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ラグビー部リレー日記
タックルも人間も腰は低い方がカッコいい
投稿日時:2025/12/15(月) 19:00
てつからバトンを受け取りました。四年の石澤です。てつは最高にうれしいことを言ってくれますね。てつは落ち着いてるしすごく話しやすくて、そのうえノリもいいので、人にモテるんだろうなーとつくづく感じます。一年生のころはただひたすら飯を食ってハイボリュームで筋トレして体重を増やしてイキってました。最初はそうあるべきだと思います。体重増やして軽いやつにプレッシャーをかけましょう。
最後のリレー日記、何を書くか迷いました。
石澤諒馬 23歳 冬
己の肉体と武術に限界を感じ悩みに悩み抜いた結果
彼がたどり着いた結果は
感謝であった
自分自身を育ててくれた部活への限りなく大きな恩
自分なりに少しでも返そうと思い立ったのが
四年に一回 感謝のリレー日記!!
気を整え 拝み 祈り 構えて 書く
今振り返ると、高校でラグビーを始めるなんてとんでもないことをしたなと思います。
中学校の親友がラグビーをやっていて、彼の美しい色黒ナチュラルマッスルボディをずっと見させられたことで、脳に筋肉の魅力が刷り込まれていました。そいつとは今でも仲がいいし、ラグビーがもたらした最初の出会いでした。感謝。
高校でラグビーを始めたとき、グラウンドで当時一橋大学ラグビー部の筋骨隆々の先輩方に「なんでラグビーを選んだの」と聞かれたのがついこの前のように感じます。
何も知らないガリガリの僕の「体大きくして強くなりたいです」という馬鹿みたいな回答に「君は素晴らしい選択をした」と言ってくれたことが今も僕の心に残っています。
あのときはただの新入生を歓迎する言葉としか思いませんでしたが、今はその言葉の意味が分かります。ラグビーは僕を精神的にも身体的にも本当に強くしてくれたし、僕の人生を変える素敵な人々に出会わせてくれました。ラグビーに出会えたことに感謝。
国立高校ラグビー部の仲間は最初にできたチームメイトでした。同期先輩後輩コーチ含め、アツいやつが多く、高校の青春をすべてささげてほんとによかったと思います。僕らの次の代は花園予選もベスト8まで行ってくれたし、本当に誇りに思います。ありがとう。
同期は大学でも続けてくれている人が多くて、東工、一橋、早稲田GWなどなど各地で頑張るみんなに刺激をもらっていました。出会いに感謝。
ときは経ち、東大ラグビー部に入部。東大ラグビー部に入っていなければ絶対に出会えなかっただろうさまざまな人たちと出会いました。すべての出会いに感謝。
デル、デイビス、有志を筆頭に、PEAKや交換留学生のラガーマンとの出会いは完全に僕の人生を変えました。小中高日本で暮らし、太平洋も日本海も越えたことのない僕に、世界の広さを教えてくれたのは間違いなく彼らです。ラグビー部に入っていなかったら、こんなにも面白くて超優秀な仲間と出会えていなかったと思うと、本当に入って良かったなと振り返っても思います。どうか、PEAKの部員は途絶えさせないでくれ。海外勢、帰国勢、勧誘頑張って。世界との出会いに感謝。
そして同期、17人でスタートしたものの、違う道を選んだ仲間が7人、勇気を持ってチームを離れた仲間も、今はそれぞれの道で頑張っていると聞き、誇らしく思います。残った10人はいわずもがな、ここまで各々の役割をまっとうしてくれました。つかず離れずの距離感が良かったです。あと二戦、四年がやりきりましょう。そんな同期に感謝。
東大ラグビー部の一番の魅力は未経験から始められることでしょう。カレッジスポーツのようにどの大学もゼロから始める魅力もある一方で、ラグビーという参入障壁が高めなスポーツを大学から始められる環境はそうそうありません。そんな素人たたき上げの組織にたくさんの様々なバックグラウンドを持つ後輩が入ってくれました。共に成長し、さまざまな魂震える試合を経験できたことはぼくの一生の宝物になるでしょう。少ない四年を支えてくれた後輩に感謝。
今年のチームを成り立たせてくれていた存在として、欠かせないのは、5年目をプレイしてくださった安富さん、あきおさん、辻、一木さんの先輩方です。必要なポジションをこなすだけでなく、積極的にチームに働きかけ、勝利をもたらしてくださいました。この四人がいなかったら、今年のチームの様相は大きく変わっていたでしょう。残り二戦ですが、改めて、感謝。
スタッフ陣がいなければ、東大ラグビー部は存在しえません。僕らが毎日好き勝手楕円球追っかけまわしていられるのも、スタッフが裏でとんでもない量の業務をこなしてくれているからです。S&Cセクションも広常やのなちゃんが常にデータや声掛けを担当してくれていたおかげで成り立っていました。いつもありがとう。縁の下の力持ちに感謝。
コーチ陣の方々は、いつも僕らに必要な努力や考えを見せてくださいました。一聡さん、杉本さん、永山さん、中垣さん、大西さんをはじめ、スポットで来てくださった様々なコーチの方の一人ひとりが刺激になりました。一緒に戦ってくれたコーチの皆さんに感謝いたします。
振り返ってみれば、怪我の多い四年間でした。一年生は急な増量で膝を壊しかけたし、二年生は眼窩底骨折から始まり、何度脳震盪疑いだったことか、三年は一年中腰痛と戦っていたし、四年はまたもや骨折、肩、膝など不良箇所ばかりでした。そんなとき、常に診察、リハビリ、ケアをしてくださっていたのが工藤さん、笠原さん、SBC東京医療大学の皆さん、田崎先生、荒木先生のメディカル陣の皆様でした。怪我をしても安心して部活に戻れたのは皆さまのおかげです。感謝。
OBの皆様、そして支援してくださる様々な企業の皆様。皆様がいなければ僕らは活動できませんでした。期待して支援してくださってる皆さまに結果としてお返しするべきですが、お返しできたといえるような結果が出せなかったことは、悔いが残ります。残り二戦、支援してくださっている皆様のためにも死力を尽くします。引き続き応援よろしくお願いします。これまでの支援に感謝いたします。
そして両親。頻繁に怪我をして帰ってきたり、いきなり多額の請求をしたり、増量のためにとたらふく食わせてもらいました、迷惑かけることも多かったと思いますが、時々見に来てくれたり、見守ってくれてありがとう、お父さん。お母さんも見守って、応援してくれていた気がします。今後はいただいた投資を優に超えるリターンを返します。感謝。
そろそろ感謝のリレー日記が読者を置き去りにしはじめたので、終わりにしたいと思います。
最後に、東大ラグビー部に入って本当に良かったと思っています。この4年間を誇りに思います。月並みなことしか書けなくてごめんなさい。一切ウソはついておりません。後輩に伝えたいことは一つ。タックルも人間も、腰は低い方がカッコいい。
感謝が足りないぞって方は言って下されば代わりに感謝の正拳突きをして差し上げます。
これまでの感謝も責任も背負って残り2戦、腰の低いタックルでチームに勝利をもたらします。
次は帰ってきたストライカー片桐にバトンを渡します。片桐の紹介は過去のリレー日記を一つ使って書いたことがあります。ぜひそちらもご覧ください。片桐には僕が変にとがってた時期に様々迷惑をおかけしました。圧倒的なチームのムードメイカーとしてリーダーシップを発揮してくれている片桐には、将来、日本全体のムードメイカーとして活躍してほしいと思っています。片桐の明るさに感謝。
最後のリレー日記、何を書くか迷いました。
石澤諒馬 23歳 冬
己の肉体と武術に限界を感じ悩みに悩み抜いた結果
彼がたどり着いた結果は
感謝であった
自分自身を育ててくれた部活への限りなく大きな恩
自分なりに少しでも返そうと思い立ったのが
四年に一回 感謝のリレー日記!!
気を整え 拝み 祈り 構えて 書く
今振り返ると、高校でラグビーを始めるなんてとんでもないことをしたなと思います。
中学校の親友がラグビーをやっていて、彼の美しい色黒ナチュラルマッスルボディをずっと見させられたことで、脳に筋肉の魅力が刷り込まれていました。そいつとは今でも仲がいいし、ラグビーがもたらした最初の出会いでした。感謝。
高校でラグビーを始めたとき、グラウンドで当時一橋大学ラグビー部の筋骨隆々の先輩方に「なんでラグビーを選んだの」と聞かれたのがついこの前のように感じます。
何も知らないガリガリの僕の「体大きくして強くなりたいです」という馬鹿みたいな回答に「君は素晴らしい選択をした」と言ってくれたことが今も僕の心に残っています。
あのときはただの新入生を歓迎する言葉としか思いませんでしたが、今はその言葉の意味が分かります。ラグビーは僕を精神的にも身体的にも本当に強くしてくれたし、僕の人生を変える素敵な人々に出会わせてくれました。ラグビーに出会えたことに感謝。
国立高校ラグビー部の仲間は最初にできたチームメイトでした。同期先輩後輩コーチ含め、アツいやつが多く、高校の青春をすべてささげてほんとによかったと思います。僕らの次の代は花園予選もベスト8まで行ってくれたし、本当に誇りに思います。ありがとう。
同期は大学でも続けてくれている人が多くて、東工、一橋、早稲田GWなどなど各地で頑張るみんなに刺激をもらっていました。出会いに感謝。
ときは経ち、東大ラグビー部に入部。東大ラグビー部に入っていなければ絶対に出会えなかっただろうさまざまな人たちと出会いました。すべての出会いに感謝。
デル、デイビス、有志を筆頭に、PEAKや交換留学生のラガーマンとの出会いは完全に僕の人生を変えました。小中高日本で暮らし、太平洋も日本海も越えたことのない僕に、世界の広さを教えてくれたのは間違いなく彼らです。ラグビー部に入っていなかったら、こんなにも面白くて超優秀な仲間と出会えていなかったと思うと、本当に入って良かったなと振り返っても思います。どうか、PEAKの部員は途絶えさせないでくれ。海外勢、帰国勢、勧誘頑張って。世界との出会いに感謝。
そして同期、17人でスタートしたものの、違う道を選んだ仲間が7人、勇気を持ってチームを離れた仲間も、今はそれぞれの道で頑張っていると聞き、誇らしく思います。残った10人はいわずもがな、ここまで各々の役割をまっとうしてくれました。つかず離れずの距離感が良かったです。あと二戦、四年がやりきりましょう。そんな同期に感謝。
東大ラグビー部の一番の魅力は未経験から始められることでしょう。カレッジスポーツのようにどの大学もゼロから始める魅力もある一方で、ラグビーという参入障壁が高めなスポーツを大学から始められる環境はそうそうありません。そんな素人たたき上げの組織にたくさんの様々なバックグラウンドを持つ後輩が入ってくれました。共に成長し、さまざまな魂震える試合を経験できたことはぼくの一生の宝物になるでしょう。少ない四年を支えてくれた後輩に感謝。
今年のチームを成り立たせてくれていた存在として、欠かせないのは、5年目をプレイしてくださった安富さん、あきおさん、辻、一木さんの先輩方です。必要なポジションをこなすだけでなく、積極的にチームに働きかけ、勝利をもたらしてくださいました。この四人がいなかったら、今年のチームの様相は大きく変わっていたでしょう。残り二戦ですが、改めて、感謝。
スタッフ陣がいなければ、東大ラグビー部は存在しえません。僕らが毎日好き勝手楕円球追っかけまわしていられるのも、スタッフが裏でとんでもない量の業務をこなしてくれているからです。S&Cセクションも広常やのなちゃんが常にデータや声掛けを担当してくれていたおかげで成り立っていました。いつもありがとう。縁の下の力持ちに感謝。
コーチ陣の方々は、いつも僕らに必要な努力や考えを見せてくださいました。一聡さん、杉本さん、永山さん、中垣さん、大西さんをはじめ、スポットで来てくださった様々なコーチの方の一人ひとりが刺激になりました。一緒に戦ってくれたコーチの皆さんに感謝いたします。
振り返ってみれば、怪我の多い四年間でした。一年生は急な増量で膝を壊しかけたし、二年生は眼窩底骨折から始まり、何度脳震盪疑いだったことか、三年は一年中腰痛と戦っていたし、四年はまたもや骨折、肩、膝など不良箇所ばかりでした。そんなとき、常に診察、リハビリ、ケアをしてくださっていたのが工藤さん、笠原さん、SBC東京医療大学の皆さん、田崎先生、荒木先生のメディカル陣の皆様でした。怪我をしても安心して部活に戻れたのは皆さまのおかげです。感謝。
OBの皆様、そして支援してくださる様々な企業の皆様。皆様がいなければ僕らは活動できませんでした。期待して支援してくださってる皆さまに結果としてお返しするべきですが、お返しできたといえるような結果が出せなかったことは、悔いが残ります。残り二戦、支援してくださっている皆様のためにも死力を尽くします。引き続き応援よろしくお願いします。これまでの支援に感謝いたします。
そして両親。頻繁に怪我をして帰ってきたり、いきなり多額の請求をしたり、増量のためにとたらふく食わせてもらいました、迷惑かけることも多かったと思いますが、時々見に来てくれたり、見守ってくれてありがとう、お父さん。お母さんも見守って、応援してくれていた気がします。今後はいただいた投資を優に超えるリターンを返します。感謝。
そろそろ感謝のリレー日記が読者を置き去りにしはじめたので、終わりにしたいと思います。
最後に、東大ラグビー部に入って本当に良かったと思っています。この4年間を誇りに思います。月並みなことしか書けなくてごめんなさい。一切ウソはついておりません。後輩に伝えたいことは一つ。タックルも人間も、腰は低い方がカッコいい。
感謝が足りないぞって方は言って下されば代わりに感謝の正拳突きをして差し上げます。
これまでの感謝も責任も背負って残り2戦、腰の低いタックルでチームに勝利をもたらします。
次は帰ってきたストライカー片桐にバトンを渡します。片桐の紹介は過去のリレー日記を一つ使って書いたことがあります。ぜひそちらもご覧ください。片桐には僕が変にとがってた時期に様々迷惑をおかけしました。圧倒的なチームのムードメイカーとしてリーダーシップを発揮してくれている片桐には、将来、日本全体のムードメイカーとして活躍してほしいと思っています。片桐の明るさに感謝。
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