ラグビー部リレー日記

最後くらいは

投稿日時:2020/10/08(木) 15:49

最近SHとしてのプレーが多くなったこともあり、関わる機会が増えた2年の大山からバトンを受け取りました、4年の山本です。彼はよく怖いと言われており、僕もずっとビビっていましたが、意外と怖くなかったです。ただ鋭い目つきはちょっと怖いです。

 

長い自粛生活が明け、部活ができるようになってからもう2ヶ月以上が経った。

コロナで活動が中断される前は、昨年秋に負った膝の怪我の影響でラグビーができていなかったこともあり、今こうしてラグビーができているのは非常に幸せなことである。

 

シーズンインしてから活動休止までのDL生活は1ヶ月半くらいではあったが、身体的にも精神的にもかなりしんどかった。新しくコーチとして来ていただいている大西さんの下、新しい要素を皆がどんどん吸収していく様子を、サブグラから眺めながらリハビリに励むという、本当に面白くない時間だった。

当時、DLの仲間は何人もいたのだが、その中でも勝手に仲間意識を持っていた2人がいた。2年の財木と3年の魚住である。2人は前十字靭帯断裂という僕よりはるかに大きな怪我を負っており、仲間とか言うと怒られそうであるが、同じ膝の怪我ということもあり、リハビリメニューがほとんど同じで、一緒に過ごす時間が長かった。やれきついだの時間がかかるだのうだうだ文句を言いつつも、お互い励まし合い、そして煽り合いながら復帰を目指していた。

 

結局誰も復帰しないまま、コロナによる活動休止を余儀なくされたが、この4ヶ月以上の期間を経て、身体は完全に回復した。

3月の自粛前の時点ではサブグラでボール遊びするくらいが限界だったのに、チーム全体での練習が再開した8月には、3人とも何不自由なくラグビーができるようになっていた。

 

そして先日、ついにシーズン初戦である東工大との練習試合を迎えた。

 

僕は膝とは全く関係のない箇所を痛めてしまい欠場したが、財木は、無事に試合復帰を果たした。他人の復帰がこんなにも嬉しく感じるとは思わなかった。

 

一方で、魚住は自身のリレー日記でも述べていたが、9月に再断裂という大怪我を負ってしまった。何かLINEでも送ろうと思ったが何と声を掛けるべきかわからず、結局何もできなかった。他人の怪我でここまで辛い気持ちになるとは思わなかったし、狼狽することになるとも思わなかった。

 

僕はこの4年目という最後のシーズンが始まった時、個人目標の一つとして、シーズンの終わりをDLで迎えない、つまりラグビーをして終えるということを掲げていた。

一見簡単そうに思えるが、恥ずかしながら、僕は今までの3年間、最終戦である京大戦を全てDLで迎えている。

シーズン最後の練習の赤ダミータックルでは、毎回左脚を引きずっていた。

 

そして魚住も、今回の再断裂で3年連続DLが決まってしまった。

昨年末、DL恒例の落ち葉掃除をしながら、彼と「来年こそはこんなことせずにラグビーしてたいな」などと話していただけに残念で仕方ない。

 

彼が大怪我を負ってから、シーズンの終わりをグラウンドで迎えたいという気持ちはより強みを増した。

 

最終戦まで残り数ヶ月、何としてでもグラウンドでプレーし続けよう。

今までいくら怪我をしていても、最後はラグビーを楽しむことができるということを、この身を以って示そう。

 

彼のリレー日記を読む限りではもう気持ちの切り替えができているのかもしれないし、余計なお世話になるかもしれないが、「最後くらいは」という気持ちを強く持って、再び復帰を目指して頑張って欲しい。

 

おそらく復帰する頃にはコロナもひと段落していることでしょう。その時には快気祝いとして美味しいものを食べにいきましょう。僕らには神戸会のボスである川北さんがついているので、遠慮はいりません。

 

財木は登場シーンが少なく不満だったかもしれませんが、最後までお読みいただきありがとうございました。

 

次は、東大ラグビー部の秩序そのものである同期の太田くんにバトンを渡します。半沢直樹の最終回が終わってから半沢直樹を見始め、そしてハマるという変な人間です。でも怖すぎて誰もいじれません。

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