ブログ 石澤 諒馬さんが書いた記事

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第52話「復活の爆炎」[ラグビー部リレー日記]

 written by 石澤 諒馬投稿日時:2025/05/19(月) 17:04

 細尾からバトンを受け取りました四年の石澤です。細尾とは、あまり話したことはなかったのですが、すごくうれしい紹介文を書いてくれて、びっくりしました。僕ほど単純でわかりやすい人間はあまりいないと思うので書きやすかったと思います。細尾は今年から分析として本格始動するので、とても頼もしく、期待しています!アナリストという役職がないのは、僕もプレーヤー目線でもさみしいなと思っていました。分析官だからこそわかる視点や気づきでチームをさらに強くしてほしいです!

 四年生となって春シーズンが始まり、毎日練習とウエイトに必死に取り組む中で、やっぱり今シーズンの特徴が表れているなと感じるのは毎週火曜日のフィットネスでしょう。とんでもなくきついのは当たり前ですが、ヘッドコーチの計らいでスピーカ―で音楽を流しながら取り組めています。みんな最中は聞こえていないといいますが、これが単純でバカな自分には意外にも効果があるようで、本当にしんどいとき音楽の力で一歩踏み込めたりします。

 その中でも、僕が一番好きで、一番力が出るのが「つながリーヨ」「マジで感謝!」
など、アニメ「イナズマイレブン」の主題歌たちです。02世代の僕が初代からやり込んでいて、僕の小中をささげたといっても過言ではない伝説のサッカー作品が「イナズマイレブン」シリーズです。そんなアニメの一番好きな回とそれにまつわる最近の話を紹介します。それが、アニメ第52話「復活の爆炎」です。妹を人質にとられ、チームから離れていたエースストライカー豪炎寺修也(ごうえんじしゅうや)がチームの危機に帰ってくるという神回です。BGMとして流れる「マジで感謝!」、豪炎寺と主人公円堂守(えんどうまもる)の掛け合い、その清々しい表情が、当時小学生の僕に燃えるようなアツい感情を抱かせてくれたことを覚えています。

 そして最近、東大ラグビー部にも「復活の爆炎」がありました。それが、我が同期片桐広貴の復活です。訳あって、二年生の夏から部を離れていた片桐ですが、そのアツい思いでとうとう部に帰ってきてくれました。片桐は僕の同クラでアメフトに決めていたところをつれてきて入部してくれた人で、あの時期の一番うれしかったことと言えば「片桐と猿渡(これまた勧誘した同期)が入ってくれたこと」と覚えているくらいの人物です。そんな奴が戻ってきてくれた上に、持ち前の発想力と行動力、そしてポジティブで部でもしっかりと存在感を発揮してくれているんだからこれは大したものです。戻ってきた当初はさすがにウエイトも弱くなっていましたが「ONE BY ONE」(片桐起草)の精神で日々扱う重量が伸びているのを見ると応援したい気持ちになる上に、自分も頑張らなきゃと思わせてくれます。そんな彼の復活試合が訪れた際には、必殺の「爆熱スクリュー」キック、、、を蹴れるのかは知りませんが、期待したいと思います。

改めて、授業のリアクションも遅れて、就活の面接も一分前に気づいて、な彼に、円堂守から「いつもお前は遅いんだよ!」の言葉をささげて終わります。

次は二年生の部内ナンバーワン愛されキャラ河村にバトンを渡します。河村とは毎週木曜日一緒にご飯を食べていて、だいぶ彼の良さに気づいてきました。自らの身体を破壊するステップと相手の身体を破壊するタックルには気を付けてほしいなーと思いながら、みんなに言われるように暖かく見守っています。とはいえ、河村には教えたい技術がたくさんあります。自主練やアフター一緒にやりましょう。
 

おいでシャンプー[ラグビー部リレー日記]

 written by 石澤 諒馬投稿日時:2024/09/10(火) 23:01

 磯崎さんからバトンを受け取りました三年の石澤です。ここでは親しみを込めてりゅうりゅうと呼ばせていただきます。りゅうりゅうとは山中湖合宿での部屋が一緒だったことでたくさん話せたので、僕の思考の深さに気づく機会にも恵まれたのでしょう。僕の人間的魅力に気付ける人は数少ないので、りゅうりゅうは優れた感性をお持ちなようです。去年の立教戦では両センターだったのに、気づけばお互いフランカーです。FWとして未熟な自分にとってはりゅうりゅうは見習うべき先輩であり、日々刺激をもらってます。







 さて、「見た目で人を判断するな」ということばがありますが、これは裏返せば、人は見た目に他人の印象を左右されやすい傾向にあるということです。人の評価は90%が第一印象だという話もあります。しかし、これは「自分」の認識の際にも当てはまると思います。簡単な例でいえば、「人は着る服のような人になる」的なことです。スーツを着ればなんとなくかしこまった自分になろうとするような気がするし、ラフな服を着ると心まで解放されてゆったりした人間になれる気がします。



 何が言いたいかというと、最近僕は坊主頭に自分が支配されているような気がします。わけあってぼくは頭を丸めたのですが、それ以来何をするにも、自分がどうしたいかより先に、坊主ならどうするかを考えてしまいます。例えば、サウナでもう出たいなと思った時、坊主はサウナからすぐ出るだろうかと考えてしまい、無理して長居してしまいます。その日はめまいがひどく起きました。人と話すときも、坊主の人間がこんなこと言うのは変だな、とか、理屈っぽいのは坊主道に反するとか、余計なことを考えてしまうことがあります。別に全てが悪いことではないのですが、僕はもうちょっとゆるふわに生きたいのに、このいがぐり頭がそれを許してくれないような気がするのです。



 要するに服装はもちろん髪型にもある程度人柄が宿るということです。特に周りの影響を受けやすい僕には、坊主による言動の拘束力はかなり強かったようです。しかし、よく言えば髪型ひとつでなりたい自分に近づける一歩になるかもしれないということです。



 一度自分に向き合ういい機会となった丸刈りですがここからは地道に伸ばして僕本来のゆるふわパーマヘアー目指して頑張りたいと思います。







 次は1年生のこじろう(以降いけこ)に回します。いけこは僕が新歓から関わっている数少ない1人です。両肩の手術でしばらくプレイは見れていませんが、練習中の細かい動きやパス、AD中の声掛けの一つひとつから彼のラガーマンとしての良さがひしひしと伝わってきます。また、あんなに生意気なのに嫌な感じが一切しないのも珍しいです。また1人東大ラグビー部を引っ張ってくれそうな人が来たなと密かに思っています。復帰待ってるよ。



 

肩 have a good day[ラグビー部リレー日記]

 written by 石澤 諒馬投稿日時:2024/05/30(木) 13:47

原井からバトンを受け取りました三年の石澤です。当たり前ですが一週間以上猶予を与えられてもリレー日記に使う時間はたかが知れてるので残念ながら変わりません。原井は入部当初からタメ口で話しかけてくるタイプだったので、最初はなんだこいつと思っていましたが、今となればかわいい後輩です。能力が高く聖人である原井君はそれゆえ凡夫どもの妬み嫉みの的となることも多いようですが、そんなものに惑わされずこのまま成長していってほしいです。



 



さて、最近の私のビッグニュースと言えば、FW転向(兼任)です。高校時代は60キロくらいのSOで器用な方だった自分が、大学に入って30キロほど増量し重量級のCTBになったことですら信じられなかったのに、三年となったいま、ついにはスクラムを押すことになってしまいました。とはいえ、バックスといってもやっていたことは正直FWと変わらなかったため、思ったよりもすぐになじめたような気がします。ここまで来たらもう地獄を見るまで増やし続けようと思い一年ぶりの大増量計画を立てているため、太って見苦しい姿をお見せすることになるかもしれませんが、引退後はフィジーク選手くらいまで絞りたいと思っていますのでしばらくの間見守っていていただけると幸いです。







すでに何人かには指摘されていますが、僕は最近基本的に白Tシャツしか着ていません。毎朝家にストックしてある同じような白Tから無作為に一枚とって着るだけです。おしゃれが全く分からないというのはもちろん、最近は暑すぎるし、服を選ぶ時間はもったいないし、単純にTシャツ一枚を着こなせる洗練された人間へもあこがれもあり、このスタイルに落ち着きました。



 



ところで、「肩 have a good day」という曲をご存じでしょうか。ヤバイTシャツ屋さんというアーティストの曲なのですが、僕はこの曲を高校時代に聞いてから、その歌詞にある「肩幅が広い人の方が・・・発言に説得力が増す」という言葉に強く納得して肩幅が広い人に強いあこがれを持っています。例えば同期の渡辺君は水泳選手かと思わせるほどの肩を持っていますが、彼の怠惰とだらしなさを知っているのにもかかわらず、彼の発言には謎の自信と説得力を感じます。この原因は肩幅の広さにあると僕は勝手に思っています。さらに、肩幅はコンタクトの強化にもつながりますし、Tシャツにも合います。こうなったら肩幅は広いもん勝ちでしょう。







しかし実際は、若干のなで肩と、もともとの肩の弱さから、説得力のある肩幅にはなっていないのが現状です。同期や先輩にアホだのバカだの罵られる毎日です。三年生のこの時期は就活も始まる時期でもあります。FWとしての成長、夏の白Tの着こなし、そして発言に説得力のある就活生の第一歩のため、今後は肩の筋肥大が早急の課題です。







次は伊藤君に回します。伊藤君は頼れる敏腕STAFFで普段から大変お世話になっています。みんなが気づかないことも誰もやりたがらないようなことも率先して気づいてやってくれる縁の下の力持ちだと思っています。こうして支えてくれる伊藤くんのためにも、さらに強くなって結果を残せるチームになろう!







 

夏のFree&Easy[ラグビー部リレー日記]

 written by 石澤 諒馬投稿日時:2023/07/25(火) 19:00

先輩の森田さんからバトンを受け取りました2年の石澤です。訳あって同い年のはずなのですが、森田さんはあまりに目鼻立ちがくっきりした美人さんなので、緊張して話しかけられず、あまりまだ話せていません。今年はスモブラでご一緒させていただくので、たくさんお話しして仲良くなりたいです!




 

 

 さて、リレー日記を書くにあたって、毎回長く考えさせられてしまうのが、「何を書くか」です。ただの日記であれば、自分の日常をただただ雑に単調に述べていけばいいのですが、読んでいただける人も少なくなく、なおかつネット上に半永久的に残る大切なリレー日記ですから、執筆をテキトーにすますわけにはいきません。(そのようなリレー日記は散見されますが、、)私が日記の更新の締め切りを既に三日過ぎているのも、リレー日記を大切に思う私の気持ちからなのかもしれません。お許しください。







 







 僕の通っていた高校は、校則が「上履きを履くこと」しかない超自由な高校でした。見るたびに髪色が変わっているような人や、なんちゃって制服をきてJK気分を味わう人、はたまた部活のシャツしか着なくなる人(最終的には部ポロが大半)など、多種多様な身なりの人が見れるため、校内は比較的華やかだったように思います。一方で、この自由は、言い換えれば全ての判断と責任が個々人に問われる、ということであり、自由を履き違えて好き勝手することが推奨されているわけではありません。その点で、完全な自由はかえって不自由を感じさせうるのです。




 

 

 話を戻しますがこのリレー日記、書く題材が決められていたらどうでしょうか。例えば「好きな食べ物」などどうでしょう。かなり書きやすくなると思います。しかし、これはおかしな話です。題材が決められていない方が何について書いてもいいのだから、より書きやすいはずではないのでしょうか。しかし実際には多くの部員たちがリレー日記の執筆に手こずります。これこそが「自由」の難しさなのだと思います。私たち人間は、完全な自由のもとではむしろ不自由なのかもしれません。社会は法律や伝統、制度や慣習にまみれ、我々をある程度縛り付けています。しかし、だからこそ見やすいし、生きやすいのでしょう。私たちは何百年もかけて自由を勝ち取ってきた歴史がある一方で、これからは私たちを"自由にする"不自由も大切にしなくてはいけないのかもしれません。







 というわけで、リレー日記に題材をつけることには一考の価値はあるのではないでしょうか。ご意見待ってます。




 

 

 次は期待の高身長1年谷脇にバトンを渡します。某偉大な先輩方は、彼のことを「東大150年の歴史で一番アホ」と称していました。だとしたら名誉なことです。そんな150年に一度の逸材と一緒にラグビーできる機会が楽しみで仕方がないです。早く怪我治して一緒に練習しような。

今、話したい誰かがいる[ラグビー部リレー日記]

 written by 石澤 諒馬投稿日時:2023/01/21(土) 01:26

おっくんからバトンを受け取りました新2年の石澤です。本当は奥山"先輩"と呼ぶべきでしょうが、彼の海のように広大な懐と兄のような優しさにより、我々は親しみを込めておっくんと呼ばさせていただいています。そんな彼はリーダーシップに溢れ、昨年のコルツ戦では精神面とプレー面の両方において非常に頼りになりました。尊敬というのは外面だけから伺えるものではないのです。



 さて、最近の個人的ニュースといえば、1週間以上前になりますが、成人式を迎えたことでしょうか。中学から30キロ増えた肉体とフェードカット。バチバチにいかつくして臨んだ成人式大イキり選手権でしたが、当日は悔しくも本物のいかちい人たちに圧倒され、予選敗退しました。 


 とはいえ、前シーズンの個人目標であった「成人式で元中をビビらせる」はギリギリ達成できたように思います。再会の瞬間の彼らの驚きの反応が楽しくてたまりませんでした。とにもかくにも、旧友たちとの思い出話を盛大に楽しめた三日間は忘れられない記憶になるでしょう。

 

 ところで、新シーズンが始まり1週間が経ちました。基礎づくりの春シーズンということで、覚悟はしていましたが、ボールを持つ時間よりも人と組み合う時間のほうが長い練習には、ラグビー部というよりは"スクラム"部の方が実情に合っていると感じさせられます。

 

 始めた時から今まで一切スクラムに関わったことのない僕のような完全バックス人間にとってすれば、楕円球はもはや恋人です。

 

 "春シーズンは遠距離になるけど、アフターでたくさん投げて、たくさん蹴り飛ばしてあげるからね" 

 

遠距離になっても心の距離は離れないように、楕円球とのコミュニケーションも怠らないようにしたいと思います。

 

 次は新四年生の前川さんにバトンを渡します。前川さんは毎週木曜日にご飯をご馳走していただける機会に恵まれてから、いろいろな話を聞いたり、話したりするようになりました。経験値とパススキルはいうまでもないうえに、アフターでパスやキックの練習を黙々とこなす姿がとても印象的で、今年度のチームを引っ張ってくれそうな頼りがいを常に感じます。粋でこれからも美味い飯とディープな話を期待してます。

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