ラグビー部リレー日記

リーチマイケル

投稿日時:2021/11/12(金) 22:57

二年の池田からバトンを受け取りました三年の後藤です。池田は僕が出たYoutubeを見て入部を決めてくれたと聞いてから、とても肩入れしている後輩です。ちなみに、僕がワンピースを読んだことないだけでガリ勉いじりしてくる数少ない後輩でもあります。暇な時間にワンピースを読破しようと思います。

先日学習院大学に僅差で負けました。僕はレフリーがノーサイドの笛を吹いた瞬間、現実に何が起こったか理解できませんでした。整列し、挨拶を終えてもなぜか悔しさを感じませんでした。人生で初めて放心状態に陥ったのです。コーチやキャプテンの話も全く頭に入ってはきませんでした。その後、相手チームが喜び写真を撮り、おそらく祝勝会のためであろうOBからのカンパを受け取っているときに初めて悔しさが滲み出てきました。あとほんの少しで私たちは向こう側だったのです。仲間と涙を流し、勝利の喜びを共有していたかもしれません。上智戦の勝利よりももっとおおきな喜びを得ていたのかもしれません。OBからカンパをいただき、美味しいご飯を食べられたのかもしれません。そう思ったら涙がとまりませんでした。そこから数日間あまり眠れませんでした。何をしていてもどうして負けたのか考えてしまっていたからです。こんな思いはしたくないので、何を変えたらいいか考えました。そこで以前試合に負けた際、大西コーチが仰っていた「この試合リーチマイケルが1人いたらこの結果だったと思うか」という言葉を思い出しました。その時は、リーチレベルのラグビープレイヤーがいたらどうなるかという意味だと捉えていました。しかし、本当の意味は、リーチほどのリーダーシップのある選手がいたら試合はガラッと変わっていたのではないかという意味だとわかりました。それからリーチのプレーを徹底的に見るようにしました。彼は、ATで自分がボールを持ったら責任を持って前に進み続ける、DFでは絶対に自分がタックルしたら1cmでも前に進ませない、そんなプレーでチームを引っ張るキャプテンでした。日本語がそこまで上手くないのにJAPANのキャプテンをやっていた理由がわかりました。彼を見習って、自分の関与するプレーに責任を持つことから意識しようと考えました。他の味方のプレーのことを考えることも大切ですが、まずは自分にfocusします。そして、次の武蔵戦からは東大のリーチマイケルとして責任感のあるプレーをして、絶対に勝利したいです。

次は、将来有望な一年生である塩谷にバトンを渡します。彼は、未経験かつ野球経験者で僕と全く同じ境遇であるためとても期待しています。未経験は、怪我をしないことが何よりも大切なのでコンディショニングを一番頑張ってください
 

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