ラグビー部リレー日記

大事な気持ち

投稿日時:2015/06/08(月) 12:04

リレー日記をご覧の皆様、こんにちは。更新が大変遅くなってしまったことをお詫び申し上げます。
事務仕事でも力仕事でもとても頼りになる同期の藤永からバトンを受け取りました、2年マネージャーの豊原です。
最近は雨の日も増え、6月に入ったことを実感しています。

6月ということは、新入生が入部してくれてから1ヶ月ほど経ったことを意味します。私にとって、東大ラグビー部において初めての後輩ができてから1ヶ月経った今、思うことを書いてみようと思います。

1年とすこし前、入部したばかりのころ、先輩は絶対的な存在でした。1から10まで仕事を教えてくださり、困ったことがあればすぐに助けていただき、私がミスをしても怒るどころか優しく慰めてくださる、そんな神様のような存在だったのです。
そんな先輩方のもとでぬくぬくと1年間を過ごした私は、今年の4月、後輩を前にして、とても嬉しく思うとともに、正直なところ、すこし困惑してしまいました。仕事を教えるには、自分でするとき以上に完璧さが求められますし、後輩の前でミスばかりしているわけにはいかない、お手本にならなくてはいけないと思うと緊張します。けれども今までできていなかったことが急にできるようになるはずもなく、後輩に質問されたことに答えられない場面もあって、自分が情けなくなることが度々ありました。こんな私がマネージャーを続けていていいのだろうか、かえって後輩の悪いお手本になってしまうのではないかと考えたこともありました。

それでも、改めて今、私はこの部であと3年マネージャーを続けたいと思っています。それは、この1ヶ月でたくさんの大事なことに気付くことができたからです。
1つめは、先輩の偉大さです。テキパキ仕事をしながら私たち後輩にも優しく指示を出してくれるマネージャーの先輩、テーピングやマッサージなどに関して貴重なアドバイスをくださるプレイヤーの先輩の存在の有難みを、自分も先輩の立場になったからこそ改めて強く感じています。
2つめは、同期の大切さです。ちょうどこの春、すこし事情があり、同期でいろいろと話し合う機会が何度かあったのですが、そうやって部のことに関して真剣に意見を交わせる仲間がいるというのは本当に幸せなことだと思いました。普段は恥ずかしくて絶対に言えませんが、同期こそが、今までも今もこれからも、がんばろうという気持ちの最大の原動力です。
3つめは、後輩の可愛さです。食事に関してアドバイスをしたら次の食事でそれを取り入れてくれたりするプレイヤーの後輩も、仕事を説明したら元気よく返事をして一生懸命に取り組んでくれるマネージャーの後輩も、本当に可愛くて仕方がないです。
そしてなにより、東大ラグビー部が大好きだという自分の気持ちです。くだらない話で盛り上がる日常も、強くなるためにみんなが真剣に努力する日々の練習も大好きです。試合前に選手が円陣を組んで部歌の最初の1節を歌うのを聴くときのゾクゾクするような気持ち、負けた時の悔しさ、勝った時の喜び、様々な熱い感情を与えてくれるラグビーというスポーツが大好きです。自分がプレーすることはできないけれど、だからこそ部のために何ができるかを必死で考える、マネージャーの仕事が大好きです。優しくて素敵な、先輩・同期・後輩が大好きです。

後輩が入って1ヶ月、私よりも全然もの覚えが良くて有能な後輩たちに、「負けた……。」と思うことは多々ありますが、1つだけ、この部が大好きという気持ちだけは絶対に負けないと胸を張って言えます。私の大好きな言葉で、サン=テグジュペリの『星の王子様』に出てくるキツネが王子様に言うセリフがあります。次のようなものです。

「あんたがあんたのバラの花をとてもたいせつに思ってるのはね、そのバラの花のために、費やした時間があるからだよ。」

このキツネが言うように、私は、部のことを考えて過ごした1年間ぶんの大好きな気持ちを持っていますし、これからも時を過ごすうちにどんどん好きになっていくんだと思います。だから、この気持ちだけは絶対に後輩には負けません!もちろん、仕事の面でも負けないように頑張ります!!

思いのほか長文になってしまいました、申し訳ありません。
次は、頭がよく足が速い上に、いつでも変わらず優しく明るく接してくださる完璧すぎる憧れの先輩、3年の上田さんに回したいと思います。上田さん、よろしくお願い します!

 

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