ラグビー部リレー日記 2017/6

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ライオンズシーズン到来!

 written by 三浦 太郎 投稿日時:2017/06/29(木) 11:10

頼れる四年生マネージャーの竹村さんからご紹介いただきました、三年生の三浦です。

今年は待ちに待ったドリームチームとも言えるBIL(British Irish Lions)のシーズンなので、今回はそれにまつわる話ついて書いてみたいと思います。

ご存知の方も多いかとは思いますが、ライオンズは4年に1度しか結成されないオールスターチームです。しかも今年はそのライオンズが、私の大好きなニュージーランドに12年ぶりに遠征する年ですので、個人的に大変特別なシーズンとなっています。

ライオンズのメインの試合は、オールブラックスとのテストマッチですが、それらの前に行われるスーパーラグビーのチームとの試合も非常に見応えのある試合でした。

そんななか、印象に残っているのが、ライオンズとブルーズの一戦です。
ブルーズはここ何年もスーパーラグビーでの成績が低迷していました。
そんななか、チームの威信をかけてライオンズ戦に挑んだことは間違いありません。
結果はブルーズの勝利、素晴らしい試合でした。

特に働きぶりが目にとまったのは、スター選手として有名なソニービルウィリアムズです。
これまでは派手なプレーが目立ち、オールブラックスでもインパクトプレーヤーとして途中出場の多い選手でした。
しかしこの試合では違いました。
身体を張った献身的なプレーから目立たない地味なプレーまで、まさに12番に相応しい選手でした。

彼を変えたものとは一体なんだったのでしょうか。
そのひとつの要因と言えるのは、環境の変化だと思います。
2015年のRWCを最後に絶対的なオールブラックスの12番、ノヌーが代表を引退しました。
それにより12番のジャージをソニービル自身が着るという自覚、自負がより一層強くなり、彼をさらに素晴らしいプレーヤーへと変化させたような気がします。

さて、我々学生スポーツは毎年必ず世代交代が訪れます。
おそらく現在三年生の私の代も、来年四年生となり、最高学年の自覚によってより成長できると思います。
しかし学生スポーツはプロと比べ、格段に時間がありません。四年生になってから成長し始めたのでは、満足な成長を遂げる前にシーズンが終わってしまうでしょう。

幸いにも私の同期はAチームのジャージを着られてきるプレーヤーが多くいます。
だからこそ、チームの中心になるという意識をもう一度確認すべきでしょう。
そうすれば今のうちから、より一層の成長を成し遂げられると考えています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次は同期との飲み会を何よりの楽しみとしている清水に回します。

大切なのは

 written by 竹村 明香里 投稿日時:2017/06/22(木) 22:31

 2年生ながらもチームのために体を張っている野村からバトンを受け取りました、4年マネージャーの竹村です。

 部活では最高学年となった私も、学業面では研究室という新しいコミュニティーに所属し最下級生になりました。今回はその中で感じたことを書こうと思います。

 当研究室は人に自慢したくなるくらい良い研究室です。それは研究員間のコミュニケーションが活発で、協力的でありながらも自然と切磋琢磨し皆が自発的に頑張るという環境が形成されているからです。その根底にあるのは信頼関係だと思います。研究室配属からたかだか数カ月でどうして私が先輩方を信頼できたのか考えてみたところ、それは毎朝おはようと挨拶してくれることであったり、何かを探している素振りを見せるとどうしたの?と声をかけてくれることであったり、作成担当の試薬を作っているだけなのにありがとうとわざわざ言ってくれたり、というほんの些細なことの積み重ねだと気付きました。そして、部活で上級生になって久しく、忘れてしまっていたのですが、下級生の頃は先輩からの些細な声掛けが嬉しかったことを思い出しました。

 我がラグビー部では現在コミュニケーションの活性化が部の強化に重要だと考えています。縦割りの少人数グループ(通称スモブラ)をつくって週1回話し合いの場を設けたりと策が練られていますが、人と人を繋ぐのはそんな大層なことではなく、日々のちょっとしたやりとりだと思います。
 新しいコミュニティーに属して得られたこの経験をラグビー部にも還元するために、まずは自分から声掛けを徹底していきます。初めは意識的に、次第に意識せずに自分にとっての当たり前になればと思います。そしてラグビー部を円滑なコミュニケーションを行うことが出来る集団にしていきたいです。

 最後までお読みいただきありがとうございました。次は口の悪さとは裏腹に、性根は真面目で優しい3年三浦にバトンを繋ぎます。よろしくお願いします。

恩返し

 written by 野村 湧 投稿日時:2017/06/18(日) 23:55

今年は未経験者が少ない中頑張っている小田君からバトンを受け取りました、2年の野村です。

このリレー日記を書いている6月18日、フロントローとロックのOBの方々に開催していただいた前5会という食事会に参加させていただきました。おいしい焼肉をごちそうしていただき、とてもおいしかったです。ありがとうございました。

このような機会などを通じて、いつも感じることがあります。それは、僕ら東大ラグビー部は本当にたくさんの方々に期待され、応援され、支援していただいているということです。応援してくれる家族、友人、忙しい中来てくださる監督、コーチ、トレーナーの方々、試合や練習に参加してくださったり様々な面で援助してくださるOBの皆様、共に目標に向かうチームメイト、数えきれないほどたくさんの人たちのおかげで僕はラグビーができています。この感謝は言葉で伝えきれるものではなく、プレーで期待に応えることで感謝の気持ちを感動で恩返ししたいと思うところでありますが、自分自身中々上手くいかないこともたくさんあり、恩返しはまだできていません。結果はすぐに出るものではないので、さらに努力し続けなければならないと思います。自分だけのために頑張ることは難しいですが、これだけたくさんの人たちに期待していただいているので、一日一日の練習に気持ちを入れて頑張りたいと思います。

最後に、特に今日は父の日なのでいつも期待しサポートしてくれる父にラグビーで結果を出して恩返しすることを誓い、明日からも頑張りたいと思います。

次は、僕ら後輩にとても優しく、頼りになる4年の竹村さんにお願いします。

ラグビー部との出会い

投稿日時:2017/06/17(土) 20:23

超名門校出身、超重量級の3年生川北さんから受け取りました1年の小田です。やはり超名門出身なだけあり、僕にとっては川北さんの日記はレベルが高すぎました(難しかったです…汗)。

 

僕は今年入部した新ラグビー部のプレイヤーの中では14人中たった2人の未経験者です。そんな僕がラグビー部に入部しようと思うに至った経緯をまずはお伝えします。

大学入学当初の僕は部活に入る気はなく、どこのサークルに入ろうかと迷っていました。そして、勧誘のビラ整理をしていた時に、ラグビー部の先輩に運良く捕まり、新歓練習などを通してラグビーの魅力を知ることが出来ました。

また、これまで部活をしてきた僕にとって“部活”という環境はとても親しみやすいものでしたし、同期の仲間、先輩方の雰囲気の楽しさや熱さというものにも引き付けられました。

そうした中で気がつくと、この仲間の元で4年間を過ごしたいと思うようになってました。これが僕がラグビー部に入部するに至った経緯です。

 

未経験であるため、もちろん当初は希望と同時に不安でいっぱいでしたが、今年は未経験者が少ない分、先輩方や経験者である同級生の仲間が、多くのサポート、多くのアドバイスをしてくれるので、今は不安も消えてきています。ラグビー部の仲間に感じている感謝の気持ちを、今後プレーで返せるように一生懸命頑張っていきたいと思います。

 

文章を書くことは苦手なのですが、僕の今の気持ちをしっかりと書き記せたと思います。読んでいただきありがとうございます。

 

次は、圧倒的な高さに加え、爽やかなイケメンであるため、多くの人を魅了してきた事であろう、またもや名門、明和高校出身の野村さんにバトンを渡したいと思います。

体感時間

 written by 川北 航平 投稿日時:2017/06/13(火) 19:53

 髪型と名前のわりに甲高い声の佐藤から受け取りました3年の川北です。

 先日21歳の誕生日を迎えました。先輩方によく、20を過ぎたら一年一年あっという間だし年をとることがどうでもよく感じる、と言われます。確かに自分でも20歳の誕生日がごく最近のように感じるし来年以降ますますそうなる感じがします。

 一般的に年をとればとるほど一年が短く感じると言われます。子供の頃の一年より大人になってからの一年のほうが短いのです。生まれてから20歳までの時間と20歳から死ぬまでの時間は、体感的には等しく感じられるらしいです。

 ではなぜそうなるのでしょう。いろいろ理由はあると思いますが、インターネットで興味深い仮説を見つけました。1歳の人から見れば、一年は人生の全ての時間に該当します。しかし2歳の人から見れば、人生の半分の時間でしかありません。21歳の自分から見ればわずかに1/21です。このように考えると、n歳の人にとっての一年は、その人の人生の1/nに感じると考えることができます。

 上記の仮説ももとに検証しましょう。ここでは考えやすいようにn歳のひとは一年を1/n年ですごすと仮定します(これを体感時間と定義します)。自分が日本人男性の平均寿命、81歳まで生きると考えます。この時の死ぬまでの体感時間の総和は

1/1+1/2+1/3+……+1/80+1/81

 で表せます。これを計算すると約4.98年です。

 先ほどの説を検証します。ここで生まれてから20歳までの体感時間の総和は

1/1+1/2+1/3+……+1/19+1/20

 となります。これを計算すると約3.60年です。

 つまり20歳までで人生の半分どころか約72%も過ぎてしまっている計算になります。ちなみにこの考え方では6歳までの体感時間の総和が2.45年でだいたい80歳までの半分になります。小学校入学までに人生は半分過ぎているのです。もちろんこれはこう仮定した場合の話で実際はおそらく違うでしょう。しかし年をとるごとに一年が短くなるのは本当のようです。

 ところで、この考え方を東大ラグビー部に当てはめるとどうなるでしょう。一年生、入部してすぐの頃は練習についていくのも大変、定期戦や合宿も初めてのことばかりで戸惑ったり苦労したりも多いでしょう。一年やりきって京大戦が終わるころには長い一年だなと思うと思います。実際自分も一年生はめちゃめちゃ長く感じました。

 しかし二年生、三年生と過ぎていくとどうでしょう。練習も試合も未知のものは少ない。年の初めには学年があがった、後輩ができたことを意識していてもだんだん慣れて感じなくなってしまうかもしれません。

 自分にとってはまさに今年がそうです。昨年は初めて後輩ができ、初めてスイカを着て、定期戦も対抗戦もただ見ていただけのものに出場しました。正直人生で一番充実した一年だったかもしれません。九大戦が終わった時も対抗戦が終わった時も、一年生の時のような感覚を味わいました。

 しかし今年は、気づけばもう6月です。あと4週で春シーズンも終わってしまいます。ここまであっという間というか、去年と変わらない感じですごしてしまったという反省があります。昨年はフィジカルもスキルも劇的に成長したとよく試合で感じていたが、今年はそれもほぼない。三年生になったからといって二年生の頃と何か大きく変わったわけでもない。Mind change がまだまだ足りていないと思います。

 先の体感時間の論理にもあるように、体感的には今年は本当に短いでしょう。だからこそ濃い一年にしなければならない。気が付けば何もできないまま対抗戦が終わっていた、そんなことにならないように日々過ごそうと思います。

 拙い文章ですが最後までお読みいただきありがとうございます。次は名門筑紫丘高校出身の一年生、小田に回したいと思います。

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