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やる気の源泉[ラグビー部リレー日記]
投稿日時:2019/10/31(木) 00:29
日記ということで、最近の行動を振り返ろうと思ったのですが、最近は全体的にやる気が出ず、授業も面白いと思うものしか出ていないのであまり充実した生活を送れているとは言えないです。そんな時ふと思ったことが、なぜやる気が出ない時と出る時があるのだろうかということです。
よくよく考えてみると、当たり前かもしれないですが自分が納得できる理由があることに対してはやる気が出て、やっても意味がないのではないかと思うことに対しては全くやる気が出ないということがわかりました。例えば大学の授業に関しては、これから社会に出て使うのかなと疑問がある理論科目などは少しも集中できず、一方で、統計学やプログラミングについては就職してからでも必要最低限のスキルとして使えるなと思い集中して学ぶことができます。さらに、やる気が出るようなものごとに対してはどんなに難しいものでも楽しいと思いながらできていると感じます。
学業の面では就職した後の人生において使えるかどうかでそれをやる意味を見出していましたが、ラグビーにおいても同じことが言えるのかもしれません。
私はラグビーをやること自体がとても好きなのですが、その中でも全くと言っていいほどやる気が出ない時は稀にあります。それは自分自身やチーム全体が強くなるための練習ができていないのではないかと感じる時です。例えば、なんとなくいつもやっている練習だから今回もやろうとしたり、試合でうまくいかないからといって明確な目的もなくより多くの練習をしようとしたりするときです。このような練習をしているときに、いつもなら目の前の練習やプレーに集中しているはずが、プツンと集中力が切れてなんでこんな無意味なことをやっているのだろうと感じてしまうことがあります。
ですが、そこで行動できない自分がいることも事実です。ここが自分の弱いところだと思っています。無意味だと感じるならば、そこを有意義にするような方法を見つけ出し、チーム全体を巻き込んで、一人一人を、そして、チーム全体を強くしていくように実際に行動していかなければならないと最近考えるようになりました。
次は私生活に謎が多い四年のレオさんにバトンを回したいと思います。
推し[ラグビー部リレー日記]
投稿日時:2019/10/22(火) 18:20
高3になる春休み、私は肩を脱臼し手術しました。3ヶ月間のリハビリ期間の間でラグビーを続ける気力を失い、最後の大会まであと3ヶ月のところで途中退部してしました。辞めてからは毎日の様に同期や後輩が部活をしている姿を教室から見て、部活をしていない自分に苛立ちを覚えたり、部に迷惑をかけたことを申し訳なく思ったりして、より一層辛い日々を送るようになりました。精神的にも病み、勉強にも手がつかない状況が続くのでした。
そんな中、私に元気を与えてくれたのが推し(阿部菜々実さん)の存在でした。推しがライブに出たり、テレビで活躍している姿を見ると、自分も頑張らなきゃという気持ちになります。また、毎日更新されるツイッターやモバメでの近況報告に、癒されたり感化されたりします。推しに嬉しいことがあれば自分も嬉しくなれる。推しが頑張っているから自分も頑張ろうと思える。そうして、悔いは残っていますが、部活をやめてからの暗い日々が、明るいものになっていきました。そうやって私を変えてくれた存在だから、今でも私は推し続けています。
今私は、ジャージをいただき試合のメンバーに入っています。しかし、私が力不足であることは誰の目にも明らかだと思います。実際今のところ、バックファイブの選手たちが試合中痛んだりしている中、私はベンチから見守ることしかできていません。本当にこの状況は悔しいし、何とかしなければならないです。最近推しは、辛いレッスンの日々を乗り越えオリコンチャートで1位を獲得し、様々なメディアに出演しています。推しの頑張りを励みに私も練習して力をつけ、試合に出して頂けるくらい信頼されるプレーヤーになりたいです。
拙い文章でしたが最後まで読んでいただきありがとうございます。
試合中の高いワークレートと力強いコンタクトがとてもかっこいい、矢野さんにバトンを回します。合宿中、「岩下と髪型かぶるし今年は坊主にしなかった」とおっしゃっていたのがかなり印象に残っております。
スイカ[ラグビー部リレー日記]
投稿日時:2019/10/19(土) 14:43
アメフト部から先日転部?してきた笹俣よりバトンを受け取りました、4年の高橋です。
明日は武蔵戦ですが、自分は残念ながら出場できないので、この2週間武蔵戦に向けて考えてきたことを綴ります。
10月6日、成城戦当日。この日はやけに頭がスッキリしていた。それは試合前のアップの時にも、円陣の時にも変わらず、過度な緊張もなければ、滾り過ぎていることもなく、極めて集中できていた。今日は行ける、良いプレーができる、そういった不思議な感覚があった。しかし、試合開始から1分半後、膝下にタックルに入られ、そのまま明らかに嫌な音がした。何とか試合はそのまま出れたが、試合後には怪我が判明した。その結果、今節の武蔵戦には出場できないことになり、後輩にスイカの3番を譲ることとなった。
今、私は焦っている。悲しみや悔しさも最高潮ではあるが、それよりも焦りが強い。絶対にこのままスイカを譲っている訳には行かない。ただスイカのスタメンは怪我から復帰して簡単に着られるようなものではないのもまた現実である。2年生の時にも、3年生の時にも、怪我で対抗戦の途中に離脱し、その後復帰したもののスタメンに簡単には戻れなかった4年生もこれまで見てきた。部員数が少ないだとか、怪我人が多いだとか、そんなことが言われはするが、やはりスイカの重みは決して軽いものではない。対抗戦シーズンであれば、それは尚更だ。
思い返せば、初めてスイカジャージに袖を通して試合に出場したのは1年生の時の名古屋戦だった。当時の2、3年生のFRの先輩方に怪我が多く、15分程度試合に出してもらった。ただ、当時の実感としても、今振り返ってみても、「スイカを着ることを認められた」というよりは「ただスイカを着ることになった」という感覚だった。
では、実際に「スイカに認められた」のはいつだろうか。チームからどう見られていたかは分からないが、自分の実感としては3年生の武蔵戦でようやく、だと思っている。後半10分頃に当時の4年生の3番の選手が怪我をし、出場機会を頂いた。その時にそこまではやや負け気味だったスクラムを抑えることができた。この時にようやくスイカに認められ、自分がスイカを着ることに対して自信を抱けるようになった。また、京大戦で試合に出る機会をもらえたのもそのお陰だと思っている。
今年のチームは昨年度4年生が11人も出ていたのに比べ、1~4年生が幅広く出ており、非常に若いチームである。ただ、先ほども書いた通り殊更に対抗戦においてはスイカの重みは決して軽いものではない。その言葉通り実際に試合に1年生で出場している3人も学年など関係ないと言わんばかりだ。三方はSCとLOの安定に一役買っているし、松元もFLとしての運動量と持ち前のスピードを活かしたプレーを何度も見せている。そして、タマヨセもSOとしてチームを動かし、今ではスタメンの座を硬いものとしている。
今節グラウンドに立てない自分には偉そうなことは言えないし、言われなくても分かっていると思うが、スイカに認められた戦士である皆にはその自負と覚悟を持って戦ってきてほしい。23人全員、その権利のある選手が揃っていると思う。怪我をして試合に出れない俺だけど、なんの不安もない。グラウンドに立つ同期たち、後輩たちならば大丈夫。そして何より、試合に出場する人には同時に誰よりもそのスイカを楽しんでほしい。全力で、誰よりも。そして、一週間後最高の状態で明学戦に向かっていこう。
最後に、殊更に僕の代わりに3番を着る岩崎には最高のプレーをしてきてほしい。今後自分が復帰する時にその最高の状態の3番のジャージを自分のできる全ての努力を尽くして、取り返させてもらうためにも。
拙い文章ですが、最後までお読み頂きありがとうございます。
生粋のアイドルオタクで、Twitterのアイドルアカウントも部員にバレてしまった、1年生の岩下にバトンを回します。
『やりがい』[ラグビー部リレー日記]
投稿日時:2019/10/18(金) 12:01
野田から日記を引き継ぎました、1年の笹俣と申します。私がアメフト部からの転部を迷っていた際に、一番はじめに暖かく迎え入れてくれた彼にはとても感謝しています。
さて、前述の通り、私は元々アメフト部に所属していました。東大の中でも比較的強い部であり、高校時代の部活で憧れていた先輩も数多くいたため、ラグビー部と迷いつつも、結局アメフト部への入部を決めたのでした。
他の新入部員と練習に励む中、3ヶ月ほど経った時、ふとある思いが浮かびました。
「俺がいて、果たしてチームにとってプラスになるだろうか」
フィジカルには多少の自信を持っていた私でしたが、200人ほど居る部員の中に埋もれて、自分の存在意義を見失ったのでした。そしてそう思った時には、正直、練習にやりがいを感じることはできなくなりました。
そんな中、新歓の時に幾度か顔を出していたラグビー部のことが頭を過りました。意を決して久しぶりに練習に足を運びました。ほとんど分け隔てなく接してくださった先輩・同級生のことが印象的です。
そして今に至ります。私の当面の目標は、「やりがいを求め続けること」です。そのために必要なことこそが、「自分に価値を見出すこと」なのだと思います。目標を達成するための努力は欠かさないつもりですし、何より、やりがい・楽しさの延長に勝利があると信じています。
私は現在、廣瀬に次いで、他の誰よりも後輩ですが、そんな理由で臆するつもりは一切ありませんし、むしろラグビー部に新しい風を吹かせてやろうと息巻いています。
改めて、これからよろしくお願いします。そして、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次は、練習中の存在感と練習外での優しさ溢れる笑顔が印象的な、4年の高橋勇河さんにバトンを渡したいと思います。

ブレイクスルー[ラグビー部リレー日記]
投稿日時:2019/10/15(火) 22:13
去年のこの時期、僕は迷っていた。浪人生ながら成績が思うように伸びなかったために、志望校を東大か他の大学にするか悩んでいたのだった。そんなとき、父の仕事の知り合いの東大ラグビー部OBの方から誘われて、東大対成城の試合を観に行くことになった。
生で見た東大のラグビーは、本当にカッコよかった。個々の選手のスキルもさることながら、全員が走り回ってハードワークするという闘志がとても伝わってきて、気が付いたらOBの目もははがらず声を出して応援していた。そんな試合の中で、一番鮮明に覚えているプレイヤーがいる。背番号19、浦山裕矢さん(現Jr.コーチ)だ。突然、後ろから走りこんできてハーフからボールをもらうと、フォワードながら相手のディフェンスの隙間を走り抜け、さらに相手のタックルをぶち抜いて、トライ目前まで行くビックゲインを決めた。僕の中では攻撃では、フォワードはもっぱら相手にぶつかりにいって少しゲインをとったり、次のバックス展開の布石にするものだと思っていたので、そういう風に大学のフォワードがトライを狙いに行くなど想像すらしてなかった。これまでラグビーに抱いてたイメージをぶち抜かれた気分だった。「俺も東大で、こんな風にラグビーをしたい」、そう思うようになった。
だが、ラグビーでも人生でも今まで積み上げられてきた伝統とか固定観念を"ぶち抜く"のはとても難しい。例えばラグビーでは、逆サイドに大きな隙があっても順目に攻撃してしまうことは往往にしてよく見る光景だし、日常では、日本で一番頭の良いとされる東大の中に居たって、毎日聞こえてくるのは「ノリ」や「普通」や「常識」だ。たしかに、常識や周りに沿って歩けば安心感があるのに対し、挑戦のその先には何もないかもしれないという不安が常につきまとう。だが、東大ラグビー部はそういう挑戦が安心してできる環境であると思っている。野村主将をはじめとして、意見を聞いてくださる先輩が多く、監督やコーチも常にチームに新しい気づきを与え続けてくださっている。このチームならいくらでも新しいことに挑戦できる、そう胸を張って言える。だから、そんなチームの為に僕は役に立てるよう、どんどん挑戦したい。さらには、僕が浦山さんのプレーに元気付けられたように、自分もそういう風に他人を元気付けられるプレーヤーになりたい。
これを読んでいる(きっと少ない)受験生はあきらめずに東大ラグビー部を目指して欲しい。自分にはできない、だなんて思わないでほしい。これを書いてる僕は偏差値38からのスタートだった。そんな僕でも入れる大学なんだから、君も入れる。絶対に。モチベーションが下がったり、迷ったら是非、東大ラグビー部を、見に来てください。
拙い文章ですが、最後までお読みいただきありがとうございました。次は、僕が予備校時代からスカウトしていたささまたにバトンを渡します。
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