ラグビー部リレー日記

ホモ・サピエンスザウルス

投稿日時:2022/06/09(木) 00:30

磯崎 竜之介くん お姉さんのご結婚、本当におめでとうございます。
今思い返せば、磯崎くんとの様々な思い出が脳裏を駆け巡ります。
練習後に汗拭きシートで体を拭いただけで電車に乗り込もうとする貴方を必死に止めたこと、風呂に入らない理由をなんとか作ろうと独自の理論を展開する貴方を冷めた目で見つめたこと。貴方も書いてくれましたが、入部直後に革靴とスラックスを貸したこともありましたね。貴方がこんなにも風呂に入らないと知っていたなら絶対に貸さなかったのに。今でも少し、心残りです。


どこで見たかは忘れましたが、「もし人間の、異性を惹きつける基準が背の高さだけだったら、今頃人間の身長は恐竜サイズにまで達している」という言説に触れたことがあります。なるほど確かに、背の高い遺伝子のみが後世に継がれて行くならば人間の身長も伸びるだろうし、あり得そうな話だな、なんて思いました。

仮にそうなら、どんな世になるのでしょう。牛乳がバカ売れし、全員がシークレットシューズを履き、街をゆく人々は皆、新弟子検査の時の舞の海みたいになるのでしょうか。公の場で自分の身長を見せつけることは不適切だとして、座ったままの生活がマナーとされる文化が出来上がるかもしれません。
退屈な会議が終わって伸びをしていると、「こら!君!身長を露わにするとはどういうことだ!」「うそ…あの人、意外と身長高くない?」といった会話が交わされることもありそうです。加えて、世代を経るごとに身長が伸びていくスピードも物凄いのでしょう。「あなたも成人ね。これはお母さんが成人式で着た振袖よ。着てみなさい。」→ビリッ!なんて悲劇は、日本各地での新年の風物詩となる気がします。


実際には、価値観も社会規範も時代と共に絶え間なく変動するわけですから、ずっと背の高さだけが異性を惹きつける基準であり続ける、なんてことはありません。ですが、もし社会情勢の変化が極端に鈍化し、このまま良いとされるものの基準が変わらなければ、年月が流れるにつれて人間は、だんだん美男美女で、性格が良くて、運動も勉強もできて、みたいな方向に進んでいくのかもしれません。「今の世の中には自分に釣り合う良いパートナーがいねえな!」なんて思ってらっしゃる諸兄は、数千年くらいのコールドスリープを試してみるのも一つの手だと思います。起きたらそこは、数千年の生存競争の果てに生まれた「なんでもできちゃう性格の良い美貌の人類パラダイス」です。きっとお眼鏡に叶う素敵な相手もいることでしょう。
ただ、気をつけなければならないのは、そこが「なんでもできちゃう性格の良い美貌の人類パラダイス」であるということです。無論、競争相手はこの上なく強力です。コールドスリープから目覚めたはいいものの、自分じゃ到底敵わないスーパー人間たちが周りであれこれするのを眺めているだけで一生が終わるかもしれません。ご注意を。


次は、最近アンダータックルの才能が覚醒の兆しを見せている同期の池田くんにバトンを渡します。彼のプロフィールを見ると身長が160cmとなっていますが、本当はもっと小さいのに盛っているのではないか?という根も葉もない噂があるようです。正義の男である池田くんがそんなことをするわけがないので、そんな噂を流しているやつには心底腹が立ちます。

 

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