ラグビー部リレー日記

主務として

投稿日時:2013/06/22(土) 15:32

今年度の目標に「対抗戦Aに昇格できるチームを作る」と書いた。

昨年12月の京大戦後に主務に就任し、考えた。
主務になったからには、一選手としてだけでなく、主務として組織運営の要としてチームを勝利に導かなくてはならない。

主務には渉外、日程調整、関係者への連絡、会議の資料作成など数えきれまいほどの仕事が存在するが、それらの仕事をこなすだけではおそらく対抗戦Aに昇格できるチームを作る事はできない。最も重要な仕事は勝てるチームの文化をつくる事だ。

具体的には、組織の構成員全員が、誰かがやらなくてはいけない事を自分から積極的に行う事ができる組織を作る事を目標とした。言い換えれば、70人の組織の中で誰ひとり「自分ひとりくらい」とか「自分がやらなくても誰かがやってくれる」と考えない組織だ。
例えば、目の前にゴミが落ちていたとき自分から拾えるか、といった事である。
構成員全員にこの精神が根付けばチームは必ず強くなる。グラウンド外の普段の行い(文化)は必ずグラウンドに出る。
密集でのタックルやバッキングランにおいては、自分でいかなくても誰かがやってくれるかもしれない。タックルやバッキングにいくことは痛いし、疲れるし、失敗したら責任を問われるかもしれない。それでもリスクを顧みず自分から行動できるようなチームを作りたい。



チームが始動して半年、これまで規律の明確化や個々への声掛けを行うことで、チーム全体の規律への意識が高まっているのを実感している。練習後のグラウンドへの忘れ物は減り、部室の使い方は綺麗になり、自ら掃除するものも見られるようになった。

文化を根付かせるために最も重要な事は、主務として私が模範を示し続ける事だと考えている。全ては対抗戦A昇格のために、精進を重ねていく。


次のリレー日記は今日の部内マッチで華麗なトライを決めた岡本にお願いします。

4年 田中 遼平  

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