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ラグビー部リレー日記 2017/7
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自信
投稿日時:2017/07/29(土) 21:37
2週間の夏オフもいつの間にか過ぎ去り、夏シーズンが始まりました。そこで春シーズンの練習中にやっていたことについて書かせていただこうと思います。
僕を含め3年BKはこの春シーズン個人個人その日意識することを定めながら練習をしていました。それは普段みんなが意識しようと言っているような簡単なことです。しかし意識すべきことはたくさんあり、いっぺんにそれらを全てこなそうとするとなかなか難しいですが、一つだけに決めるとちゃんと意識することができます。またお互いにその日の目標を共有しあうことでその意識はさらに強められます。そうして意識通りにプレーがいくと自信がついていきます。この自信の積み重ねにより次第にあまり意識せずともできるようになり、プレーが洗練されていき、判断も速くなっていきます。このように自信というものは大事で、もちろん実力に裏付けられたものが理想なのですが、例えそれが根拠のないものであったとしてもとりあえず"自分はできるんだ"というような自己暗示的な自信でももつことが大切だと思います。
ですから、春シーズン終盤はなかなか練習がうまくいかずチームの雰囲気がよくない時もあったのですが、これからはいいプレーがあったらお互いに褒め合い、皆が自信をつけていけるようないい雰囲気で練習をやっていけたらと思います。そうして秋の対抗戦では全員が自信に満ちてグラウンドに立っていることを願い、私のリレー日記とさせていただきます。
まとまりのない文書でしたが、お読みいただきありがとうございました。
次はステップがキレキレと噂の期待の新人、藤井に回します。
武器の伸ばし方のひとつ
投稿日時:2017/07/26(水) 22:16
河本さんからバトンを受け取りました一年の松井です。
意気揚々とラグビー部に入部しましたが、早速5月半ばに鎖骨を折ってしまいました。まだまだ身体が軟弱だったため起こるべくして起こったような怪我でした。今は昔。現在は快調に飛ばしています。
関わっていただいた医師の方、両親、先輩、友人に心から感謝します。
最近、哲学者の千葉雅也さんに関する記事(http://bunshun.jp/articles/-/3278)を目にしました。彼は教養を学ぶ生徒に、複数の分野を同時に学んでいるという意識を持ちながらそれらを貫く総合的な視点、言い換えれば共通の取り組み方を見出すことを勧めたようです。これはもしかして、身近な学問で得た新しい概念がラグビーに応用できるかもしれないということなのか。学問以外では例えば「スポーツ」という共通の括りでラグビーとサッカーを横断すると、12年間のサッカー経験は無駄のない練習を考察することを容易にしますし、実際の技術においてもある程度の応用が効くように思います。自分が部、試合の中で最も機能する役割は何か、また、そこをどう伸ばすか。自分に特有の経験を生かしつつ、学生生活を送りながら千葉さんが言う「自分なりのメタゲーム」を展開し無敵になっていこうと思います。
走ってはならず、ウエイトもしてはならない。それどころか右手がしばらく機能せず勉強もできない。この特殊な春シーズンで周りの東大生にもラグビー部同期にも確実に差をつけられました。
必ず追いつきます。
藤原さん心配かけてごめんなさい。
次は優しい顔の荒木さんにバトンを回します。
ラグビー部物語
投稿日時:2017/07/23(日) 20:04
先日、アメトークの漫画芸人で有吉とケンドーコバヤシが柔道部物語という漫画を紹介していました。ご存知かもしれませんが柔道部物語はYAWARAと並んだ柔道漫画のレジェンドです。私は中学高校と柔道部に所属していたので部室に柔道部物語が転がっており何回も読みました。
中身を少し紹介させてもらうと主人公である親にふざけて名前をつけられた三五十五が持ち前のセンスと負けん気の強さで勝ちまくるというものです。また練習内容も独特で自分は天才で強いということを信じ込むため「俺って天才だー!!!」と叫ぶという練習があったり、天才過ぎると困るといって「俺ってバカだぜぇー!!!」と叫んだりとむちゃくちゃです。もといじめられっこだが暴君になってしまった超努力家のライバルや柔道はくそ弱いけどセッキョーというしごきのときだけ異常に張り切る先輩、サボるのが天才的でキャプテンになるために後輩にお好み焼きをおごる同期、天才でオリンピック候補にもなったが腹筋ができない顧問、超かわいい(設定はかわいいらしいがまったくかわいく見えない)間抜けな彼女などとキャラが凄くてげらげら笑いながら読めるスポーツ漫画の傑作ですので皆さんもぜひ手にとってみてください。また現在女子柔道部物語も連載中なので見てみてください。私としては柔道部物語のような傑作がラグビー漫画で出てきてほしいと思っています。
漫画の紹介はこれまでにして本題に入ると、私はラグビー部に入ってもう三年たちそして四年の春シーズンも終わりました。今まで合宿、定期戦、対抗戦などいろんなことがありましたが、きつかったり楽しかったりうれしかったり色々なことがありました。しかしもう半年しかなく、すべてのイベントに「最後」というのがついてまわります。ですので悔いがないようにこれから「俺って天才だぜぇー」精神で日々全力フルスロットルで自分のラグビー部物語を作っていきます。
拙い文章でしたがお読みいただきありがとうございました。次は私と同じ未経験で元サッカー部の松井君にまわします。
正反対のフロントローに挟まれて…
投稿日時:2017/07/21(金) 22:33
現代ラグビーに必須の走れるフロント山口からバトンを受け取りました。3年の前川です。
先日春シーズンが終了しプレーヤーたちは各々の試合でのパフォーマンスなどをしっかり振り返っていることと思います。そこで僕も春シーズンどれだけこの部活に貢献できたかを振り返ってみると、不用意な反則は春シーズン当初に比べて格段に減少した印象がありますが、二つもレッドカード相当のプレーが出てしまったことは僕にとって大きな失敗でした。
一つ目は駒場WMM戦での同じプレーヤーによる二枚のイエローカード、もう一つは九州大学戦での相手頭部に対するパンチングです。
レフリーの役割は反則を罰することでゲームに秩序をもたらすことは一つの役割ですが、大事な役割として反則の予防があります。ゲーム中にそれを行うのももちろんですが、特にチーム所属レフリーは普段の練習から反則の予防に努めるのが重要な役割です。それを果たせなかったことは僕の責任であると痛感しています。今思えば上記二つの反則は十分予測でき、防げたものであると思っています。その内容は割愛させていただきますが、レッドカードはディシプリンの問題ではなくもはやモラルの問題です。二度とこのようなことがないように頑張りたいと思います。
ですがここでレフリーの気持ちをちょっとだけ話したいと思います。
一枚目の選手と試合後に話したところ彼はこう言っていました。
「いや、公式戦ではやらないし練習試合だからいいだろ」
僕は彼の事を責めようとは思いませんし、大差をつけられたゲームで反則をしてでも相手チームの攻撃を止めようとする気持ちはわかります。
しかし、大きな視点で見てみると東大ラグビー部が強くなるためには15vs15でできる緊張感あふれた貴重な鍛錬の場が、カードが出ることによって奪われます。これはこの部活にとってとても大きなロスですし、チームの成長を著しく阻害する要因でもあります。
多くのレフリーは反則を減らしてできるだけオンプレーの時間を長くしよう、ディフェンス側の反則を減らして有効な攻撃をさせようと毎週研修会で集まり、日々研究を重ね、努力しています。ほんとにこんなことで反則防げるのかと思うような涙ぐましい努力からゲーム全体のマネジメントまで、小さな積み重ねが日本ラグビーの強化につながっていくと信じ、一人一人がプライドをもってやっています。その想いを東大ラグビー部がレッドカードなんかもらって先陣きって踏みにじっているのです。
東大ラグビー部はラグビーが日本に伝わってきた当初から日本ラグビー界をリードする存在です。僕たちは日本ラグビーを強くするためにラグビーに関わり、強くならなければなりません。外ならぬスイカの男たちの入替戦出場とAグループ昇格は日本ラグビー界に激震を与え、素晴らしい風を巻き起こすでしょう。Aグループ昇格はあくまで手段の一つにすぎません。プレーヤーはその誇りと責任感、そして大きなビジョンをもってプレーしてほしいし、僕はレフリー活動を進めていきたいと思います。
ここに至ってもタイトルの意味が分からない拙文をお読みいただきありがとうございました。
次は今年も合宿での大暴れが期待されている古き良き重量系フロント河本さんにバトンを渡したいと思います。
ラグビーの魅力
投稿日時:2017/07/17(月) 14:14
11月に高校ラグビーを引退してから5ヶ月間空いて東大ラグビーに入部し、改めてラグビーに触れると、中1でラグビーを始めた時に感じたラグビーの魅力というものを再び新鮮に感じとることができました。
では、ラグビーの魅力とは何でしょうか?
ラグビーに触れる人それぞれにそれぞれのラグビーの魅力が有ると思いますが自分にとってのラグビーの魅力は自分の「個性」を自分の仕方で活かせるということです
背が高い人が空中戦やコンタクト場面で活躍できるのはもちろんのこと、背が低い人も低い姿勢で敵に当たることで倒されずに済みますし、タックルも低く入ることができます
足の速い人はランで相手を抜けますし、足の遅い太い人はコンタクトの強さで相手を突破でき、スクラムでも活躍することができます
気が強い人は相手にどんどんタックルをかまし、冷静な人は良い場所にパスを放り、キックでエリアをとって活躍します
このようにラグビーではその人の「個性」が光り、その分ラグビーでは客観的に自分を見つめ直すことが必要です
自分の長所は何か?短所は何か?自分はどういうところで活躍できるのか?
このように自分のアイデンティティを、自分自身を絶えず見つめることができるのもラグビーの魅力かもしれません
そしてその過程で得た自己分析能力、得意分野を磨く能力というのはラグビーを辞めた後も自分にとっての財産になると思います
そんな素晴らしいラグビーをこの東大ラグビーで4年間楽しもうと思います
先輩方、そして支援してくださるOB会のみなさんよろしくお願いします
次は東大ラグビー部で最もW杯に近い男、3年の前川さんにバトンを回します
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