ラグビー部リレー日記

縄跳びの教え

投稿日時:2021/02/22(月) 16:00

開成卒帰国子女の東大生である財木くんからバトンを受け取りました、新4年の津田です。彼とは紹介として書くことがあんまり思いつかない程度の仲です。是非ともオリジナリティを出していただき、紹介文が思いつくようになればいいなと思います。
 

財木くんからご紹介いただきましたように、僭越ながら今シーズンは主務を務めさせていただきます。100周年という節目の年に主務を務めることができ、非常に光栄に思います。皆様どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

さて、先日BSテレビ東京『THE名門校』という番組に、我が母校である大阪府立北野高校が取り上げられておりました。この番組は全国の名門校と呼ばれる高校・中学を取り上げ、名門たる所以を紹介する番組です。

僕は取り上げられていることを知らずリアルタイムで視聴することはできなかったのですが、母から連絡がありTVerで見逃し配信を視聴することができました。便利な時代です。

まず、視聴した感想として何だかすごい学校のように扱われていたために少し笑けてしまいました。特に笑ってしまった点は、授業の内容やすごい生徒であるとか、いわゆる名門校の多くが持つ特徴ではなく、「縄跳び」が大きく取り扱われていたことです。
 

北野高校の伝統とされる縄跳び。

北野高校の縄跳びは、市販で売っているようなプラスチックの縄跳びではなく、文字通りの本物の「縄」を跳びます。持ち手などあるはずもなく、裸の縄を一本手渡され二重跳びを強いられます。

1年生は前二重跳び20回、後二重跳び10回を、2年生3年生は各50回、20回を跳ぶ必要があります。体育の授業中に強面の体育教師の前でテストに合格しなければ、補講が課されるのです。補講といっても少し居残りをして練習をするとかそんな甘いものではなく、昼休みはもちろん学年が上がる春休み中も合格するまで続きます。3年生に至っては受験直前の12月ごろまで補講が続きます。

 

理不尽なのです。

縄跳びと言ったって得手不得手があるし、跳べない人はどう頑張っても飛べないということも往々にしてあります。幸いにも僕は早々とクリアできたので、補講を受けることはありませんでしたが春休みに縄跳びのためだけに登校している人をみるのは非常にかわいそうでした。

番組内でインタビューを受けていた体育教師の西田先生(剣道部の顧問、普段は陽気なおばさん)は、「意味のないようなことでも頑張ること、やりきることが大事」みたいなことを言っていました。このインタビューの映像の瞬間が一番笑ってしまいました。「意味ない言うてもうてるやん!!」とテレビに突っ込んでしまいました。

縄跳びができたところで得られるものはないことは生徒全員がわかっていますし、なぜ縄跳びができなければ卒業できないとまで言われるのか腑に落ちて納得してる生徒はいないと踏んでいます。先生は「北野の伝統だ」と主張しますが、高校生当時の僕は「クソ喰らえ」と思っていました。

 

しかし、大学生になり東大ラグビー部の一員となった今、テレビに映る縄跳びを跳ぶ後輩たちを見て少し印象が変わりました。

「どんなことでもやりきること」

番組の中でも強調されていた北野高校の精神ですが、これが今となっては非常に重要なことなのだと感じます。

ラグビーの練習やトレーニングにしても、1日1日を全力でやりきる、目標のためにできること全てやりきる、言葉でいうのは簡単ですが非常に難しいことだと思います。どんな些細なことでも、日常の一瞬一瞬を大事にできる、全力で取り組める人間が強いことは、これまでの東大ラグビー部の先輩方が証明してくれていると思います。そして、それが今このチームに求められていることなのだと思います。
そうしなければ東大ラグビー部は飛躍できない。
チームの一員として、最高学年として、主務として、このチームに全力を注げる時間は僕にはあと1年しかありません。いや、幸いあと1年もあります。正直なところこれまでの3年間全て全力でやってきた、とは自信を持って言えません。
だからこそ、4年間やり切った、と胸を張って言えるようにこの1年くらいは全力で取り組みます。

 

縄跳びのように合格する基準があるものではありません。補講もありません。

「東大ラグビー部での活動を全力でやりきること」

これが今の僕に課されている最大の課題です。

縄跳びを乗り越えた一人の北野高校OBとして全力でやり切りたいと思います。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

次は、東大ラグビー部会報委員のエース、新3年の岩下大斗にバトンを回します。

髪型はずっと坊主のくせに服装はお洒落にしてきます。なんやねん。

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