ラグビー部リレー日記

イージーミスが怖い

投稿日時:2021/04/20(火) 13:27

2年生のパス練に長時間付き合ってくださる優しい國枝さんからバトンをもらいました西久保です。僕も新入生が困っている時に手を差し伸ばすことのできる先輩になりたいです。



 



國枝さんのおっしゃるように、自主性は練習において極めて重要な要素であります。自分たちのチームなのだから、自分たちで目標を立て、行動を起こし、その責任を負う。このことは部員全員で共有されていると思いますし、まだここにレベルアップの余地があると思います。僕は、誰かが行動を起こしてくれるのを待ってしまうことが多いので、2年生だからといって遠慮することのないように気をつけようと思います。そしてもう一つ、僕が解決しなければならない課題があります。



 



 



練習にはミスが付き物です。練習中にミスしないといった芸当はオールブラックスでも不可能でしょう。ミスというと悪いイメージを持つかもしれませんが、ミスをすることで自分の弱み、チームの弱みというものを知ることができ、そこに修正を細かく付け加えることで、プレーの質を上げることができると思います。



 



もちろんミスそのものが大事なのではありません。ノックオンをする度にみんなに祝福されたところで、ラグビーはうまくならないでしょう。犬がお手を覚えるのと同じ原理で、逆にノックオンする癖がついてしまうと思います。一つ一つのミスに真摯に向き合い、反省し、その原因・解決策を頭で考えることが大事なのだろうと思います。



 



個人的な考えでは、ミスは2種類に分けることができます。判断ミスとイージーミスです。



 



判断ミスとは外展開すべき場面でキックを選択したり、立つべきディフェンスの人数が合っていない、などといったことです。これらは比較的簡単に練習中に修正することができます。言うならば、テンプレ化すればいいのです。相手がこうきたらこうする、といった判断を機械学習的に行えば、判断ミスは着実に減っていくでしょう。



 



タイトルからお察しの通り、タチが悪いのがイージーミスです。僕の中ではキャッチミスやパスミス、キックミスやタックルミスのことを指します。これは相手がどうこうではなく、自分のスキルの問題なのですが、本当にタチが悪いです。このようなミスは判断ミスと違ってチームの士気を大幅に下げます。自陣からチームメイトが体を張り続けて繋いできたボールをゴールライン直前でノックオンしたらもうおしまいです。タチが悪いです。イージーミス一回くらいなら大目に見てもらえますが、同じミスの連続は許されるべきものではありません。そういうプレッシャーを感じてしまうとなおさらイージーミスをします。タチの悪循環です。ミスの原因を見つけ、それを練習中に修正することも難しいです。イージーなプレーは、たとえそれが間違ったやり方だったとしてもすでに体に染み付いてしまっているからです。アフターで何度も練習して、ある程度修正できたとしても、寝て起きたらまた忘れてるので、次の練習のビフォーでまた修正して、と、それを何回も繰り返し改善していかなければなりません。とてつもなく長い道のりです。頑固なタチの悪さ。



 



どうせ大学生にもなって、こんなイージーミスに頭を抱えているくらいなら、幼い頃にもっとパスやキックの練習をしておけばよかった。1日5時間くらい。そもそも僕の中ではイージーミスではなくディフィカルトミスだ。「厄介な」という意味ではトラブルサムミス。略してトラミス。トラミス、ティラミス、、、



 



などと練習中考えているとまたイージーミスをします。タチが悪いです。いや、タチが悪いのは僕の集中力かもしれません。「イージーミスを恐れない」この課題を乗り越えるために毎回の練習で一つずつ何かを掴んでいきたいなと思います。



 



 



最後まで読んでくださりありがとうございました。



 



次は、いつもミスなき華麗なプレーをする玉代勢さんにバトンを渡します。以前、玉代勢さんにハンデとして10kgの重りを付けてもらって腕立て対決をしたのですが、普通に負けました。今度は20kgの重りを背負ってもらってリベンジマッチしたいです。

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