ラグビー部リレー日記

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生きるということ

 written by 森下 幸志朗 投稿日時:2017/06/02(金) 23:48

農学部の後輩になると思っていた藤平からバトンを受け取った、四年の森下幸志朗です。

テストも就職活動も一段落し、ひとまず安堵しているところです。

就職活動をしていると、普段からお世話になっているOBの方だけでなく、あまりお会いすることのないようなOBの方々からも様々なご支援をいただいていることが実感でき、感謝に堪えません。この場をお借りして御礼申し上げます。

 

就職活動は、自分の人生、生きるということに真剣に向き合い、今までとこれからについて熟慮するいい機会だったと思います。

私の好きな詩の中に、谷川俊太郎さんの「生きる」という詩があります。有名なドラマで取り上げられたり、小学校の国語の教科書に載っていたりするので、ご存じの方も多いのではなかろうかと思います。

その中の一節に、

 

人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ

 

というものがあります。人が生きているということは、他の誰かのことを想い、繋がっているということだと私なりに解釈しました。これを自分に落とし込むと、私という存在は、家族や友達、ラグビー関係者など今まで関わってきた全ての人の想いやつながりによって生かされているということだと思います。

今生きるということは、そのようなつながりを実感しながら、ラグビーに若さを燃やすことだろうと思います。本気でラグビーに取り組み、秋に勝って泣くためです。そのためには、仲間と真剣にぶつかって、勝ちに対して貪欲になる必要があります。私は生来、人と軋轢を生むのが嫌いで、相手が不機嫌にならないよう言葉を選んで遠慮しながら発言していました。しかしながら、本気で勝ちたいならば、グラウンドでは妥協を許さず、嫌われる存在でなければなりません。後悔しないように、自分にも周りにも厳しくありたいと思います。遠慮せず、本音をぶつけ合えるような仲間になることが、想いやつながりを太くし、濃く生きることになるのではないかと思います。

 

長文駄文をお読みいただきありがとうございました。次は、イケメンでラグビーも上手な期待の新人、国学院久我山高校出身の倉上にバトンを回そうと思います。

稽古は嘘をつかない。

 written by 藤平 遼 投稿日時:2017/06/01(木) 23:16

 高校時代からの彼女がいる角田さんからバトンをもらいました、顔に出やすい3年の藤平です。何を書こうか迷ったのですが、昔から好きでよく見ている相撲に絡めて書こうと思います。

                 

 今年の初場所14日目、稀勢の里が初優勝を決めた。御年30歳、初土俵から15年目のことであった。その後、横綱に昇進し、春場所では左腕が麻痺するほどの大怪我を負いながらも2場所連続の優勝を決めた。その姿には、横綱としての意地、稀勢の里としての意地を感じた。

 しかし一昔前の稀勢の里を見ていた私は、失礼ではあるがまさか横綱になれるとは思っていなかった。前の稀勢の里はというと、大事な一番は必ずと言っていいほど落とすし、格下の力士たちにも勢いで負けてしまうことがたびたびあった。そのたびに解説の人からメンタルが弱いとか、大関としての自覚はあるのかなどと言われていた。その稀勢の里が今、横綱になり活躍している姿を見ると、私はすごく勇気づけられる。五月場所は怪我で休場してしまったが、また早く土俵に戻ってきてほしい。

 

 一方で私はというと、両肩の怪我の手術から復帰して約3か月。今はSOとして使われることが多いが、キックやタックルなど課題が多く残っている。復帰してからは大きな怪我も無く過ごせているので、たくさん練習してしっかりゲームメイクができるプレーヤーになりたいと思っている。

最後に一つだけ、話は戻るが、稀勢の里の師匠の故鳴門親方はことあるごとに「稽古は噓をつかない。」と言っていたそうで、稀勢の里もその言葉を信じて死ぬほど稽古をつけていたそうだ。僕もこの言葉を信じて頑張っていこうと思う。

 

お読みいただきありがとうございました。
 次は、最近、就活にテストにと忙しそうな毎日を送っている4
年の森下さんに回そうと思います。

気持ちと習慣

 written by 角田 慎之介 投稿日時:2017/05/29(月) 19:44

いつも試合の時に素敵な写真を撮ってくださるマネージャーの壇辻さんからバトンをいただきました、2年の角田慎之介です。

 最近、練習中に一生懸命やっていたつもりのことであっても、練習後にその日の練習を振り返ってみると、もう少しできることがあったんじゃないか、気持ちが足りてなかったんじゃないかと思うことが度々ある。どうしたら自分は毎日の練習で最善を尽くすことができるようになるだろうか。今日はその方法について考えようと思う。

 練習中に気持ちが入っていない、気持ちを入れろという声がかかることがあるが、そもそも気持ちとはなんだろうか。ここでいう気持ちとは言い換えれば気合、モチベーション、やる気となるだろう。短絡的に考えれば毎日の練習に100パーセントの力で取り組むには毎日モチベーションを高く保ち続けることが大事ということになる。

 しかし、やる気、モチベーションといわれるものは目に見えるものではなく、自分で完全にコントロールできるものではないと思う。確実に毎日力を出し切るにはやる気にだけ頼っていては駄目なのではないか(もちろんモチベーションが高いに越したことはないが)。

では、モチベーションが高いときも低くなっているときも同じように練習に取り組むにはどうするべきか。今の自分が考える答えは、全力でやることを習慣にするということだ。きつい練習に取り組むときでも出し切ることが当たり前という習慣作りをしていきたい。言葉にするのは簡単だが、これはとても難しいことだと思う。これから、自分にある甘い部分を許さないという習慣をつけていきたい。

思いつくままに書いたためとりとめのない文章になってしまいましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。次は最近彼女ができて楽しそうな3年の藤平さんにバトンを渡したいと思います。

私のフルスロットル

 written by 壇辻 恵見 投稿日時:2017/05/26(金) 17:55

口下手なところもありますが、しっかりチームをまとめてくれている主将の松永からバトンを受け取りました、4年マネージャーの壇辻です。
私は、農学部に所属していて、この春から研究室に所属して、卒業論文に向けて実験など研究活動を行なっています。
配属先が決まった後も、研究室という未知の場所に対して、4月になる前は不安でいっぱいでした。
知識がなさ過ぎて先生や先輩方に呆れられたらどうしよう、失敗してしまって迷惑に思われたらどうしよう、と既に完成されているコミュニティに新人として入ることに一人悶々と考えていました。

しかし、いざ始まってみると、先生も先輩方も何も分からない私に対して、色んなことを一から優しく教えてくれたり、些細な疑問にも真剣に答えてくれたり、オフの時間にはフランクに楽しいおしゃべりをしたり、とても過ごしやすく、すぐに馴染むことができました。
研究内容や実験の方法など、まだまだ分からないことはたくさんありますが、意欲的に取り組むことができる環境であると感じています。

たとえば新人の私たちに対して先輩方がいつも気にかけてくれて、困っているときには声をかけてくれること
合間の時間に話を振ってくれて、楽しいおしゃべりの輪に入りやすくしてくれること
研究内容について、新人の私たちの意見についても良い点悪い点について真剣に考え、積極的に取り入れようとしてくれること

研究室の雰囲気が良いと感じたことを挙げてみると、研究室に限らずどんなコミュニティでも意識ひとつで行うことができることばかりです。


研究室では何も分からない新人の私ですが、一方のラグビー部ではついに最高学年、チームを引っ張っていく立場になりました。
グラウンド上で後輩にかっこいい背中を見せ、お手本になるプレーでチームを引っ張っていくのは、同期と頼もしい後輩プレーヤーたちにお任せして、私は日々研究室で感じている過ごしやすさや充実した活動を行える環境の良さを、ラグビー部を選んでくれた一年生のみんなにもより強く感じてもらえるような部活の雰囲気作りに、フルスロットルで取り組んでいきたいと思います。

次は、よく通る美声の持ち主である二年生の角田くんにバトンを回します。
 

チームスポーツ

 written by 松永 迪之 投稿日時:2017/05/25(木) 13:28

五月祭で久しぶりに会った人から「デカくなったね」と言われて少々浮かれていた平田よりバトンを受け取りました今年度主将を務めます松永です。
彼にはしゃぶしゃぶでも食べてもっともっと大きく成長してもらいたいと思います。

ぼんやり何を書いたものかと思っていた時にふと去年はどうだったか気になって遡ってみた。思い返せば懐かしいようなこと、忘れかけていたこと、再び気づかされること様々ありなかなか面白い。そんな中で気になったことがある。
去年のこの時期、「無責任なプレー」が一つ問題となっていた。それは誰かが必死にゲインしたのに次のプレーで簡単にボールを下げてしまうことだったり、誰かが体を張って相手を止めたのに次のフェイズで簡単に抜かれたりするということだ。つまりは仲間の努力を無に帰するようなプレーのことである。これは味方のチャンスを潰し、ピンチを招く重大な問題だ。
今はどうか。このようなことは起きていないだろうか。起きていないとはとても言えないだろう。せっかく敵陣深く入っても簡単にボールを失い、誰かのナイスタックルも単発で終わる、思い当たる節がありすぎるくらいだ。チームスポーツであるラグビーでは自分がいいプレーをすることも大事だが、それ以上に仲間のプレーに応えるプレーが重要だ。仲間が前に運んでくれたボールを自分がさらに推し進める、たとえボールを持たずともいいサポートで応えることができる。仲間のいいタックルに反応してターンオーバーまで持っていく、一人では無理でも自分が反応したことでそれに反応した仲間がサポートしてくれる、その確信が後押しする。時にはミスもあるだろう。ミスしたら死ぬ気で取り返せばいい。誰かがミスしたらみんなで取り返せばいい。せっかく15人もの人間が集まって勝つために死力を尽くすチームスポーツなのだ。アタックもディフェンスも一人一人が勝手にやるものではない。このような心境でありたいものである。

こんなことを書いていて思い出したことがある。
かつて高校2年の時、自分は大きなミスをした。キックチェイスで相手のキーマンを前にしながら油断し、あっさり抜かれ、そのままトライを取られた。勝てば大金星とも言える強豪相手に後半残り1分までリードを保っていた矢先のことである。そのトライによって逆転を許しラストワンプレーとなった。私はインゴールで下を向き自責の念に苛まれていた。しかし、先輩たちは誰も諦めてはいなかった。その気持ちに後押しされ、このキックオフで死ぬ気で取り返さなければならないと思った。今までキックオフで競り勝ったことなどないのだが、訳も分からずがむしゃらにボールを追いなんとか奪った。そのボールは次のフェイズでトライまで運ばれた。ノータイムでの逆転、自責の念は残りつつも勝利の喜びが全身にこみ上げた。そしてこの試合は忘れがたい思い出となった。
長々と語ってしまったが、要するにみんながチームのために力を尽くせるようなチームにしたいと思ったということだ。そうして得た勝利は格別だろう。やはりラグビーは面白い、そう思えるだろう。そんな思いを胸に一つずつ成長していかねばならないと気を引き締めるこの頃である。

思うままに書き綴ったまとまりのない文章失礼しました。次は総務の長をも務め、カメラを手に貴重な瞬間を残してくれる同期の壇辻に回します。
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