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自動販売機[ラグビー部リレー日記]
投稿日時:2021/04/30(金) 14:08
杉井からバトンを受け取りました、3年スタッフの谷田朝香です。
彼のえも言われぬ愛嬌にはいつも癒してもらっています。そんな杉井がついに上級生としてかっこいい人になろうとしていると思うと感慨深いです。彼は褒め上手でもあるので、ぜひ新入生にもジェントルマンとして人気が出ればいいなと思います。
私は今シーズンから、新歓委員としてラグビー部の新歓に携わることとなりました。その経験を経て、新入生が少しずつ入部してきてチームが過渡期にある今、スタッフとしても思うことを綴っておこうと思います。
今年度の新歓委員は、新歓代表の北野さんを筆頭に、3年が杉井・國枝・榎園・谷田、2年が関戸・池田というメンバーになっています。
そして、現在の新歓状況は、入部確定者が10名(うちSTAFF3名)となっています。これだと少なく見えるのですが、実際は入部を決めた 新入生で自主的に発足したL I N Eグループなるものにはもっと参加者がいるようなので、入部者はまだまだ増えるものだと期待しております。
昨年はコロナ拡大により対面新歓が全て中止になったため、新歓委員の方たちが大変な苦労を重ねて10人弱の新入生を獲得してくれたわけですが、それに比べると今年は苦労が少なかったのだろうと感じます。対面新歓を行うことができたし、未曾有の事態であった昨年に比べればコロナ関連の対応にもだいぶ慣れてきました。すなわち、今年から加入することになった私は苦労少なくやりがいを得ることができているというわけです。
とはいえ、新歓は部全体に関わる重大な責任のある仕事であるうえ、東大ラグビー部の外の世界に対して積極的に働きかける必要があるため、臨機応変な対応や創造性を要する大変な仕事であります。そして新歓委員は、それに耐えうる組織であり、感銘を受けました。
例えば、私と同じく今年からの参戦となった2年の関戸と池田は、イベント企画提案に関する積極性を見せ、ミーティングで次々に意見を発言していました。さらに、定常的に重要事項の指摘や部全体への情報発信を行い、入部から半年とは思えないほど頼りになる姿を見せてくれました。去年から引き続き新歓委員である杉井・國枝・榎園は、昨年培ったノウハウを生かして新歓を引っ張ってくれ、尊敬が止まりませんでした。代表の北野さんは後輩が意見しやすい環境を作り、それらを柔軟に取り入れてくださいました。また、新歓委員のLINEでは誰かが発言すれば必ず誰かが反応し、仕事をすれば必ず「ありがとう」が返ってくる安心感がありました。これらは簡単なようで意外と難しいことです。
これが、私にとっては理想のラグビー部であるような気がしています。特に最近常々感じていて何度か発言したこともありますが、ラグビーで強くなる第一歩は、組織として強くなることだと思います。首脳陣からだけではなく下級生を含む全員が、部に貢献する姿勢を見せ、それを見て周りが触発されて高め合う。自分に見えている姿だけじゃなくて、見えない努力を思いやって感謝する。それだけで、各々の努力に対する効用が上がり、ひいては組織そのものの質が高まることにつながります。人への思いやりなんて、と言い張る人もいるかもしれませんが、効率主義をとってもきっと、結局思いやりは欠かせないものであるはずです。
私たちスタッフも、当然、チームの一員としてチームに対する意見を持っています。プレーそのものに直接関与することができない分、プレー外の組織特性を明確に感じ取っているからこそ思うところがいろいろあります。昨年、スタッフの人数が多く、実行できうる全ての仕事を自発的にしていましたが、それによってどうやら選手の自動販売機になってしまったようだ、と感じることがたまにあります。そして、私たちの自動販売機化は、チームを組織として弱くしてしまうと感じるので、そうならない部になればいいなと思います。
次は、あきらにバトンを渡します。彼はとてつもない量の仕事をこなしてくれていますが、朝部室に行くと大体音楽を流して鼻歌を歌っていたり、よくわからないことでなんだか嬉しそうだったりと、なかなかに陽気で話していて楽しいです。
内ゲバ[ラグビー部リレー日記]
投稿日時:2021/04/27(火) 20:09
春は出会いの季節です。特に3年の春は出会いが多いイメージがなぜかありますが、同期の間でも続々と春が訪れています。あいつだけは仲間だろう!と思っていたような人がちゃっかりしているので、人生分からないものだなと思います。僕も今日初めてのゼミがありましたが、特に春が訪れる気配はないので勉学に精を出します。
杉浦さんも言っていましたが、最近チームの練習中の雰囲気がとても良いと思います。僕も、楽しいといったら嘘になりますが、テンション高く練習出来ています。正直、昨年とか今年の最初の方とかは練習前に気分が乗らず、あまり楽しめない状態で練習していましたが、近ごろはポジティブな気持ちで練習出来ています。杉浦さんが言っていたように、各々の部員に主体性が芽生えてきたからというのもひとつの理由だと思いますが、僕としてはやりあえる練習が増えてきたのが大きな理由かなと思います。ウォークADなど、試合を見据えた強度の練習が増えてきて、部員同士お互い競い合う意識が生まれています。やっぱり相手と闘ってこそラグビーしているという感じがして楽しいです。とはいいつつも、まだまだレベルの低いやりあいにとどまっていると思うので、これからお互い高めあうためにももっと高いレベル、高い意欲で部員同士ぶつかっていかなきゃなと思います。僕も負けないようしっかり練習頑張ります。
短い文章でしたが、読んでいただきありがとうございました。
次は、我らが偉大なるスタッフ長あしゃにバトンを回します。新歓や栄養など部内でも大変お世話になっていますが、学部をはじめ部外でも手厚いサポートをしていただいており、頭が上がりません。これからも見捨てずに仲良くしてくださると嬉しいです。
主体性[ラグビー部リレー日記]
投稿日時:2021/04/25(日) 20:13
玉代勢は僕のことを辛い顔一つせずチームを引っ張っていると言ってくれましたが、そのように活動できているのは厳しいトレーニングや練習にも一生懸命ついて来てくれる後輩や支えてくれる同期たちのお陰です。
いつもありがとう。
今回のリレー日記では、今のチームに対して思うことを綴ろうと思います。
僕は今部活動がとても楽しい。
以前から練習は楽しいと思っていたが、最近は本当に楽しいと感じることが増えた。
何故かと理由を考えてみたところ、「主体性」というキーワードが浮かび上がってきた。
「主体性」とは、ネットで調べてみると自分の意志・判断で行動しようとする態度のことを指すようである。
最近の練習で喜びを感じたシーンを振り返ってみよう。
・今までわがままだった同期が4年生としてリーダーシップを発揮してアフターを仕切っているのを見たとき。
・新歓活動でチーム全員が積極的にイベントを盛り上げてくれたとき。
・いつもは恥ずかしがってあまり意見を発信しない後輩がチームに対してもっとこうした方が良くなるのではないかと提案をしてくれたとき。
・練習前後に後輩がどうしたらもっと上手くパスを放れるか聞きに来てくれたとき。
・スタッフの後輩がチーム強化のために意見を提案してくれたとき。
他にもたくさんの嬉しいシーンがあるのだが、そのすべてに共通しているのが「主体性」だと思った。このように、最近の東大ラグビー部にはこの「主体性」がたくさん見て取れる。とても良くなっているからこそ、部員にはもう一つ上のレベルを目指してほしい。
どうしたらもう一つ上のレベルに上がれるかというヒントは、すぐ近くに転がっているように思う。例えば、
・グラウンドや部室のごみを見つけたら拾ってみる。
・練習で使う道具が出てなければ、出してみる。
このように、誰かがやってくれるだろうことを自分から率先して動けるようになってほしい。こういう部分が、グラウンド内でのサポートやバッキングといった細かいプレーにつながるのだと思う。
一つ一つに自覚を持って取り組んでチームで強くなりたい。
具体例ばかりのまとまりのない文章になってしまいましたが、お付き合いいただきありがとうございました。
結果を追い求めるのはもちろんですが、いいチームを作っていきたいと思います。
続いては新歓イベントの運営で積極的にリーダーシップをとり、グラウンド外でもチームを盛り上げている杉井にバトンを渡します。
sweet & sour[ラグビー部リレー日記]
投稿日時:2021/04/22(木) 16:54
ラグビーのスーパープレイ集でよく見るようなステップを踏む西久保からバトンをもらいました、玉代勢です。
西久保は練習中ミスが少ないので、一つのイージーミスを引きずってしまうみたいです。よくノックオンしてしまう僕から一つアドバイスをすると、イージーミスは気持ちの持ちようで減らすことができると思います。ただミスを恐れない自信を持つためにスキルを磨くことも大切です。
ファミレスに行ってメニュー表を手に取った時、僕が必ず見てしまうのがスイーツのページです。その中でもパフェはどのファミレスにもあって、季節ごとにも新しいパフェが出てきたりと、どれも美味しそうに見えます。
小さい頃家族でファミレスに行くと、好きなものを食べさせてくれたのですが、パフェは値段が高いから注文してくれませんでした。たしかにファミレスのパフェは高いのもそうですが、メニューに写ってる写真の見た目より、実物が小さいことが多いです。そのせいもあってか、今もファミレスに行くと、パフェを頼むのに抵抗を感じてしまいます。
先日ふと、パフェが食べたいと思い、ファミレスより安くするために自分で作ってみることにしました。パフェに入ってそうなものをスーパーに買いに行ったら、結局パフェより高い金を使ってしまったのですが、ワクワクした気持ちのままパフェを作ってみました。
出来上がったパフェの中は、バニラアイス、雪見だいふく、ポッキー、ブラウニー、マシュマロ、コーンフレーク、チョコソースなど、甘いものがほとんどでした。
絶対に美味しいという確信のもと食べてみたら、驚きました。甘いものばかり入れていたため、すぐに飽きてしまったのです。この時初めてパフェに入ってたなけなしのいちごの大切さに気付きました。同じスイーツのショートケーキに関しても僕は生クリームが美味しいのであっていちごは飾りでしかないと思ってたのですが、いちごの酸味のおかげで生クリームの甘味が引き立つのだと気付かされたのです。
この経験から学んだのは、甘みと酸味のバランス、味の変化が大切であるということです。
これはほかの様々なことにも当てはまります。
例えばダイエット。食べる量を減らしてたらいずれ体が慣れて体重が減りにくくなります。その時に所謂チートデイを設けて、たらふく食べて代謝を上昇させるのは、パフェにおけるフルーツの役割と同じです。
筋トレでも同じ種目ばかりして記録が伸び悩んだ時に別の種目を取り入れてみると記録が伸びたりします。
部活や私生活においても、同じ環境で慣れてしまってる自分に酸味のような変化を探して取り入れていこうと思います。
なかなか無理矢理つなげてしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
次は、大変なこの時期にもかかわらず辛い顔一つせずにチームを引っ張り続けている杉浦さんにバトンを渡します。
杉浦さんには最近腹筋ローラーのコツを教えてもらったので、100日後には立ちコロできるように頑張ります。
イージーミスが怖い[ラグビー部リレー日記]
投稿日時:2021/04/20(火) 13:27
2年生のパス練に長時間付き合ってくださる優しい國枝さんからバトンをもらいました西久保です。僕も新入生が困っている時に手を差し伸ばすことのできる先輩になりたいです。
國枝さんのおっしゃるように、自主性は練習において極めて重要な要素であります。自分たちのチームなのだから、自分たちで目標を立て、行動を起こし、その責任を負う。このことは部員全員で共有されていると思いますし、まだここにレベルアップの余地があると思います。僕は、誰かが行動を起こしてくれるのを待ってしまうことが多いので、2年生だからといって遠慮することのないように気をつけようと思います。そしてもう一つ、僕が解決しなければならない課題があります。
練習にはミスが付き物です。練習中にミスしないといった芸当はオールブラックスでも不可能でしょう。ミスというと悪いイメージを持つかもしれませんが、ミスをすることで自分の弱み、チームの弱みというものを知ることができ、そこに修正を細かく付け加えることで、プレーの質を上げることができると思います。
もちろんミスそのものが大事なのではありません。ノックオンをする度にみんなに祝福されたところで、ラグビーはうまくならないでしょう。犬がお手を覚えるのと同じ原理で、逆にノックオンする癖がついてしまうと思います。一つ一つのミスに真摯に向き合い、反省し、その原因・解決策を頭で考えることが大事なのだろうと思います。
個人的な考えでは、ミスは2種類に分けることができます。判断ミスとイージーミスです。
判断ミスとは外展開すべき場面でキックを選択したり、立つべきディフェンスの人数が合っていない、などといったことです。これらは比較的簡単に練習中に修正することができます。言うならば、テンプレ化すればいいのです。相手がこうきたらこうする、といった判断を機械学習的に行えば、判断ミスは着実に減っていくでしょう。
タイトルからお察しの通り、タチが悪いのがイージーミスです。僕の中ではキャッチミスやパスミス、キックミスやタックルミスのことを指します。これは相手がどうこうではなく、自分のスキルの問題なのですが、本当にタチが悪いです。このようなミスは判断ミスと違ってチームの士気を大幅に下げます。自陣からチームメイトが体を張り続けて繋いできたボールをゴールライン直前でノックオンしたらもうおしまいです。タチが悪いです。イージーミス一回くらいなら大目に見てもらえますが、同じミスの連続は許されるべきものではありません。そういうプレッシャーを感じてしまうとなおさらイージーミスをします。タチの悪循環です。ミスの原因を見つけ、それを練習中に修正することも難しいです。イージーなプレーは、たとえそれが間違ったやり方だったとしてもすでに体に染み付いてしまっているからです。アフターで何度も練習して、ある程度修正できたとしても、寝て起きたらまた忘れてるので、次の練習のビフォーでまた修正して、と、それを何回も繰り返し改善していかなければなりません。とてつもなく長い道のりです。頑固なタチの悪さ。
どうせ大学生にもなって、こんなイージーミスに頭を抱えているくらいなら、幼い頃にもっとパスやキックの練習をしておけばよかった。1日5時間くらい。そもそも僕の中ではイージーミスではなくディフィカルトミスだ。「厄介な」という意味ではトラブルサムミス。略してトラミス。トラミス、ティラミス、、、
などと練習中考えているとまたイージーミスをします。タチが悪いです。いや、タチが悪いのは僕の集中力かもしれません。「イージーミスを恐れない」この課題を乗り越えるために毎回の練習で一つずつ何かを掴んでいきたいなと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
次は、いつもミスなき華麗なプレーをする玉代勢さんにバトンを渡します。以前、玉代勢さんにハンデとして10kgの重りを付けてもらって腕立て対決をしたのですが、普通に負けました。今度は20kgの重りを背負ってもらってリベンジマッチしたいです。
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