終わりよければすべて良し!!
2007/01/05
終わりよければすべて良し!!
12月23日(天皇誕生日)に行われた伝統の一戦。
この前の週、京都大学は東大が春に大敗を喫した九州大学に勝利し、波に乗っていた。
一方、東大は対抗戦を3勝4敗と負け越し、名古屋大学との定期戦にも敗れるなど、
一ヶ月以上勝利から見放されていた。
京大有利と思われていたこの定期戦であったが、先制点は東大。
SOの紺野がラインアウト後のラックからそのまま仕掛け、相手のディフェンスラインを
ブレイクし、そのままトライ。(G成功 7-0)
一方、京大も得意の連続攻撃で東大のディフェンスを内に寄せて、外で余らせて
獲るというお手本のようなトライを返す。(G失敗 7-5)
東大が対抗戦で幾度もトライをとられたパターンだったことから、嫌なイメージが脳裏をよぎる。
しかし、次のトライも東大。
風上を利用してキックで敵陣まで入り込むと、そこからのセットプレイで相手を崩して、バックスでトライ。
このトライで嫌な流れを断ち切った。(G成功 14-5)
さらに、東大は連続攻撃からWTB上田がゴロパント。そのバウンドが東大に味方し、FB塩崎のもとへ。そのまま走りきり、ゴール中央にトライ。(G成功 21-5)
そして、敵陣ゴール前で得たPGを決めて、24-5で前半を折り返した。
東大は前半を最高の形で終え、後半も勢いそのままにいきたかったが、そんなに甘くはなかった。
後半、京都大学の怒涛の猛攻が始まった。
後半風上に立った京大はSOの伸びるキックで敵陣深くまで入り、得意のモールでトライ。(G成功 24-12)
しかし、その後すぐに東大もキックカウンターからWTB上田がゲインし、さらにCTB作山もゲインし、最後はHO金子がラック際を駆け抜け、そのまま独走でトライ。(G成功 31-12)
その後、東大は防戦一方状態。東大は粘りのDFでなんとか踏ん張るものの、京大のキックで自陣深くまで入り込まれ、
京大得意のモールでトライをとられる(G失敗 31-17)
東大もチャンスはあるものの、ペナルティやノックオンなどでチャンスをものにできなかった。
京大は東大のキック処理のミスをつき、11番がこぼれたボールをインゴールに蹴り込み、そのまま押さえてトライ。(G失敗 31-22)
さらに、連続攻撃で11番がトライ(G失敗 31-27)
その後、京大が怒涛の攻撃を仕掛けるも、東大がそれを凌ぎ切り、勝利をもぎとった!
目標を達成できず、苦しいシーズンではあったが、最後の最後の試合で勝利することができ、
4年生は笑顔で卒業できるのではないだろうか。
確実に来年につながる試合となった。
4年生お疲れ様でした。
試合後の感想
寺岡主将
久しぶりの勝利がとにかく嬉しい。セットプレーやキック処理などミス はたくさんあったし、後半はペナルティや風下の劣勢で主導権を握られ た。流れを変えるプレーがなかなかできなかったのは反省点だが、みん なよくタックルしてくれていたので正直追いつかれる気はしなかった。 AもBもラグビーを楽しむことができたと思うし、マネージャーた ちも勝利を喜んでくれた。シーズン最終戦でこういう試合ができたのは 本当によかった。
京都大学・湯谷監督のコメント
四連勝おめでとうございます。
三笠監督のblogより、喧嘩の三箇条(鉄則1:先手をとる 鉄則2:やられてもすぐやり返す 鉄則3:相手の息の根をとめるまですきをみせずぼこぼこにする)という記事を目にし、気後れしないように心掛けたが、先制を許してしまい敗れてしまった。
つめるディフェンスをやってきたが、それによって大外が弱くなるのをつかれ、
またキックディフェンスにおいては、風下にたったときに不利になってしまい、東大はよく考えてきた戦術をとっていたように思う。
卒業後も両校は一緒になる機会が多いので、友好を深められるといいと考えています。
来年はA昇格を目指してがんばりたい。
京都大学・北原主将のコメント
勝敗はほんの小さな差、気持ちの差だったと思う。
自身、一つのことにこれだけ熱中できたのは、ラグビーくらいであったので、最後敗れてしまい非常に残念だ。
今年の京大は5勝4敗という結果であり、やればできるということを一年生から三年生までわかったと思う。
来年こそはAリーグ昇格をはたし、東大との定期戦に勝ってほしい。
お互いに、来年もよい成績をとれることを祈っています。
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