、組み立てていくもの。
時間・点差・陣地・ボールと人の動き方という変数に応じて、
瞬間瞬間で適切な判断と強い正しいプレーを高いフィットネスで繰り返す、
というラグビーというゲームの難しさを皆実感できたのではないだろうか。
この難しさをコミュニケーションをとりながら克服し、コラボレーションへと昇華させる、
そんなシーンを一度でも多く23日の立教戦で見せてもらいたい。

今週はThanksgiving week。 寺岡組1年の1st Quarterの締めくくりとして、頑張ってきた自分、それを支えてくれた他のメンバー、
目標としてあってくれた立教大学ラグビー部、そしてそんな場を提供してくれるレフェリー始め関係者への感謝の気持ちをしっかり感じながら
準備をして立教戦に臨もう。

 

立教戦を危惧する紅チームキャプテン寺岡篤志

アップから浮ついた雰囲気が感じられ、案の定雑な試合内容となった。前日のADでできていたはずのことも精度が落ちていた。各人反省を厳に。次週の立教戦にむけて、この三ヶ月の成果が十二分に出るよう気を引き締め直そう。

 

勝利にも反省しきりの白チームゲームキャプテンの池田光隆

今シーズン初試合でゲームフィットネスが戻っておらず、とてもきついゲームだった。

敵陣にいる時間が多かったのですが、なかなか得点できず流れをつかむことができなかった。またFWに関して、サイドAT時にゲインライン上でフラットにもらおうという意識は大分浸透してきたようだが、順目に攻めるという意識が弱く、DFからみて嫌なATができなかった。 

今週みっちり練習して立教戦に臨みたい。


 

力強く安定したプレーを見せた深町洋介

立教戦のセレクションマッチということで、とにかくWTBとしてはトライを取ってアピールしたいと思って臨んだ試合だった。しかし、久しぶりの試合だったからか慣れない人工芝だったからか思うように体が動かず、結局運良く取れた1トライのみに終わってしまった。まじかに迫った立教戦に向けてコンディションを整えていかなければならないと感じた。


 

慣れないCTBにも関わらず思い切ったプレーをみせた石渡陽一

今日は来週の立教戦のセレクションという意味合いが強い試合だったので、できるだけ自分の強いところを出せるようにと考えて試合に臨んだ。結果、タックルやランスピードといった点ではある程度自分をアピールできたのではないかと思う。ただし、キックチェイス等で大きなミスもあったのでそこは反省している。僕にはまだチーム全体のことを考える余裕はないが、試合に出て少しでもチームに貢献できるようこれからも課題に取り組んでいきたい。