井上友 『気持ちで勝つ!』

2007/09/18

 

 

 

 

 

早くも対抗戦二戦目で武蔵大学と戦うことになった。去年は11月終わりの最終戦であったので、約十ヶ月ぶりの試合ということになる。そして自分を含め多くの選手がこの試合を待ち望んでいたと思う。

去年は屈辱的な敗戦だった。武蔵大学には勢いがあったのに対し、自分たちは受けてしまった。何度敵陣にいっても接点で負け、反則を犯してしまい陣地を押し戻される。自分も要らない反則を犯してしまった。攻め方もミスをした。相手の一番強いところにボールを運び、奪われた。ついには残り5分で逆転、ノーサイド。多くの応援団とともに勝利を分かち合う武蔵大学の選手たちを横目に自分は泣く事すらできなかったのを覚えている。

だからこそ今年は違うところを見せたい。自分は今年ディフェンスを意識して練習してきた。「意図を持って走れば仕事ができる。」このことを教わり、少しずつだけれど、試合の中でいい感触をつかむことができた。次に接点際で前に出ること。これができればチームに貢献できるディフェンスができる。

そして一番大事なことは気持ちだと思う。技術力で劣る東大は絶対に気持ちで負けてはならない。さらに一瞬の隙も見せてはならない。なにがあろうと最後の一秒まで全力で戦う。あの敗戦がどれほど悔しかったのか、それを日曜日にグランドで表現したい。