ラグビー部リレー日記

アップセット

投稿日時:2018/09/29(土) 22:15

 後輩の山口を愛してやまない3年大平からバトンを受け取りました、4年の川北です。
 次節の立教大戦に臨む心境について書こうと思います。


 スポーツ界には「アップセット」という言葉がある。格下と見られる方が格上相手に勝利することで、ほとんどのラグビーファンは3年前のワールドカップの日本南ア戦を思い浮かべるのではないだろうか。
 前のリレー日記でも書いた通り私はラグビー以外では野球をよく観戦するので、野球で当てはまる事例を以下に2つほどあげてみようと思う。


1つはまだ記憶に新しい2018年の全国高校野球選手権、秋田県勢として103年ぶりに決勝進出した金足農である。
好投手吉田は開幕前から注目されていたが、チームとしては決勝まで来るとはあまり予想されていなかっただろう。また金農はくじ運に恵まれていたわけではなく、格上とされる強豪校を数々破って登り詰めてきた。特に横浜や日大三は強いメンバーが揃っており、これらのチームを倒した金農はまさに「アップセット」と言える。

ところが、学生スポーツという点が共通していても高校野球と大学ラグビーには大きな違いがある。高校野球は野球というスポーツの特性上、それとトーナメント戦の特性上1人のエースの実力に左右され得るという点である。
金農の快進撃を支えたのは間違いなくエースの吉田投手であり、決勝の途中まで彼一人が全部のイニングを投げている。おそらく彼なしでは金農の快進撃はありえなかっただろう。
ラグビー対抗戦はそうはいかない。1人めちゃめちゃうまいプレーヤーがいたとして、それだけで優勝できるわけではない。グラウンドに立つ15人、もっと言えばリザーブやベンチに入ってない部員全員の貢献度によって勝敗が決まる。
特に東大のように、毎年スター選手が入部してくるわけではないチームにとっては全員で勝ちに行くことの大切さが求められる。

全員で成し遂げたアップセットとして思い浮かんだのが、野球ファンなら印象に残っているであろう2017年のセリーグクライマックスシリーズである。
2017年セリーグ3位に終わった横浜は2位阪神に4.5ゲーム、1位広島には14.5ゲーム差をつけられていた。しかしファーストステージでは毎年苦手にしている阪神を2勝1敗で破り、ファイナルステージでは圧倒的な強さでセリーグを連覇した広島を4勝1敗で破って日本シリーズ進出を果たした。
この年の横浜には金農吉田のように絶対的なエースがいたわけではない。シリーズ通して先発投手が完投した試合はなく、毎試合数人のリリーフが登板してリードを守った。1人の投手が打ちこまれても細かく継投してしのいだ横浜投手陣はまさに、全員で戦ったといえるだろう。
野手陣はロペス筒香宮崎といった強力な主軸がいたが、彼らだけで得点を重ねたわけではない。代打や途中出場の選手が活躍したり、レギュラーシーズンではほとんど打てなかった選手も活躍したりした。横浜の起こした「アップセット」は全員で成し遂げたものなのである。


東大ラグビー部は来週立教大との試合を迎える。昨年、一昨年と対抗戦Bで優勝している立教は間違いなく東大より格上のチームである。しかし、我々には「アップセット」を起こすチャンスがあると思う。先の横浜の例が適切かはわからないが、チーム全員で戦えば成し遂げられると思うし、できることをがんばっていきたい。


あまりラグビーに関係ない文章になってしまい申し訳ありませんが、最後までお読み頂きありがとうございます。次は同郷の後輩である1年魚住にバトンを渡したいと思います。
 

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