ラグビー部リレー日記

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悔しさ→力

 written by 川端 拓郎 投稿日時:2017/07/04(火) 09:41

DLでお世話になっている3年の清水さんからバトンを受け取った1年の川端です。初めてリレー日記を書くということで身の引きしまる思いです。拙い文章ですがお付き合いください。

僕がラグビーを始めたのは3歳のときで、もうラグビーとの付き合いも16年目に突入しています。始めたきっかけはラグビースクールに通い始めた3歳年上の兄について練習に行き始めたことで、その当時の記憶はほとんどありませんが、そのときは遊びのひとつとして楽しんでいたことは覚えています。
それから今まで15年間ラグビーを通して様々な経験をしてきました。その中でも悔しいことや思い悩んだことをは忘れられないもので今でも鮮明に覚えています。小学校5年生のとき、県大会の最終日の最後の試合ノータイムで逆転され2点差で負け、その大会で優勝を逃しました。中学校では体が小さくて主にフィジカル面で思い通りに通用しなくてすごく思い悩みました。高校では副主将を任されたのに肩の怪我で最後の1年間は練習試合も含め計4試合しか出れず、最後の大会も思うように自分のプレイができなかったのを覚えています。このように悔しい思い出は多々ありますが、特に節目(中学引退や高校引退など)にそのような思いをすることが僕は多かったです。その度に思い出すのはラグビースクール時代のコーチの言葉です。「ラグビーでした悔しい思いはラグビーでしか取り返せない。」この言葉がいつも新たな決意を生み、そしてまたラグビーを続けようと決心させてきました。
まだ大学は入ったばかりで引退までは3年半あります。今までした悔しい思いを忘れず、そしてそれを取り返せる密度の高い、充実したラグビー生活を送れるよう精進していこうと決意を新たに大学でも頑張ります。

お読みいただきありがとうこざいます。次は肩脱臼フレンドである3年の望月さんにバトンを回します。

ある横綱の話

 written by 清水 快 投稿日時:2017/07/01(土) 22:33

最近練習後の本郷キャンパスでも遭遇しがちな同期の三浦からバトンを受け取りました、3年の清水です。

 

一か月ほど前に同期の藤平もテーマにしていましたが、私も彼と同じように相撲が好きです。来週末から名古屋場所が開催されるということで、早く始まらないかと楽しみに待っているところです。

現在の大相撲は年間6回本場所が開催されていますが、名古屋場所はその中で一番歴史が新しく、昭和33年に本場所に昇格しました。新しいとは言え、もう60年ほども昔の話です。その第一回名古屋場所を制したのは“土俵の鬼”と謳われた横綱若乃花でした。122敗同士の楽日決戦、横綱栃錦をぶん投げて優勝を決めた一番はYouTubeにも上がっているのでぜひ見てみてください。

若乃花は戦後最軽量の横綱で、体重は105kgしかありませんでした。これは全72人の歴代横綱の中でも2番目の軽量です。その体で現代の力士と比べて遜色ない体格を誇った当時の上位陣と真っ向勝負で戦うことができたのは、テコでも動かないと言われた非常に強い足腰ゆえでした。

最近の力士は大型化が進み、いまでは幕内平均体重が160kg程度にまでなっています。隆々たる上半身とは裏腹に、それを支える下半身にはほとんどの力士が問題を抱えています。近頃は下半身の鍛錬が足りない、とは相撲中継で頻繁に聞くコメントです。

若乃花の肉体は、小柄ながら無駄なものは一切ついていないという印象を受けます。ボディビルダーとはまた別種の、筋骨隆々で鍛え上げてきたことが一目でわかる強靭な肉体でした。包帯などはどこにも見当たりません。そしてそれを支えた足腰の強さが軽量の若乃花をして、60年後の相撲とは無関係な大学生でも知っている名横綱たらしめたのでした。

下半身の筋肉は上半身に比べて目立ちませんが、ラグビーにおける重要性も当然高いものです。この日記を書きながら、自分もこれまで以上に下半身強化に取り組もうと気持ちを新たにしているところです。

 

お読みいただきありがとうございます。次はすでに長いラグビー経験を持ち、今後がさらに期待される1年の川端にバトンを回します。

ライオンズシーズン到来!

 written by 三浦 太郎 投稿日時:2017/06/29(木) 11:10

頼れる四年生マネージャーの竹村さんからご紹介いただきました、三年生の三浦です。

今年は待ちに待ったドリームチームとも言えるBIL(British Irish Lions)のシーズンなので、今回はそれにまつわる話ついて書いてみたいと思います。

ご存知の方も多いかとは思いますが、ライオンズは4年に1度しか結成されないオールスターチームです。しかも今年はそのライオンズが、私の大好きなニュージーランドに12年ぶりに遠征する年ですので、個人的に大変特別なシーズンとなっています。

ライオンズのメインの試合は、オールブラックスとのテストマッチですが、それらの前に行われるスーパーラグビーのチームとの試合も非常に見応えのある試合でした。

そんななか、印象に残っているのが、ライオンズとブルーズの一戦です。
ブルーズはここ何年もスーパーラグビーでの成績が低迷していました。
そんななか、チームの威信をかけてライオンズ戦に挑んだことは間違いありません。
結果はブルーズの勝利、素晴らしい試合でした。

特に働きぶりが目にとまったのは、スター選手として有名なソニービルウィリアムズです。
これまでは派手なプレーが目立ち、オールブラックスでもインパクトプレーヤーとして途中出場の多い選手でした。
しかしこの試合では違いました。
身体を張った献身的なプレーから目立たない地味なプレーまで、まさに12番に相応しい選手でした。

彼を変えたものとは一体なんだったのでしょうか。
そのひとつの要因と言えるのは、環境の変化だと思います。
2015年のRWCを最後に絶対的なオールブラックスの12番、ノヌーが代表を引退しました。
それにより12番のジャージをソニービル自身が着るという自覚、自負がより一層強くなり、彼をさらに素晴らしいプレーヤーへと変化させたような気がします。

さて、我々学生スポーツは毎年必ず世代交代が訪れます。
おそらく現在三年生の私の代も、来年四年生となり、最高学年の自覚によってより成長できると思います。
しかし学生スポーツはプロと比べ、格段に時間がありません。四年生になってから成長し始めたのでは、満足な成長を遂げる前にシーズンが終わってしまうでしょう。

幸いにも私の同期はAチームのジャージを着られてきるプレーヤーが多くいます。
だからこそ、チームの中心になるという意識をもう一度確認すべきでしょう。
そうすれば今のうちから、より一層の成長を成し遂げられると考えています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次は同期との飲み会を何よりの楽しみとしている清水に回します。

大切なのは

 written by 竹村 明香里 投稿日時:2017/06/22(木) 22:31

 2年生ながらもチームのために体を張っている野村からバトンを受け取りました、4年マネージャーの竹村です。

 部活では最高学年となった私も、学業面では研究室という新しいコミュニティーに所属し最下級生になりました。今回はその中で感じたことを書こうと思います。

 当研究室は人に自慢したくなるくらい良い研究室です。それは研究員間のコミュニケーションが活発で、協力的でありながらも自然と切磋琢磨し皆が自発的に頑張るという環境が形成されているからです。その根底にあるのは信頼関係だと思います。研究室配属からたかだか数カ月でどうして私が先輩方を信頼できたのか考えてみたところ、それは毎朝おはようと挨拶してくれることであったり、何かを探している素振りを見せるとどうしたの?と声をかけてくれることであったり、作成担当の試薬を作っているだけなのにありがとうとわざわざ言ってくれたり、というほんの些細なことの積み重ねだと気付きました。そして、部活で上級生になって久しく、忘れてしまっていたのですが、下級生の頃は先輩からの些細な声掛けが嬉しかったことを思い出しました。

 我がラグビー部では現在コミュニケーションの活性化が部の強化に重要だと考えています。縦割りの少人数グループ(通称スモブラ)をつくって週1回話し合いの場を設けたりと策が練られていますが、人と人を繋ぐのはそんな大層なことではなく、日々のちょっとしたやりとりだと思います。
 新しいコミュニティーに属して得られたこの経験をラグビー部にも還元するために、まずは自分から声掛けを徹底していきます。初めは意識的に、次第に意識せずに自分にとっての当たり前になればと思います。そしてラグビー部を円滑なコミュニケーションを行うことが出来る集団にしていきたいです。

 最後までお読みいただきありがとうございました。次は口の悪さとは裏腹に、性根は真面目で優しい3年三浦にバトンを繋ぎます。よろしくお願いします。

恩返し

 written by 野村 湧 投稿日時:2017/06/18(日) 23:55

今年は未経験者が少ない中頑張っている小田君からバトンを受け取りました、2年の野村です。

このリレー日記を書いている6月18日、フロントローとロックのOBの方々に開催していただいた前5会という食事会に参加させていただきました。おいしい焼肉をごちそうしていただき、とてもおいしかったです。ありがとうございました。

このような機会などを通じて、いつも感じることがあります。それは、僕ら東大ラグビー部は本当にたくさんの方々に期待され、応援され、支援していただいているということです。応援してくれる家族、友人、忙しい中来てくださる監督、コーチ、トレーナーの方々、試合や練習に参加してくださったり様々な面で援助してくださるOBの皆様、共に目標に向かうチームメイト、数えきれないほどたくさんの人たちのおかげで僕はラグビーができています。この感謝は言葉で伝えきれるものではなく、プレーで期待に応えることで感謝の気持ちを感動で恩返ししたいと思うところでありますが、自分自身中々上手くいかないこともたくさんあり、恩返しはまだできていません。結果はすぐに出るものではないので、さらに努力し続けなければならないと思います。自分だけのために頑張ることは難しいですが、これだけたくさんの人たちに期待していただいているので、一日一日の練習に気持ちを入れて頑張りたいと思います。

最後に、特に今日は父の日なのでいつも期待しサポートしてくれる父にラグビーで結果を出して恩返しすることを誓い、明日からも頑張りたいと思います。

次は、僕ら後輩にとても優しく、頼りになる4年の竹村さんにお願いします。
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