vs慶応 これが実力差

2006/05/28

春シーズンの大きな一つのターゲットとしてきた慶応大学との定期戦であったが、結果の通りの敗戦となってしまった。

試合開始からペナルティーを犯して自陣に入り込まれ、密集際で力負けしてしまいじりじりと攻め込まれる展開に。

そして前半8分に先制トライを許すとその後も攻め込まれ前半だけで4トライを奪われてしまった。

随所に好タックルやいいセービングは見られたが、流れを変えるまでにはいかず後半にも3トライを奪われ完敗してしまった。

 

いろいろな点での差を痛感する三笠監督

まず最初に定期戦及びアフターマッチファンクションを開催していただいた慶応大学蹴球部の皆さんに、
感謝申し上げたいと思います。

春シーズンの大きな目標のひとつとして臨んだ試合だったが、
接点、基本スキル、ひとつひとつの自分のプレーに対するこだわりといった精神面、全てにおいて、
自分達の練習でのイメージ作り・取り組みのレベルが低いことを教えてくれた試合だった。
この試合から多くを学び、ひとつひとつじっくりと意識高くやって行きたい。


 

ゲームキャプテンを務めた塩崎亮介

怪我人が多いなかだったが、とにかく勝ちにいった試合だっただけに負けてしまったのが悔しい。

一対一の勝負をテーマとして掲げてきたがタックル、ラックなどの接点、イーブンボールへの反応、集中力など多くの場面で相手のほうが上回っていたというのが率直な感想。特に接点のところのプレッシャーが強く練習でやってきたことが出せずに終わってしまった。普段の練習から試合を意識したプレーをしていかなければならないと感じている。

ただ一人一人は確実に成長しているので残りのシーズンを高い意識で過ごせばチームとして良くなっていくはず。

自分としては課題はまだまだあるが常にチャレンジャーの気持ちを持って練習していきたい。


 

アキレス腱断裂から無事復帰した日諸一樹

久々の試合は楽しかったけど、練習でできないことは試合でできる訳がない、そのことをあらためて痛感した試合でもあった。
試合の入りを良くすることや接点近辺での出足を速くするといったところを練習から常に意識していかなければ、ゴール前に迫っても取りきれないし逆に簡単にトライをとられてしまう。

篤志や靖人さんがいつも言っていることができていなかった。
僕自身としてはプレーの状況判断がおぼつかなかった。セットプレーやモールは後半からある程度感覚を掴めたのでもっとつめていきたい。
この試合は篤志が怪我でプレーできなくて、畑田も怪我人が出ればフロントをやっているという中でFW、特にバックファイブは一人一人の責任感が試されたと思う。結果は点数が如実に表しているけども、FWが篤志に頼りきりの状況から脱却する良いチャンスだとも思う。

このまま「篤志がいないから・・・」とは絶対にならないように練習から目の前のプレーに集中してやっていかなければならない。
自分自身もこれからの1ヶ月はポジションをかけた勝負の月になると思うので1対1の勝負にこだわりつつ、篤志や池田、畑田に負けないように取り組んでいきたい。

 

練習の重要性を感じる常深良太

今日の試合は去年の京大戦以来の久々の試合でした。春シーズンはこれまで肩の怪我と目の怪我で練習ができていなかったので、ミーティングなどで理解したことを出して、自分のできることを精一杯やろうと臨んだ試合でした。
しかし、試合では何もさせてもらえなかったという印象です。陣地取りに固執し、キックを多用しましたが、思うように行かず、ボールを回しても接点で負け、ミスを起こしターンオーバーされてしまいました。
みんなが練習でやってきたことを出せるようなゲームメイクができなかったのが悔しいです。
この試合では練習の大切さを痛感させられました。