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ラグビー部リレー日記
コンバート
投稿日時:2020/09/28(月) 18:52
2年の平岡からバトンを受け取った4年の吉村です。何年も前、灘と開成の試合が東大の駒場キャンパスで行われたのですが、そこで対戦相手として平岡とは会っていたそうです。今はチームメイトとして過ごしているというのは、運命ってすごいですね笑
この夏、中学生から始まった10年のラグビー人生最後の年にして大きなターニングポイントとなる出来事があった。それはバックス一筋であった自分がフォワードにコンバートしたことである。今回のリレー日記では、BKとしての思い出と、FWとしての意気込みを書き記したいと思う。
まず僕のラグビー人生はスクラムハーフとして始まった。今の自分からはあり得ないポジションなのだが、当時の自分は身長は小さく細身で、コンタクトプレーは恐怖で出来ず吹っ飛ばされまくっていた。そして顧問の先生にコンタクトプレーが比較的少ないSHを勧めて頂いたため、その流れでそのポジションにつくことになった。その頃、今は同期の山健さんが灘中学のSHを牛耳っていた。よって試合に出場出来る機会はほぼ皆無で、山健さんが本当に羨ましいかった。そんなこんなで中学時代はパッとしないラグビー生活を送り、ラグビーのことは正直好きになれなかった。
そして中学時代に身長が急成長した僕は高校からCTBに就くようになったのだが、それがまたラグビー嫌いを促進させてしまった気がする。体が大きく、しかもスピードもある人間が突っ込んでくるのに対してタックルしなければならないし、特にスクラムやラインアウトからの1次のDFは毎回毎回相手のサインプレーに翻弄されて死ぬほど嫌だった。しかしある日このコンタクト嫌いな性格が一変することになった。高3の試合中、ラック内での争いの中で相手選手と口喧嘩になり、ある意味殺ってやろうぐらいの苛立ちを覚えていた。この気持ちが自分の闘争心を駆り立て、その選手にタックルに入る際青天させてやった。あの時の快感は本当に忘れられない。相手を吹っ飛ばした快感もあるが、あの時の仲間からの歓声がパッとしないラグビー生活を送ってきた自分にとっては涙が出そうなくらい嬉しい出来事だった。このたった1回の出来事によって今のコンタクト大好き人間が出来上がったと思う。そこからはコンタクト練習が楽しみになって、相手にタックルすることへの恐怖はほぼ皆無になったと言っても過言ではない。自分の体がどうなってもいいから相手を止めてやるという闘争心、自己犠牲心も体得できた。
このまま最近までCTBとしてラグビーをやってきた。本当にこれは個人的な考えなのだが、CTBは攻守の要であり一番難しいポジションなのではないかと自負している。相手との接点になる場合が多く、スピードに乗った相手は横にも縦にも動くため、コンタクト力、アジリティが必須であり、その他にもハンドリングスキルや状況判断能力全てが求められる。このようなポジションで今まで経験できたということは本当に有難いことであった。
そして最近からフランカーにポジションをコンバートすることになった。FWを経験したことがない自分にとってはスクラムやラインアウトのセットプレーはまだまだ不慣れでチームメイトの足も引っ張ってしまうことがかなりある。しかしブレイクダウンやゴールライン付近の攻防などの激しく体を当てる部分では、チームを引っ張れるような選手になりたい。停滞した状況でも僕にボールを回したらその状況を打開し、チームに流れを作れる起爆剤のような選手になりたい。これらの部分は、これまでCTBでやってきた経験と自信が自分を後押ししてくれる気がする。最後の年はフランカーとして一生懸命頑張ります。
ここまでお読み頂きありがとうございました。次は3年の石田くんにバトンを渡します。いつもラインアウト練習に付き合ってくれて本当にありがとう!
この夏、中学生から始まった10年のラグビー人生最後の年にして大きなターニングポイントとなる出来事があった。それはバックス一筋であった自分がフォワードにコンバートしたことである。今回のリレー日記では、BKとしての思い出と、FWとしての意気込みを書き記したいと思う。
まず僕のラグビー人生はスクラムハーフとして始まった。今の自分からはあり得ないポジションなのだが、当時の自分は身長は小さく細身で、コンタクトプレーは恐怖で出来ず吹っ飛ばされまくっていた。そして顧問の先生にコンタクトプレーが比較的少ないSHを勧めて頂いたため、その流れでそのポジションにつくことになった。その頃、今は同期の山健さんが灘中学のSHを牛耳っていた。よって試合に出場出来る機会はほぼ皆無で、山健さんが本当に羨ましいかった。そんなこんなで中学時代はパッとしないラグビー生活を送り、ラグビーのことは正直好きになれなかった。
そして中学時代に身長が急成長した僕は高校からCTBに就くようになったのだが、それがまたラグビー嫌いを促進させてしまった気がする。体が大きく、しかもスピードもある人間が突っ込んでくるのに対してタックルしなければならないし、特にスクラムやラインアウトからの1次のDFは毎回毎回相手のサインプレーに翻弄されて死ぬほど嫌だった。しかしある日このコンタクト嫌いな性格が一変することになった。高3の試合中、ラック内での争いの中で相手選手と口喧嘩になり、ある意味殺ってやろうぐらいの苛立ちを覚えていた。この気持ちが自分の闘争心を駆り立て、その選手にタックルに入る際青天させてやった。あの時の快感は本当に忘れられない。相手を吹っ飛ばした快感もあるが、あの時の仲間からの歓声がパッとしないラグビー生活を送ってきた自分にとっては涙が出そうなくらい嬉しい出来事だった。このたった1回の出来事によって今のコンタクト大好き人間が出来上がったと思う。そこからはコンタクト練習が楽しみになって、相手にタックルすることへの恐怖はほぼ皆無になったと言っても過言ではない。自分の体がどうなってもいいから相手を止めてやるという闘争心、自己犠牲心も体得できた。
このまま最近までCTBとしてラグビーをやってきた。本当にこれは個人的な考えなのだが、CTBは攻守の要であり一番難しいポジションなのではないかと自負している。相手との接点になる場合が多く、スピードに乗った相手は横にも縦にも動くため、コンタクト力、アジリティが必須であり、その他にもハンドリングスキルや状況判断能力全てが求められる。このようなポジションで今まで経験できたということは本当に有難いことであった。
そして最近からフランカーにポジションをコンバートすることになった。FWを経験したことがない自分にとってはスクラムやラインアウトのセットプレーはまだまだ不慣れでチームメイトの足も引っ張ってしまうことがかなりある。しかしブレイクダウンやゴールライン付近の攻防などの激しく体を当てる部分では、チームを引っ張れるような選手になりたい。停滞した状況でも僕にボールを回したらその状況を打開し、チームに流れを作れる起爆剤のような選手になりたい。これらの部分は、これまでCTBでやってきた経験と自信が自分を後押ししてくれる気がする。最後の年はフランカーとして一生懸命頑張ります。
ここまでお読み頂きありがとうございました。次は3年の石田くんにバトンを渡します。いつもラインアウト練習に付き合ってくれて本当にありがとう!
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