ラグビー部リレー日記
迷い
投稿日時:2019/11/15(金) 11:59
新歓期練習に来るよう誘ってくださった3年生の松井さんからバトンを受け取りました、1年生の谷田朝香です。松井さんは、試合中躊躇なくタックルに行く姿が非常に印象的です。
対抗戦シーズンも終盤に近づき、残すところは一橋戦の一戦のみ。今年も勝利に向けチーム一丸となり練習に励みたいところである。そんな中、私はあることで悶々としている。
先日から、来年度のスタッフセクション分けに向け、先々「どの仕事に専念していきたいか」を考え続けている。その問いに対する答えは、なんとなく夏合宿の時点で固まりつつあり勉強を続けてきたけれど、「本当にそれでいいのか?」という問いが自分の中に今でも残っている。なぜなら、これから4年間を通して東大ラグビー部に貢献していくために、最も自分にあった道がいまだにわからないからだ。この原因は自分の性質にある。もうすぐ19年になる人生の中で、私は自分の得意なこと、趣味、好きなことを聞かれるのが一番苦手だった。自分は何が得意なのか、何が好きなのかわからない。そんな、没個性的な性質が自分にはある。今まではそれでもなんとなく楽しく過ごしてこられたため、あまり深く考える必要もなかった。だが、東大に入学し新歓を受けると、自分のやりたいことがわからないものだから、様々な新歓を受けそもそも部活をプレーヤーとして選ぶのか、スタッフとして選ぶのかさえ決められずにいた。人生で初めて、自分のやりたいことや得意なことを考えるよう強いられ、途方に暮れていた。そんな迷い続ける心理状態が嫌で、楽な選択をしたくて、家族や友達の意見に喜んで流され、他の部活にプレーヤーとして入部することに決めようと思っていた。
だが、軽い気持ちでのぞいてしまったラグビー部に余計に惑わされることになった。他の部が目の色を変えて勧誘しているのに対し、ラグビー部の先輩方は緩い感じで、純粋に楽しんで勧誘をしているようだった。こんなに楽しそうな人が集まった部活があるのかと衝撃だった。私もこの人たちと関わりたいと思った。だからといって、ラグビーは自分の得意なことでもなければ一番好きなことでもないようだった。ましてやプレーヤーとしての道を棄て、スタッフとして4年間活動していくことの厳しさは、周りの人が嫌という程忠告してくれていた。幾ら何でも、ただ楽しそう、部員の方々が好きというだけで4年間をそのような修羅の道に捧げることはないだろうと思った。それでも、ラグビー部の魅力は私を逃げさせてくれず、結局入部を決めた。散々迷って決めた入部で、この先後悔することがあっても仕方ないと諦観もあった決断だったが、実際この半年で入部を後悔したことはない。先ほど記述したような性質をもつ私にとっては、一つの物事に熱中できるほど幸せなことはない。
心から楽しみ熱中できるものを与え続けてくださる部員の皆さんに恩返しがしたい。先日幕を下ろしたラグビーW杯、南アフリカが優勝した瞬間の南ア選手たちのように、東大ラグビー部の方々にも、4年間必死に努力してきてよかったと思える瞬間を迎えてほしい。そのために、スタッフである私も間接的にではあるけれどチームの強化に最大限の貢献ができるようになりたい。優秀なスタッフの上級生の足元に早く及びたい。でもそのために選ぶべき具体的な道に迷いを抱えている。そんな悶々とした思いを振り切るべく、今は手を動かすしかない。日々の仕事から。できる仕事を増やすことから。まずは一橋戦に向けて精一杯選手をサポートしたいと思う。
冗長で稚拙な文章になってしまいましたが、ここまで読んでくださりありがとうございました。次は、同じクラスの表くんにバトンを渡します。
対抗戦シーズンも終盤に近づき、残すところは一橋戦の一戦のみ。今年も勝利に向けチーム一丸となり練習に励みたいところである。そんな中、私はあることで悶々としている。
先日から、来年度のスタッフセクション分けに向け、先々「どの仕事に専念していきたいか」を考え続けている。その問いに対する答えは、なんとなく夏合宿の時点で固まりつつあり勉強を続けてきたけれど、「本当にそれでいいのか?」という問いが自分の中に今でも残っている。なぜなら、これから4年間を通して東大ラグビー部に貢献していくために、最も自分にあった道がいまだにわからないからだ。この原因は自分の性質にある。もうすぐ19年になる人生の中で、私は自分の得意なこと、趣味、好きなことを聞かれるのが一番苦手だった。自分は何が得意なのか、何が好きなのかわからない。そんな、没個性的な性質が自分にはある。今まではそれでもなんとなく楽しく過ごしてこられたため、あまり深く考える必要もなかった。だが、東大に入学し新歓を受けると、自分のやりたいことがわからないものだから、様々な新歓を受けそもそも部活をプレーヤーとして選ぶのか、スタッフとして選ぶのかさえ決められずにいた。人生で初めて、自分のやりたいことや得意なことを考えるよう強いられ、途方に暮れていた。そんな迷い続ける心理状態が嫌で、楽な選択をしたくて、家族や友達の意見に喜んで流され、他の部活にプレーヤーとして入部することに決めようと思っていた。
だが、軽い気持ちでのぞいてしまったラグビー部に余計に惑わされることになった。他の部が目の色を変えて勧誘しているのに対し、ラグビー部の先輩方は緩い感じで、純粋に楽しんで勧誘をしているようだった。こんなに楽しそうな人が集まった部活があるのかと衝撃だった。私もこの人たちと関わりたいと思った。だからといって、ラグビーは自分の得意なことでもなければ一番好きなことでもないようだった。ましてやプレーヤーとしての道を棄て、スタッフとして4年間活動していくことの厳しさは、周りの人が嫌という程忠告してくれていた。幾ら何でも、ただ楽しそう、部員の方々が好きというだけで4年間をそのような修羅の道に捧げることはないだろうと思った。それでも、ラグビー部の魅力は私を逃げさせてくれず、結局入部を決めた。散々迷って決めた入部で、この先後悔することがあっても仕方ないと諦観もあった決断だったが、実際この半年で入部を後悔したことはない。先ほど記述したような性質をもつ私にとっては、一つの物事に熱中できるほど幸せなことはない。
心から楽しみ熱中できるものを与え続けてくださる部員の皆さんに恩返しがしたい。先日幕を下ろしたラグビーW杯、南アフリカが優勝した瞬間の南ア選手たちのように、東大ラグビー部の方々にも、4年間必死に努力してきてよかったと思える瞬間を迎えてほしい。そのために、スタッフである私も間接的にではあるけれどチームの強化に最大限の貢献ができるようになりたい。優秀なスタッフの上級生の足元に早く及びたい。でもそのために選ぶべき具体的な道に迷いを抱えている。そんな悶々とした思いを振り切るべく、今は手を動かすしかない。日々の仕事から。できる仕事を増やすことから。まずは一橋戦に向けて精一杯選手をサポートしたいと思う。
冗長で稚拙な文章になってしまいましたが、ここまで読んでくださりありがとうございました。次は、同じクラスの表くんにバトンを渡します。
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