vs上智大 意地の勝利

2006/09/26

 

成城大戦の敗北から2週間。

ばらばらになりかけたチーム。

なかなかうまくいかない練習。

そんな中でチームを救ったのはチーム全員の今年のチームを終わらせたくないという思いだった。

 

開始6分ゴール前のモールでの攻撃から、最後はバックスラインに出し、上田がトライをとると、

そこからは怒涛のトライラッシュ。

塩崎のカウンターアタックや紺野の前にでる動き、池田の走りこみといいとこが出た前半だった。

しかし前半も終わりに近づくと、いつもの若さが。

意図のない球出し、

浅くなってしまうライン、

アタックのテンポ、

とまだまだ多くの課題が残る試合となった。

 

しかし最終的なスコアは72-0

なによりも勝利を収められたことが一番の収穫となった。

 

改めて対抗戦の厳しさを口にする三笠監督

前戦の敗戦から2週間、今日の試合は、危機感・一体感・(結果を絶対出すという)切望感の強さが勝利につながった。
今年のチームはメンタル状態にブレの大きい子供のチームだったが、この試合で一歩成長できたのではないか。 
今後も対抗戦の厳しさを一瞬も忘れず、自分とチームの成長のために部員・スタッフ一人ひとりが何ができるかを問い続け、日々すごしてもらいたい。

 

格の違いを見せつけたバイスキャプテン塩崎亮介

とにかく勝てたことがうれしかった。

最初の10分間に得点を重ねられたことがよかった。

試合を通しても集中力を高く保てたが、まだまだ迷うプレーが多いのでこれからも意識あわせをしていきたい。

初戦の結果がどうであっても目標のためには2戦目から最後の試合まで負けられないという状況は変わっていないので気を引き締めて今後を過ごしたい。

 

素晴らしいキックオフリターン連発で見事、監督賞に輝いた木村真也

とにかく勝って良かった。
負けたら終わり。
自分に出来ることはすべてやろうと思って臨んだ試合は自分の対抗戦初スタメン試合でもあった。
緊張せず、しかし緩むわけでもなく万全の精神状態で臨むことが出来た。
とにかく走ろうと思った前半。
一瞬で終わってしまった。
キックオフは全て成功したわけではないし、ラインアウトケア、スクラムもこれからだ。 

今度の試合もスタメン取れるよう努力したい。

 

対抗戦初スタメン1年内田

今回の上智戦は対抗戦どころかAチームの試合で始めてのスタメンで、凄まじく緊張しました。
しかし、ゲーム序盤のラインアウトで綺麗に捕球できて一気に気持ちがラクになり、しっかりと試合に集中できました。同期の皆の励ましも、とても力になりました。

皆ありがとう。
今回の試合ではポイントでしっかりと仕事をできない場面があったり、ペナルティーを2つしてしまったり、個人的にはいろいろな課題がみつかりました。
この経験を活かし、今後も対抗戦に出られるように日々精進あるのみです。

 

スクラムを安定させた金子泰典

大切な試合で勝利できてほんとうに良かった。

前の試合では負けてしまい後のない状況であったので、これが最後の試合だというようなテンションで臨んた。

久しぶりの試合出場でなかなか思うように動けなくて、個人的には課題が多く残ったが、(きつかったが)ラグビーを楽しいと思いながらできた。

勝てたのは気持ちの部分が大きかったと思う。初めて対抗戦でトライも取れた。

しかし、今回勝ったが、もう1回も負けられないという状況は全く変わらない。

ラグビーを長く楽しくやるためにも先週のようなテンションで常にありたい。


最後に。

夏合宿から現在に至るまで、自分の時間を削ってマッサージやリハビリをしてくれたトレーナーの方々のおかげで今回試合に出ることができた。

本当にありがとうございます。

 

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対抗戦初勝利も、チームのリスクを鋭く指摘する小栗亮

圧勝ではあるが、ゲーム内容はスコアほど良くはなかった。

ディフェンスの出足、キックオフなどに改善点も見られたものの、フォローアップの遅れやキック処理に課題が残った。

特にキック処理は、前半2トライめを奪ったカウンター前の処理のもたつきは成城戦を髣髴させ、もしこの場面で上智の出足が鋭く、ミスに付け込まれてトライを奪われていたら全く違う展開になっていただろう。

また、上智のパターン化されたオープンキック攻撃へのWTBの対応も悪く、FBの処理負担を大きくしていた。

同じように裏をとられて致命的な穴になっていた成城戦から続く大きな課題である。 

 さらに、点差が開いてから雑なプレーが見られたのも気にかかる点である。

対抗戦二戦目は問題山積みの勝利となった。